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改葬手続きの流れについて

回答数回答 2
有り難し有り難し 7

私の家のお墓は、家よりも少し離れた、道の悪い小高い山の上にあります。

現在は東日本大震災による原発のこともあり、帰宅準備区域となっており、そんなこともあり改葬を考えております。

加えて、神棚の引越しの方法も教えていただけると大変嬉しく思います。

宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ふるさと

100年先をみて、じっくりと慎重に行動なされることも大事であると思います。
一刻も早く、移したいというお気持ちもよくわかります。
みな同じ思いであられると思います。
ですが、十数年先には、最新の科学で、原発の問題も収束して、放射能も中和できるような技術が開発されているかもしれません。
皆が皆、地元を捨ててしまうと、長い歴史の中で先祖様をも守ってきて下さった菩提寺様も護持できなくなってしまい、故郷そのものが機能しなくなくなることにつながるとも言えます。
あえて、そのままにしておくということも一つの選択であろうと思います。
故郷が、原発で大変な目に合われてしまい、本当におつらい事であろうと思います。
どうしても、移されたいということでしたら、大変申し訳ありませんが、菩提寺様にお問い合わせください。
菩提寺様、神棚のゆかりのある神社の神主様にお問い合わせをなさってください。
ふるさとがいつの日かみな様の元に帰ってくることを願っています。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

まずは役所・菩提寺・改葬先となる霊園・お寺様とご相談を。

改葬につきましてはまずは最寄の役所の生活衛生課
というところにお出で頂くか、お問い合わせをして頂き、
詳しくお話をお聞き頂くことが宜しいかと存じます。
地域によって幾分か差があります。

菩提寺様が在られるようでしたら、そちらにも
改葬についてのお話を伺って頂き、しかるべき
対応をもって改葬の手続きをお取り頂いて下さい。

もうすでにどちらかの霊園もしくは改葬先のお寺様などが
お決まりであれば、そちらにも必要な手続きを確認して
頂いた方がよろしいかと存じます。

神棚に関しましては、これはおちかくの神社・宮司様に
お問い合わせ頂いた方がよろしいかと存じます。
或いは菩提寺様があれば、そちらでもご相談頂いて下さい。
多少、はたけが違うもので、適当な事は申せないです。。。
まだまだ大変な中であると存じます。
どうぞお体などには充分に御留意を頂き、ご生活下さいます
ように、そして、御家族みなさま、地域の皆様の
安らかなる日々がはやく訪れますように、切に
祈り申し上げます。

さちあれ、さちあれ。合掌

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