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亡くなったあと

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亡くなったあとはあの世での意識的なものはあるのでしょうか
例えば、「ああ、自分は亡くなってしまったんだ」と思うようになるのでしょうか?

よく、亡くなった方は自分が亡くなったことに気づかないとおききしたものでご質問させていただきました。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今が大事…

まつなかさん、こんにちは。

前置きとして、

お釈迦様は、死後の霊の存在については聞かれてもお答えになりませんでした。
肯定も否定もされていないのです。

ですから、霊についてはあるともないとも断言ができません。
むしろ、死後ではなく今を見なさいというお釈迦様の教えだと解釈しています。

仏教が日本に渡ってくる課程で、大乗と呼ばれる仏教が発展し今につながっています。
そこには、死後の意識を肯定しているお経も沢山あります。

ですから、日本でも宗派やお坊さんによっては死後の意識を認める、認めないが分かれます。
このところをまずご理解下さい。

死後の意識を肯定するなら死の自覚はあると言わなければつじつまが合いませんし、死後の意識を否定すれば自覚はないとしか言えません。

ただし、沖縄を含めて日本の風土では死後の意識があると古くから信じられてきました。

仏教的には断言できませんが、あなたの考え方一つだと思います。

死後の世界に目が向いたなら、自分が死を迎えた時に後悔しないように、今の自分を精一杯生きて下さい。

答えになりませんが、申し訳ありません。

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ただし、かなり修行を積んだ方、いわば神通力を得たような方の場合は、前世の記憶があるようです。
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質問者からのお礼

とてもわかりやすくて良い回答ありがとうございます!

「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

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死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

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