失くした物への後悔
22歳の大学生です。私にはひとつの大きな後悔があります。それは、小さいころに母が作って持たせてくれたポーチを捨ててしまったことです。とはいっても、新しいものを物珍しく買っては、母のポーチを仕舞っており、常用していたわけではありません。
4年ほど前の引っ越しの際、多かった荷物や小物類を断捨離し、久方ぶりにそのポーチを出してきたのですが、なんだか古ぼけて見えたのか、私はもう使わないだろうと処分してしまいました。
そのことが、今になって深い後悔となり思い返されます。
年を重ねても持てるような大人らしいデザインで、とても素敵でしたし、何より心苦しくさせるのは、それはもうどれだけお金を積んでも買えるものではないことです。どんなにおしゃれな店の物も、母のくれたものに勝るはずがないと気付くのが遅すぎました。
今では母にとって細かい針仕事は骨折りなようで、思えばもともと、それほどまめに手作りをするでもなかったので、それが唯一の品でした。
けれども、処分してしまったことを母に打ち明けることもできず、かつての幼く、物を大切に思えなかった心ない自分を責めるしかありません。
この後悔は、どう対処すればよいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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打ち明けましょう。
まふゆさんこんにちは。
捨てたあと後悔することってありますよね。
その時の『勢い』は怖いものです笑
でもその『勢い』がないと片づけられないし、物が増える一方ですもんね。
それはそうと、
まふゆさんはポーチを捨ててしまった、事よりも
お母さんの愛情こもったポーチを捨ててしまったことをお母さんに打ち明けれていない、謝れていない。ことの方が辛いんではないですか?
言いにくい事だとは思いますが、
お母さまに正直に、打ち明けられてはいかがでしょうか?
断捨離をして捨ててしまったこと、それから大事なものを捨てたと後悔してきたこと、謝りたいのに言い出せなかったことなど。
お母さまに素直に打ち明けてみましょう。
そのうえで、
『もう一度お母さんのポーチが欲しいなぁ。今度は大事にするから。』
とおねだりしてみてはどうですか?
質問者からのお礼
大乗様、早速のご回答をありがとうございます。
確かに、ふと思い返すたびに飲み込んでしまうことが辛かったのだと納得しました。
大乗様のご回答を得たことが良いきっかけになりました。
なので、社会人になる前に消化をして、いつか私も母に様々な形で返すことができればと、今思っています。
お忙しいなか、誠にありがとうございました。!