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辛い気持ちを誰にも話せないです。

回答数回答 2
有り難し有り難し 19

年の近い兄弟が交通事故に遭いました。

入院していますが、意識はなく回復に向けて治療をするというより、最期までいかに穏やかに過ごせるか、、、という段階にあります。もちろん、奇跡的な回復を祈りつつ、一緒に過ごしています。

事故後からいろんなことを考えました。

現実を受け入れきれていない部分もありますが、
生と死を身近に感じ、大切な人を失うことの悲しみに日々苦しんでいます。

辛い気持ちは誰かに話したほうがいいよ
話すと楽になるよ
話聞くよ
と周りの友人たちが言ってくれて

話したくない気持ちもありましたが、
どうにか吐き出そうと話を聞いてもらいました。

ですが、20代前半の私の周りの友人には
受け入れられる内容ではなかったようです。

友人からの言葉に逆に傷ついてしまったり、
友人を嫌いになってしまいそうな自分がいます。

話をしたことを後悔するようになりました。

臨床心理士の方など専門家の方に話をする気にはなれないし、

まだ若い自分の友人たちには尚更もう話せずにいます。

溜め込むことしかできずにいます。

苦しいのに、辛いのに、私のこと本当に想ってくれている友達なんて本当はいないんだ

そんな風に考え始めました。

溜め込むことはよくないことだと理解してはいますが、誰にどこまで、どうやって吐き出せばいいんでしょうか。

ここに質問させて頂くことで、少し吐き出すことができます。この場を作って頂きありがとうございます。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

話せる時が必ずきます!!

大丈夫、必ず話せる時が来ますよ。断言します。
なぜ今話せないのか?それは状況が許さないからです。
一進一退の状況にあって、何とか回復をして欲しいという希望と、
ああ、もう駄目だという絶望感の中にあなたはいらっしゃいます。
その強い緊張感のなかにあると、不思議と話せないものです。
そのお気持ちは私にはよくわかります。
私も以前に本当に辛く厳しいといが、幾度となくありましたよ。
でもね、そんな時は誰かに話すと、心が折れちゃうのではないかと、
心配になって何にも話せないもんです。
とにかく一人になりたい。一人にしていおいて欲しい。
一人で、船に乗って沖にでて、ボーとしていたものですね。
ホントに辛いときって、だれにも頼れないんですよ。
だって、心が折れたら、立ち上がれなくなることが、わかっているから。
御兄弟を方が回復されて、落ち着いたら、
きっと話せます。涙をぼろぼろ流して泣けるときが、必ず来ますから。
いまは、耐えてください。
私は、あなたと御兄弟のために祈ります。

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有り難し
おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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回復を奇跡を信じながら

拝読させて頂きました。あなたの今抱えているつらいお気持ちをここでお書きなさってくださいね。ご兄妹さんのこと心配ですよね。あなた自身も今の現実を受け入れられない状態ではないかと思います。
私も先ずご兄弟さんの回復を奇跡を信じてお祈りしたいと思います。ご兄弟さんも今その生命力の中で頑張っているのではないかと思います。どうかこれから回復なさってくださいます様にと切に願います。
あなたも今その現実を前にして心も身体も大変おつかれなさっておられるのではないのでしょうか?ご家族の方も同様につらいお気持ちの中でおつかれなさっておられるように想像します。
可能ならばそれぞれに心も身体も休めてくださいね。わずかでも休むとお気持ちも変わってきます。つらい現実の中でもこれから対応していかなければならないことも出てくるでしょう。その様な時こそ対応する力を発揮なさって頂く時があります。
しっかりと休養取れる時には取り、そしてご兄弟さんの為にそれぞれ皆さんで可能な限り最善を尽くしましょう。
あなたの祈りが通じます様心から願い念じます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

兄が亡くなり、2年が経ちました。
ふとこのサイトに辛い気持ちを吐いたことを思い出し、ログインをしました。

当時の自分の言葉を読むことで
乗り越えてきた苦しみ、悲しみの大きさを思い出しました。
時間と共に苦しみを乗り越えてきた今、お坊さんの言葉の意味がより深く理解できたように感じます。

当時の私の言葉を読んで、受け止めて、汲んで、お返事を書いてくださったこと、、、この場を作ってくださっていたことにとても感謝しています。本当にありがとうございました。

おかげさまで今は、悲しみ、苦しさと共存しながらも穏やかな時間を過ごしています。

このサイトを訪れる方々が
いつか明るい朝を迎えられることを祈っています。

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