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やりたい仕事についたのに

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初めまして。私は昔からやりたいと願っていた職業に中途で就くことができました。採用が決まったときはとても嬉しかったのですが、いざ働いてみるとまるで強豪校の部活のような職場でした。怒鳴られる呆れられる、もう辞めたら?他にもやりたい人いるから、は当たり前に言われます。中途で入ったため年齢が少し上な分、他の新卒の人に比べて先輩とうまくやれません。何ヶ月か前に精神的にきてしまい、会社には内緒で薬を飲みながら出勤していました。今は辛くても、なんとか成長して現状を変えたいと思っています。でも、一番問題だと思うのは自分の努力が足りないのではないかと思うことです。じゃぁやればという話なのですが、会社から帰って家で復習していても、これでとりあえずいっか、と途中で満足してしまったり、会社のことを思い出したくなくて、100%のことができません。どうして好きでついた仕事なのにがむしゃらに一生懸命できないんでしょうか?モチベーションを保ち続けるにはどうしたらよいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

前向きに頑張るだけでは通用しない

それはハーズバーグの衛生理論ですね。モチベーションには、プラスの方向に頑張ろうとする「動機付け要因」と、マイナス(苦痛や不満など)を避けようとする「衛生要因」の2軸があります。よくある勘違いとして、この2つは相殺できると思われがちですが、そういうものではないというのが衛生理論です。モチベーション要因に問題があるならモチベーション要因の、衛生要因に問題があるなら衛生要因の対策をしないと前に進まないということです。
http://leadershipinsight.jp/dictionary/words/herzbergs_theory_of_motivation.html

つまり「やりたい職に就いた」→モチベーション要因、「職場の気質に馴染めない」→衛生要因であって、そこはしっかり割り切って考えましょうということです。

気持ちは分かります。お坊さんの修行道場もとっても体育会系ですので…怒鳴られる、けなされる、とっとと帰れと言われる、私がいた頃は体罰もありました。私は遠回りして上山したので先輩より少し年上で、面と向かって「やりにくい」とよく言われてました(苦笑)
でも、私の場合は『終わりがある』という見通しが救いでした。何年か頑張れば帰れる…と。
プロフィールを拝見しましたが、一度辞めたら他でやり直せない業界だったり、選択肢がほぼ一社しかない業界なのでしょうか?そういうわけでなければ、一人前になるまでは学ぶのを一区切り…というような目標を立ててはいかがでしょうか?きっと心の支えになると思います。

しかしメンタルの方がボロボロになってしまうようであれば、すぐに辞めるべきかもしれませんね。武井壮さんが言ってましたよ。「マイナースポーツで頂点に上り詰めても、こんなハズじゃなかったってなっただけだった。無闇に夢を煽るのは無責任。ちゃんと食っていける進路を描かせる教育にしないとダメだ」と。
仕事って、どんな財やサービスを生産するかだけが仕事ではありません。業界としてどうか、職場はどうか、取引先や消費者はどうか、時代に適しているか、地域の文化や気候はどうか、そういったもの全て引っくるめての仕事ですよ。でも、悲しいかな、そういうのは入ってみないと分からないのですよね…

いろいろな方向からもう一度考えてみましょう。進むにせよ退くにせよ、先の見通しを立てることが大切です。

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おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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夢を実現させてくださいね

拝読させて頂きました。あなたが今直面していることはやはり理想と現実ですよね。
どんなに素敵に見えてもイメージとリアルでは大きなギャップが伴うものです。まして仕事となると外から見ているものと内実では大差がありますよね。
でもそうして頑張って努力するから現実が素晴らしいレベルの高いものとなるのですよね。
例えばディズニーランドの世界はまさに皆さんの夢や希望を現実の世界として表しています。ですからそれを支えている現実は並大抵ではないですよね。
だからこそ素晴らしい世界を見ること体験できるでしょうし、その夢や希望に向かって努力するから成長があるのでしょうね。
あなたにもどうかご自分の夢に向かって頑張って頂きたいと思います。
あまりにも無理をして体調を崩してしまうのであれば考え直した方がいいかもしれません。が、しかしあなたの夢に向かってできるだけ頑張ってくださいね。
あなたがご自分の夢を実現させて頂き、これから充実した毎日を送っていかれることを心よりお祈り申し上げます。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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努力をするポイントを見直してみましょう

ペンネさん

初めまして
だてりゅうほうと申します。

日々取り組んでいる仕事への姿勢を
さらに改めるための助言を求めて来られるとは
頭がさがる思いでございます。

さて、問題の解決のお役に立てればと思います。

2点ほど提案をさせていただきます。

まず一つ。

>>自分の努力が足りないのではないかと思う

ここに関してですが
ちょっと焦りの気持ちを落ち着かせましょう。

私が以前の職場にいた方にもありましたが

すっごい努力をしているのは分かるんだけど・・・
そこじゃないんだよなぁ><

という方。いらっしゃいません??

学生時代は、基本的に
インプットしたものを、正しくアウトプットする能力
の高さを求められました。

しかし、社会人は違う場合があります。
当然、正しくアウトプットする必要もあるのですが、
それ以上に「身内や、お客様への期待を超える対応をする」
こんなことが求められるようになります。

つまり、正しいアウトプットだけでは足りない場合があるのです。

この違いに気づかずに、
インプットを繰り返し続けても
周りの反応は「イマイチ」となってしまうのも納得できると思います。

もう一つ。

上の続きにもなりますが
努力しているポイントが違うことに気づかずに
仕事時間中も努力し、
仕事が終わっても努力を続ける。

これは「不可能」です。

人間は機械じゃありません。
仮に
18時間“働けた”としても
18時間“集中し続ける”なんて不可能です。

仕事をうまくしている人は
ポイントを見つけ
そこに100%の努力をぶつけ
ある程度リラックスした時間も取れている人です。

ペンネさん

せっかく、世の中には数少ない
「やりたい仕事につけた」と言える
幸せな環境です。

あなた自身の目線を少し変えて
身体が壊れてしまうことがないよう。

再度言います。

身体が壊れてしまったら元も子もないので
身体が壊れてしまうことのないように!!!

お仕事楽しんでください^^

職場の人間関係のことも少し書かれていらっしゃるので
この動画も参考にして見てくださればと思います^^



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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ