母を傷つけてしまいます
はじめまして。
私は自己中心的で、母の気持ちを考えることができず、いつも傷つけてしまいます。
具体的には言えないのですが、私は自分の人生に大きく影響するような進路の決断も軽はずみにして、途中でそれをほうりなげて逃げてしまったり、目の前にあるやるべきことをやらなかったりします。小さな約束も破ってしまうことが多く、母を裏切ってしまいます。うまく文章にできないのですが、何度も何度も大きな裏切りを続けてしまいます。
それだけではなく、母に叱られたときは、逆ギレし、「お母さんの育て方が悪いから私がこんなふうになったんだ」や「私なんか生まなきゃ幸せだったのにね」、「私みたいな人間が子供で惨めでしょ」などと何時間も母をなじってしまったことがあります。
殴ったりはしませんが、つかみかかったり、ひっぱったりしたりしてしまうこともありました。
子供の時から自分の都合で母の部屋に入り浸って自分の感情をぶちまけてしまいます。
それなのに、私は金銭面から、家事までほぼすべて母に頼り切っています。家にもいけしゃあしゃあと住んでいます。
そのような状態で、母はきっと傷つき、憔悴しているということは頭ではわかっているのですが、いまいちピンと来ていないのか、気をつけようと思っていても、また甘え、傷つけてしまいます。それに母の心配をしているというよりも、傷ついた母を見ても、母が傷ついているという以上に自分が悪者になったり、怒られたりするほうが嫌だ、だから心配するふりをしていると心のどこかで思っているような気がします。
こんな根性の腐りきった人間が生きている意味があるのでしょうか。生まれてきたことを後悔しています。私が生まれてきたことは母にとっても私にとっても間違いであり、無駄であったという気がしてなりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたもお母様も共に大切な方ですから
拝読させて頂きました。あなたのお気持ちを読ませて頂きました。あなたの中で自分が生れたことに対して深い疑問を持ち本当に後悔なさっていらっしゃるのですね。「こんなことならこんな自分なら生まれてこなければよかった」と心から思っていらっしゃるのですね。
人が生れてくることはた易いことではありません、大なり小なり望まれて恵まれてこの世にご縁を持って生まれてくる訳ですから自分の狭い見地を超えたことです。
あなたがいつの頃からその様なお考えになったりお母様への言動がそうなったのかはわかりかねますが、何か原因があったのではないでしょうか?
心の奥底に潜むあなたとお母様とのご関係がそこに根ざしているのではないかと思ってしまいます。もう一度じっくりとあなた自身の心にお向き合いなさってみてはいかがでしょう。
お母様への言動が攻撃的になってしまうのはあなた自身の心にゆとりも余裕もないからではないでしょうか。行き場のないつらい思いの行先はお母様しかいらっしゃらないのではないかと思ってしまいます。
今すぐにその原因を突き止めて改善し解消することは難しいかもしれません。しかしそのことを探し求めることは必要なことかと思います。そのことを解消していく中であなたはお母様にしっかりとお向き合いなさって心から懺悔し謝罪なさってくださいね。
二人といない親子の関係です。だからこそこれからは大切になさって頂きたいと思います。
これからの未来あなたとお母様が共に許し合い安心して助け合いながら仲良く毎日を生きて頂きます事心よりお祈り申し上げます。
あなたもお母様も共に大切な方ですから。
母の恩の奥深いことは大海よりも深い
「自分の身体は天から降ったものでもなければ、また、地からわいたものでもありません。父母の肉身から分けられた身です。ですから、自分の身を害することは、とりも直さず、父母の身を害することであります。この道理をわきまえて親の言葉に従うのを孝行といい、親の教えることに背くことのを不孝と申すのであります。」日蓮聖人のお手紙でございます。
母親は偉大ですね。あなたがどんな態度であれ、どんなことをしても、お母さまはあなたを自分の大切な子供として慈しみの心を持って育て守ってくださっていますね。本当に有り難いことです。
あなたにとって、お母さまはあなたのお母さま一人だけ。お母さまにとってもあなたという娘はあなた一人だけ。切っても切れない縁で結ばれています。
心に留めておいていただきたいのはあなたが年を重ねる分だけお母さまも毎年毎年、年を重ねて行かれます。
「親孝行 したい時に親はなし」とよく言われますが、自分が親孝行したいとようやく気づいた時にはもう親は亡くなってしまっていて親孝行できない。このようなことが無いように、親のありがたみに気づいた時にあなたが変わらなければなりませんね。
よく親に「なんで私のこと産んだんだ」なんていう方がいらっしゃいますが、親が子を選んで産むのではありません。子が親を選んでお腹に宿るのです。
あなたもそうなのです。あなたがあなたの母親を選んで、産んでいただいたのですから自分の人生の不満を親のせいにするのは正しいことでしょうか。
誰でも失敗、過ちはおかします。
悪いことは悪い。気づいたその瞬間から、悔い改めれば良いのです。
お母さまに反抗するよりも、お母さまを味方につける方があなたの人生にはきっとプラスになるはずです。
あなたがお母さまのありがたみを素直に受け止めてくださいますよう心からお祈りしております。
南無妙法蓮華経
合掌
質問者からのお礼
ご回答してくださりありがとうございます。
少しずつでも、自分を見つめ直し、悔い改め、母を大切にできるようになりたいと思います。