改葬手続きの流れについて
私の家のお墓は、家よりも少し離れた、道の悪い小高い山の上にあります。
現在は東日本大震災による原発のこともあり、帰宅準備区域となっており、そんなこともあり改葬を考えております。
加えて、神棚の引越しの方法も教えていただけると大変嬉しく思います。
宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ふるさと
100年先をみて、じっくりと慎重に行動なされることも大事であると思います。
一刻も早く、移したいというお気持ちもよくわかります。
みな同じ思いであられると思います。
ですが、十数年先には、最新の科学で、原発の問題も収束して、放射能も中和できるような技術が開発されているかもしれません。
皆が皆、地元を捨ててしまうと、長い歴史の中で先祖様をも守ってきて下さった菩提寺様も護持できなくなってしまい、故郷そのものが機能しなくなくなることにつながるとも言えます。
あえて、そのままにしておくということも一つの選択であろうと思います。
故郷が、原発で大変な目に合われてしまい、本当におつらい事であろうと思います。
どうしても、移されたいということでしたら、大変申し訳ありませんが、菩提寺様にお問い合わせください。
菩提寺様、神棚のゆかりのある神社の神主様にお問い合わせをなさってください。
ふるさとがいつの日かみな様の元に帰ってくることを願っています。
まずは役所・菩提寺・改葬先となる霊園・お寺様とご相談を。
改葬につきましてはまずは最寄の役所の生活衛生課
というところにお出で頂くか、お問い合わせをして頂き、
詳しくお話をお聞き頂くことが宜しいかと存じます。
地域によって幾分か差があります。
菩提寺様が在られるようでしたら、そちらにも
改葬についてのお話を伺って頂き、しかるべき
対応をもって改葬の手続きをお取り頂いて下さい。
もうすでにどちらかの霊園もしくは改葬先のお寺様などが
お決まりであれば、そちらにも必要な手続きを確認して
頂いた方がよろしいかと存じます。
神棚に関しましては、これはおちかくの神社・宮司様に
お問い合わせ頂いた方がよろしいかと存じます。
或いは菩提寺様があれば、そちらでもご相談頂いて下さい。
多少、はたけが違うもので、適当な事は申せないです。。。
まだまだ大変な中であると存じます。
どうぞお体などには充分に御留意を頂き、ご生活下さいます
ように、そして、御家族みなさま、地域の皆様の
安らかなる日々がはやく訪れますように、切に
祈り申し上げます。
さちあれ、さちあれ。合掌