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病気と婚活

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いつもお世話になっております。

私自身が結婚しておらず、その悩みについてこちらでも随分と真摯にアドバイスを頂きました。その節は本当にありがとうございました。

恋愛をしたい、いずれ愛し合った人と結婚したいという思いは消えず素直に相談所に入会を考えるところまで来ました。

しかし、相談所では「あなたは非常に厳しい」という事で入会を断られてしまいました。

実は私はうつ病の病歴が有り、今は症状自体は治っていますが再発防止のために薬は飲み続けている状況です。「今薬は飲んでいますか?」との質問に対して「はい」と答えたところ、そのような回答を得ました。

その後色々調査しました。私の病歴では住宅ローンや保険の審査が通らないことも知りました。全く考えが甘かったと恥じております。

女性を愛すると言うことには女性を守ると言うことも入っていると思います。当然のことながら守るためには自身が健康であり、且つ十分な担保能力があると言うことも必要だと思います。

しかし、私にはそれはありません。
今までまともに恋愛が発展したことはありませんでしたが、後々になって相手の人に自身の病歴を伝え、相手に落胆を与える位であれば、今までまともに恋愛が成立しなかったこと自体は運命ではないかとも考えられるようになりました。

ご質問ですが、完璧な健康状態がない私が女性を愛そうとすることは無理があるでしょうか? 自分の身の程を知り、今後結婚を希望しないというのが正義でしょうか?

正直、女性も好きだというだけで男性と結婚する人はいないと思います。好きで且つ女性はその人の担保能力を大きく審査すると思います。

そうであれば、一生結婚は諦めるべき何だと今思って降りますが、感情はそんなに簡単に諦めさせてくれません。担保能力が無くても、女性を愛する方法はあるのでしょうか?素直に自分の愛を受けて入れてくれる女性に会いたいと思う気持ちを止められません。恥ずかしながら、あまりに厳しすぎる自分の運命に泣きました。

私の今後の人生に救いはあるのでしょうか?
ただ、理論的な帰結から自分自身には色々足りていないことは分かっていても、感情的には自身は幸せになりたいという気持ちを止められません。これは身勝手で不正義でしょうか?
不正義かもしれませんが、身勝手でも良いのでは?とつい考えてしまいます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人を愛することに正義もなにもないでしょう

人を愛することに正義もなにもないでしょう。そもそも正義とは人が考えた物差しにすぎない、人によって変化する不確実なものです。とても曖昧です。
そんなことより、あなたが女性と出会い、その人のことを好きになるかどうかということが問題なのでしょう。

愛とはそういう計らいなしに起こるものでしょう。損得ではないでしょう。最近は、条件を上げて損得で結婚相手を決める人がいます。
それは愛でしょうか。その条件に満たなくなったらサヨナラでしょう。

寂しいものです。人との出会いがある場に足を運びたくさん友達を作りそんな中で気になる人に出会えるかもしれません。

相談所が全てではないでしょう。全てはあなたの考えの上でこねくり回すことではないです。実際に人と出会うことです。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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質問者からのお礼

いつもお返事をありがとうございます。「実際に人と会うこと」というのは確かにそう思います。
私は感じた事実だけを書くと、恋愛が成立したことはなく、私が声をかけなければその人との関係性は維持出来ますが、その人に声をかけると皆私の前から逃げて行ったと感じてきました。

自分の何が駄目なのか、ひたすらそれを考え続けております。

何十年も自分の挑戦に対して結果が出ない。最近はすっかり諦めてしまっていました。

実際に人と会う、しかし何かしら関連を持つと人は逃げて行ってしまう、と感じています。
関連性を持たないことが、その人との関係性を維持すること、と思っています。

人と会う、実に本質的な問題です。

本問も含めて過去4問ご質問させて頂き、いろいろな方々にご回答を頂きました。ありがとうございます。
うまく言えませんが親に欲しいものを買ってもらえない子供がわんわん泣いている様と私は全く同じではないかと思えてきております。お嫁さんがほしーよー(泣)と。
なんだかとても情けないです。

情けないという事を気づけたことは良いことだと思いますし、重要なのは、再び泣き出さないことだと思います。

今、正法眼蔵など仏典の参考書を読み始めました。お坊様は皆さん、寒く、空腹で、眠くても厳しい修行をされると思います。私も今がつらくても耐えて前に進むことが必要と思います。

そして、欲しいものなら何に変えても努力をすべきだと思います。

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