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信徒さんの言葉

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有り難し有り難し 4

 何回かここで悩み相談をさせて頂いている者です。
厳しいながらも温かいお言葉を頂いて自分に決心がつき覚悟を持ってことに臨んでいきたいと思っています。

今回は悩みというより疑問に感じたことがあります。

 過去の質問を見てい頂けると分かるのですが、私の母は、結婚に反対しており、彼女やそのご両親が合わないと感じ、後々私が苦労するだろうと直感し、ある仏教の信徒さんに相談しに行ったそうです。

 信徒さん(母が言うには、神様のお告げ)の答えが母自身が感じてた通りの答えとなり、この結婚をないことにするためには、私と彼女が喧嘩別れをするのが良いと助言されたそうです。

 神様のお告げの割には随分乱暴な助言だと思いました。話を聞くうちにその信徒さんは、真言宗の方らしいです。

 真言宗には、十善戒という戒律があると知りました。その中で"不両舌:他人を仲違いさせない"という教えがありました。
 
 私は、宗教の教えには疎いのですが、その教えを受けている筈の信徒さんがどうして十善戒の戒律に反するような助言を母にしたのか疑問に感じました。決して真言宗の方を批判するわけではないので誤解されないでください。

 もしかすると何か本当の意味があるのかとも思いました。出家されていない信徒さんは、未来が見えたり、神様のお告げ聞けたり、相談に乗るということをするものなのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本質に向かい合って

拝読させて頂きました。読ませて頂き私もあなたのおっしゃる様にその信徒さんの言われることを疑問に感じました。
感じたことをそのまま書かせて頂きますと、お母様がそうなってほしい願望があり、それをその信徒さんは感じとり、そうして神のお告げとしてお伝えなさったのではないかと思いました。
いわゆる霊能者や拝み屋さんや占い師は相談者の心の底の願望をうまく引き出させてそれをあたかも神仏の啓示であるかの如くに伝えることはままあります。
うちの近所でめよくあります。どこどけの拝み屋さんはよく当たるとか聞きますからね。おそらく人心を引き出させる才能に秀でていらっしゃるのかと思います。
だからと言って全てそうした方がたを否定するのはいかがかとは思います。
が、しかしあなたがおっしゃるとおり戒を犯すような指導や願望を持たせることはつまりは戒を破ることであり、仏道生活を破ることであり、それ以前に人として正しい道ではありません。
明らかな誤りですね。
その信徒さんのお言葉は神仏への冒涜ですね。人それぞれに信仰の自由がありますからその信徒さんの信仰についてはとやかく申し上げることはありませんが、神仏の名を借りて人を惑わす行いは悪業ですね。
その信徒さんのお言葉は明白に誤りですね。
ただ問題の本質はお母様のお気持ちにあります。
その観点からいけば信徒さんのお言葉など取るに足らない戯言です。
やはり時間をかけてでもできるだけお母様と冷静に素直なお気持ちでお向き合いなさり、そしてお互いのお気持ちの本質を共に受け止めて分かち合い頂きたいと思います。
お母様はあなたの未来をあなた自身を心から親として思い抜いていらっしゃることは間違いないかと思います。ただそれが正しい判断なのか今はわからないのです。お母様も心の底で迷い不安を抱えていらっしゃるのです。
どうかあなたはしっかりとお母様と腹を割って心からお話しなさってくださいね。
あなたやお母様が本当に心からお話しあいなさり、心からお互いを尊重し認めあい、これからの未来共に仲良くお健やかにそのきずなを深めあい、ご家族が心から豊かにご生活なさって頂きます様にと心より神仏にご祈念申し上げます。
どうかものごとの本質にお向き合いなさってくださいね。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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