「暗黙の了解事項」を教えてください
いつも、有難うございます。
お寺・お坊様の「暗黙の了解事項」を教えてください。
私の生家は真言宗です。
そして、御先祖様の戒名には「院号」がついています。
この間、御住職様の御家族の方から、
戒名に「院号」のつく家は、
塔婆をお願いする時は、塔婆代とは別に、
一万円を置いていくのが常識だと、教わりました。
初めて知ったので驚きました。
このように、口にはしない「暗黙の了解事項」を
出来る限り教えてください。
宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お寺によって違いますよ
院号とはそのお寺に大きな貢献をされた証です。なので、院号があるから、その後のお布施が増えるというような事は、私の周囲では聞いたことがありません。
やはり地域によって、宗派によって、お寺によって、そこの昔からの風習や、檀家さんとの決まりごとや、いわゆる常識も違うのだと思いますよ。
ですから、そのお寺のご住職に何でも聞いてみるのが一番いいと思います。
常識というものは曖昧なもので、一方にとって常識でも、他方にとっては非常識だということがよくありますからね。
また、知らない事があっても、あなたに落ち度はありません。お寺の方があなたに教えていないことが原因なのですから。遠慮なく何でも聞いてくださいね。
昔はそれが名誉だった
回答としては、地域やお寺によって違う、としか言えません。
他の檀家さんや住職さんなど、年配の人に聞くのが一番でしょう。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、と言いますからね。
ところで、「院号」は、昔だったらお寺をまるごと寄付した貴族とか、そういうセレブにつけられた称号だったそうです。
ですから、セレブらしく気前よくお布施をするというのは、その家の名誉だったのではないでしょうか。
だから皆喜び勇んで一万円多く包んでいたのかもしれません。
昔は家督相続制度で、長男が家の資産のほとんどを相続しました。
だから、裕福な家は、子供の代、孫の代も引き続き裕福だったのでしょう。
しかし、今は、先祖がセレブでも孫がそうとは限りませんからね。
風習にも、変化すべきものもあるかも知れないですね。
質問者からのお礼
聖章さま
有難うございました。
何でも聞くようにします。
願誉浄史さま
有難うございました。
確かに、昔は「院号」がつくような家で、御先祖様は全て「院号」が
ついています。
でも、時代が変わり、今は、とてもとても「院号」がつくような家では
ありません。
これも「諸行無常」というのでしょうか。やはり永遠に続くものは無いのだと思います。
私達子孫は、これを御先祖様に対して申し訳ないと思うのではなく、
御先祖様自身が、時代の移り変わりも自然の摂理だと理解してくれいると信じています。