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母親が前向きすぎて辛い

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有り難し有り難し 21

私はライトノベル作家を目指しているアラサーです。

元々本を読むのが好きで、小学生の時の友人の影響で少年漫画を読み、それから電撃文庫の可愛い女の子が表紙のライトノベルを読み、文章の自由さと素晴らしさに感動し、ヲタク街道まっしぐらな痛い女です。

母親も一応は理解してくれてはいるようですが、今でも私がアルバイトであることを心配し、そろそろ社会保障が付いている所に就職すべきなんじゃないかとアドバイスをしてくれます。

ですが、私が作家になりたいということを知っているので、もっと自分に自信を持てと励ましてくるのです。

正直言って自信がないわけではないです。ですが、それと同じくらい自信を持って、私は私に対して自信が無く、むしろ生きる価値なんて無いとすら思っています。

周囲の人間も私を嫌っているんだろうな、と思うと凄く心地良いくらいです。

それでも母は根拠のない自信を持てと言うのです。

むしろ私は私が嫌われているという事に自信を持ってすらいるのですが。

やはりどうしようもないです。平行線です。

正直、どうすればいいのかわかりません。

私がなりたいのは、あくまで「ライトノベル作家」だという事を伝えても、母はあんたが賞を受賞するのが楽しみだとか言ってくるのです。

ラノベは小説と違って評価されづらい世界だというのに。

もう、何か、どうやって自信を持ち続ければいいのかわかりません。

そもそも、自信というものは必ずといっていいほどに持って生きなくてはならないのですか?

むしろ私は、前向きである自分よりも後ろ向きで自分もリア充も全て否定しているバカみたいな自分が好きですし、むしろそれが私なので自信を持つ以前に、開き直っているのですが――

母親にとって私は「前向きで明るい」存在でなくてはならないのでしょうか?

親子であり、血縁関係であるのなら、母親が言う枠に収まらなくてはならないのでしょうか?

正直言って、何故か今、すごく苦しいです。

私は私でやりたいことをただやりたいだけなのに。

どうすれば、分かってもらえるのでしょうか。

もう、笑いたくてもうまく笑えそうにないです。

けど、親にとって子というものは「都合が良い」ものでないと子だと認めてもらえないんでしょうね。

【追記】最近、カクヨムというサイトでエッセイみたいな文章を書いています。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親というのはそういうものです(笑)

おはようございます。

 なるほど。私も仕事柄、親と一緒に住んでいますが、やっぱり摩擦はありますよ(笑)

 誰の言葉でどこで聞いたか忘れましたが「親にとって子供というのは、いつまでも子供なんだ」と言われたことがあります。姿かたちはどんなに大人になっても、親の目から見たら子供は何才になっても、転んだら手をさしのべ、ひざの砂をはらってあげた、あの頃のままだ、ということです。

 私にも中学生の子供がいますが、やっぱり、元気がなければ励まし、遊びに行ったまま暗くなっても帰って来なかったりすると(この時期だと6時には真っ暗ですからね)心配たりしてしまいます。

 あなたも生きているうちにいろいろあって、今はそのような性格になっていますが(←悪い事じゃないですよ)、親の目からは、小学校に上がる前くらいのあなたの無邪気で元気な様子が今でも脳裏に焼き付いているのでしょう。だから「どうしたのかな?(あの頃に比べて)元気ないな」ってなっているのでしょう。

 まあうっとうしく感じることもあるかもしれませんが、それが親の役目です。そう思ってつきあってあげましょう。社会保障については、国民年金をきちんと納入し、国民健康保険をきちんと利用し、できたら医療保険などにも加入するなどして、安心してもらえるように説得しましょう。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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表現者として

私が考える点は2つ

1つ目は、親は所詮、他人。
お互いに信頼していても、愛していてもズレがあるということ。

2つ目は、表現者としての振る舞いです。

まず、前者について。
親と言っても所詮は他人です。
親の期待と、自分の理想にズレがあることはよくあることです。
お互いに理解しようとすることは大切ですし、進めていく必要がありますが、
相容れない場合も出てくるでしょう。
ここらへんは、あきらめてください。

ただ、人生の先輩として、
身近な理解者として、
様々な意見を言ってくれる母親なので、

「その意見を心の片隅に置いといてください。」

時間が経って、
あの時の母親の意見は、こういう事だったのか、と思う時がくるでしょう。

2つ目の表現者としての振る舞いですが、
私が重要だと考える表現者の条件の1つとして、
読者(この場合はラノベの読者)の
「内発性を喚起する」ことだと思います。

あなたが抱えている悩みや問題を上手くラノベで、軽くても重くても表現し、
読者が内に抱えている気持ちを表出できるようにして欲しいと思います。

全然、お坊さんらしい答えではないですが…。
長文、失礼しました。

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社会系お坊さんプロジェクト「Time And Tide」主宰。 岩手県盛...
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質問者からのお礼

正直言ってわらにもすがる思いで、吐き出してみましたが、回答がくるとは思ってもみなかったので、本当にありがとうございます。

おかげで今後自分がどう在るべきなのかが視えたような気がします。スッキリしました。

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