図々しい私です
心も体も病気だったのに仕事が欲しいだの、相手が分かってくれないだの、たった一人誰かを愛したいだの愛されたいだの煩悩が多すぎな私。
自分に言いたいです、「あんた、そんだけの価値がありますのん?」って。仕事にしても「この不景気の中で、あなたにお金を払うだけの技術ありますのん?」相手の事も「そのひとの事、どんだけ知ってますの?」愛す愛されたいも「誰かを幸せにできますのん?」
「死んでしまいたい」そう言って誰かを困らせる自分に「そう言いながら、ご飯、よく食べれるな! あんたを生かすために命を捧げたんだよ!」
与えるモノもないのに、満たされないとわめくな!!!!!って自分が自分に牙をむくんです。
折り紙で立体のものを折ってお子さんやお年寄りに差し上げていたのですが、この頃は見向きもされなくなってしまいました。少し前までは喜んで頂けて嬉しかったのにな。
うさぎさん、富士山、ランドセル、ただのゴミになってしまった。私と一緒です。
私たち、焼却待ちをするしかないのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご縁、ご縁、みなご縁、私もご縁、あなたもご縁
あなたは図々しくなりたくて、図々しくなるための努力をして、図々しさを手に入れたのですか?
あなたはわめきたくて、自分の力でわめいているのですか?
違うでしょう。
図々しいご縁、わめくご縁をいただいてたまたまそうなっているのです。図々しい人も図々しくない人も大して変わらんのです。ご縁次第でどっちにも転ぶ私です。
浄土真宗の宗祖親鸞聖人は
原文
「これにてしるべし。なにごともこころにまかせたることならば、往生のために千人ころせといわんに、すなわちころすべし。しかれども、一人にてもかないぬべき業縁なきによりて、害せざるなり。わがこころのよくて、ころさぬにはあらず。また害せじとおもうとも、百人千人をころすこともあるべし」
現代語訳
「これでわかるでしょう。全ての事が自分の思う心のままになるならば、往生浄土(救い)のために人を1,000人殺せと言われたら、ただちにできるはずです。しかし1人たりとも殺すご縁がないならば殺せません。これは自分の心が善良だから殺さないのではないのです。また、けして人を殺すまいと思っていても100人どころか1,000人をも殺してしまうご縁もあるのです。」
と言います。ご縁なんです。
え?じゃあ私のご縁は不幸じゃない?私には何の希望もないじゃない!って言いたくなるのはわかります。でもそれはご縁ではなく、運命論です。
運命とは、これまでも、これからも全て決まっているということ。
ご縁とは、これまではこうだったが、これからは変えられる(かもしれない)ということ。
あなたの図々しさになんの責任もありません。だから嘆く必要はない。逆にあなたが成し遂げたことも全てあなたの手柄ではない。だから自惚れることもない。
でもそこに、
私の力だけではないけれど私の願いが叶った、私が思うようなご縁をいただいたという喜び・感謝
私だけの責任ではないけれど、それでもやっぱり私にも責任はあると引き受けていける受容・反省・懺悔
これらを見出していくことが人生を楽しみ生きていくコツです。
私たちには「こうしたい」「こうなりたい」という願い・希望をもつ内心の自由が許されています。内心の自由が具体的な歩みになるかはご縁次第でありますが、ご縁の中に主体性を見出すことがご縁を調える機縁となるでしょう。
どのみち焼却を待つ私たちです。ボチボチ生きましょう。
これからもよろしくお願い申し上げます。
拝読させて頂きました。あなただけではありませんよ。私もみんなひとりよがりなワガママ者ですからね。
そのワガママな自分とうまく帳尻合わせて生きているのですから。
みんな自分の人生の最後に向かって進んでいるのですからね。
せっかくの人生ですから適度にワガママ人生、適度に人の為の人生として生きて行きましょうね。
これからもどうかよろしくお願い申し上げます。
じーっくりと人生歩んでいきましょうね。
質問者からのお礼
kousyo kouuyo Azuma 様
ご回答、有り難うございます。
適度に。じーっくりと。
少し心が軽くなりました。
kousyo kouuyo Azuma様、最初いろんな事が苦しくて、このhasunohaの扉をノックしました。お坊さん方と出会えて、こんな私をみつけて頂け気がします。
心から感謝しております。
本当に有り難うございます。
吉武 文法 様
有り難うございます。
浄土真宗の教えって言うのでしょうか、原文を訳してくださってるアレ。言葉でコレというのが見つかりませんでしたが頷けました。
吉武様をはじめ、いろいろな宗派のお坊さん方から有り難い事にご回答を頂けます。どうしようもない私は、メッタ切りにして切り捨てるにあたいする人間なのに助けてと言いましょうか救って下さるのですね。
とても感謝しております。
吉武様、お坊さんでいてくださって有り難うございます。