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母と関係性

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有り難し有り難し 15

母とぶつかる事が増え、もやもやした気持ちの晴らし方がわかりません。どのように向き合ったら良いか教えてください。

現在、8ヶ月になる息子と実家で暮らしています。
夫は仕事の都合上、今は同居できないため、自分の実家でいさせてもらってます。
実家は私の父、母、妹が同居しており、息子の面倒もよく見てくれとても助かってます。
子育ても悩むこともありますが、家族がいてくれるおかげで救われている方が多いです。
しかし、母との接し方がどんどん変わり始めました。
始まりは息子の出産です。
私はもともと感情的で気分屋で自分でも扱いにくい性格だなと思っています。
そんな性格が悪いように出たのか、出産後すぐに軽い出産うつになりました。
少しのことで行き詰まると涙が止まらずバランスが崩れてしまうようになりました。
今はだいぶおさまり、落ち着いていますし自分で出産前のように感情をコントロール出来るよういになりました。
しかし、母の言葉にだけ、なぜか引っかかる事が多くら感情的になりケンカしてしまう時がしばしば。
母はよかれと思って私や息子の世話をしてくれるのですが、時に恩着せがましく聞こえてしまうのです。
人の為に尽くすことが好きな母なので「ありがとう」と言えばなんでも気持ちよくやってくれる人なのですが、それがわかっているせいか、私は余裕がない時はあえてありがとうを言わされているように感じてしまい、きつく当たってしまう時があります。
例えば、私と息子の洗濯物、ちゃんとキレイに洗っておいたよーってわざわざ言いにきたり洗濯や家事やることいっぱいで疲れる!と愚痴ったり。
洗濯物って毎日するし私もしてるからアピールしてこなくても…助かるわぁありがとうって言葉を待ってるんだなと気付くとめんどくさくてたまりません。
普段から感謝の気持ちはゆっていますが、かなりの回数を求められるので正直めんどくさくイライラする気持ちがおさえられません。私の性格は人の為にしてあげる時は、感謝してほしいって思わない性格だから理解できないのかなとも思います。そしてありがとうの言い方が弱いと急に怒り出し無視してきます。母の怒り方は昔から幼稚でそれも許せません。私が思ってること全部吐き出してやめてほしいとゆってもなおりません。どうしたらこのもやもやは消えうまく付き合えるのでしょうか。。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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家族の情が通じているからこそぶつかることもあるのでは

なまけものさんとは性別も年齢も環境も違いますが、私も親に対して同じ感情を持つことがあります。

自分自身が子供を持つ年齢になってまで、どうして親にいつまでも半人前扱いされ、押しつけがましくあれこれ注意され、恩着せがましくクドクド言われなければならないのかとムカムカします。
ちゃんと分かってやっているのだからあれこれ構わないでくれ、と何度言ってもやめません。

しかし、おそらくこうした風景は日本国中のどの家庭にもあるのではないでしょうか。
他人同士では遠慮してとても言えないことでも、家族の情が通じているからこそ言えるのではないでしょうか。この程度では関係が壊れないという信頼があるからこそ、日常の小さなことでぶつかるのかも知れません。
そういう関係だからこそ、お母様はケンカはあっても投げ出さずにお子さんの面倒を見て下さったり助けて下さったりするのだと思います。

家族の情が通じているからこそのモヤモヤと思えば、一時のこととして収めることができるのではないでしょうか。

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有り難し
おきもち

新潟県上越市、龍興山宗恩寺住職。
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「察してほしい」という自分の気持ちに気づく

なまけもの様
こんにちは。拝見させていただきました。

子育てお疲れ様です。親子って気持ちがわかりすぎるからこそイライラしてしまうということってありますよね。
これは私の穿った見方となりますが、おそらくお母様はなまけもの様に依存しているのだと思います。依存とは「認めて欲しい」と思っていることであり、心に不安があるということです。同時になまけものさんもお母様に何かしら受け入れられたいという気持ちが奥底にあるのではないでしょうか。あるいはなまけものさんの夫婦関係にそれがあるのかもしれません。だからこそお母様が認めて欲しいとこられると自分の中の不安が刺激されてしまうのかなと思いました。

あるいは親子であるだけに「察してくれるはず」という期待が当たり前になってしまっている。母親という「期待する心」にいつのまにか支配されてしまっているとも考えられます。期待に支配されると「わかり合えるはず」「理解してくれているはず」「察してよ」という気持ちが強くなってしまいます。

他人に対する「期待する心」に気づくこと。夫婦の関係をお母さんに投影していないかどうか。また余裕があればお母さんの不安を聞いてあげる事ではないかなと思います。ひょっとするとお母さんはお母さんのお母さんに認めてもらえなかったのかもしれませんよ。

人間って内に秘めるか外に出すかは人によって違いますが「認められたい認められたい」と言って生きる生き物です。どうしても気持ちが収まらない場合は役割をきっちりわけちゃうとかですかね。あるいは天涯孤独で子供を育てるとしたらどうしようと「今と全く反対の環境を想像してみる」というのも気づくことがあるかもしれません。

自分を受け入れた分だけ人を受け入れることが出来ます。自分自身の不安を見つめてみるのも一つかなと思いました。なまけものさんは本当に立派なお母さんです。自信もってくださいね。応援しております。合掌

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有り難し
おきもち

御縁があって一般人からお坊さんになりました。現在は小さなお寺の住職をさせて...
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