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小学2年生の娘が、仕返しをしていました。

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先日、娘が仲の良いと思っていた男の子に『見ているとイライラするから嫌だ』と言われ、相手の子の文具品に、傷つく言葉を他の子にお願いして書かせていました。

後日、担任より電話があり、相手のお子さんの家へ、弁償としての文具品を持ち、謝罪しに行きました。
もちろん、娘もからもそのような行動を取った理由も確認した上で、どんな事があろうと絶対に二度とそんな卑怯な事をしてはいけないよと叱りました。

娘がこのような行動を取った理由は、自分が直接相手に対し何もしていない状況で『イライラするから嫌だ』と言われた事が原因だそうです。
確かに、状況としては、授業中にノート端に絵を描いていたり、先生の話を聞かず、窓の外を見ている、そんな様子に後ろに座っている男の子が何度も注意したが、娘は止めず、相手の子はその行動が気に入らなかったとの事でした。

娘には何度も家で、先生の話は知っている内容でもきちんと相手の顔を見て聞くように言い聞かせていましたが、継続的には無理なようです。
その為か、担任からも今回の件は娘が100%悪いと言われ、担任からクラスの保護者へと問題児(私の娘)がいますが、何とかまとめるようにしますからご安心くださいと、数名の保護者へ連絡をしていたという事実も発覚し、誰を頼るべきなのか、分からなくなっています。

子供を守るのは親の役目ですが、さすがに授業中の学校へ乗り出す事なんて出来ません。
でも、娘が先生にまでそう思われ、肩身の狭い思いをしている状況を考えると、これ以上頑張れと励ますのが本当に正しいのか悩みます。

親として、このような状況をどう対応すべきが一番でしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お母さんは、あなたの味方だよと、しっかり伝えましょうね。

娘さんは、娘さんなりに、自分が傷ついた(イライラすると言われ)のでしょう。やった行為は、いけないことですが、そのときは傷ついていたのですから、行為に対して叱るのはもちろんですが、悔しい気持ちだったんだね と理解もしてあげてくださいね。あとは、娘さんを見守りましょうね。

それより、先生のフォローがちょっと気になります。やった行為に対して、叱るのは当然でしょうし、その仕返しをしてしまった保護者に知らせるのも必要なことでしょう。クラスで話し合うのも大切なことです。でも、問題児として扱い、他の保護者へ細かな内容を伝えるのはどうなんでしょうかね。

娘さんのクラスでの居場所がなくなります。

見守りながらも、娘さんには、どんなことでも、気になることがあれば 話してね。お母さんは、あなたの味方だよと、しっかり伝えましょうね。

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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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常識で計らず、娘さんの才能を見抜いて上げて下さい

これは真面目に言っているのですが、娘さんは才能のある子なのだと思います。

先生の言うことが頭に入っている子が、一日中机に縛り付けられているのですから、よそ見ぐらいするのは当たり前のことです。

それを観ていて、自分もそうしたいけどできない子が、「イライラする」と言ったのを、
持ち前の才能でいたずらを考えて、返したのでしょうね。

ところで話は変わりますが、授業参観に行って自分の子供が先生に叱られているのを観たら、
日本人やドイツ人の母親は、家に帰って子どもを叱るそうです。でも、ユダヤ人の母親は、先生が悪い、と学校に文句つけるそうですよ。

昔、「この子は学校についていけないから、特殊学級に入れなさい」と先生に言われ、「ウチの息子の才能が見抜けない先生のいる学校なんか行かせる必要ない!」と学校にタンカを切ったユダヤ人の母親がいました。

誰だと思います?
相対性理論を発見したアインシュタインの母親ですよ。

もしその時、彼女が学校の先生と一緒になって、アインシュタイン少年を「ダメな子」扱いしていたら、今日の世界の物理学はないのです。

どうか娘さんの才能を見抜いて上げて下さいね。
僕ですら、直感的にわかったんです。

身近にいる母親が見抜いて、娘さんを問題児扱いする、「問題教師」と闘って下さい。

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おきもち

遠藤喨及
僕はウイキペディアでは以下のように紹介されています。 「日本、アメリカ、...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
頂いた言葉、すっと胸に落ちました。
その後、子供と私と主人で一緒に考え、自分の行動や言葉というものがどれだけ大事か、改めて話し合いを致しました。
まだまだ、彼女にとって人間関係の難しさは理解できないかも知れませんが、いつでも親は見方であり、だからこそ叱ること、応援し支え続ける事を言い続けたいと思います。
ありがとうございました。

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