hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

新年早々に落ち込んでしまいました。

回答数回答 2
有り難し有り難し 53

私は、昨年子宮全摘手術を受けています。
私達夫婦には、子供が出来なかった為、子宮全摘手術を受けたことを話せていない知人もいます。
その方達から年賀状を毎年頂き、すべて家族旅行などの子供の成長写真で…。
そのうえ、一昨年に離婚した友人が、私の知り合いと再婚し、子供も生まれたので「会いたい」と年賀状に記載がありました。
その友人は、結婚後半年で元カレと不倫し、離婚した元職場の後輩です。
そんなことをする子が、こんなにも幸せになるなって、世の中すごく不公平な気がして泣いてしまいました。
高齢でも、簡単に出産できるのですね。私は不妊治療あんなに頑張っても、ダメだったのに。その上、子宮もなくなって…。私が心が狭いだけですか??

新年で皆さん本当にお忙しいのに、何度も質問してしまい、申し訳ございません。耐えられなくなり、記載してまいました。
ご回答頂けたら、光栄です。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

幸せの価値観をかえる。

パンダさん、こんにちは。

子供ができないのは辛いことですね。不妊治療をした分、心の負担も大きかったことと思います。
子供ができない夫婦には辛い現実を受け止めなければなりません。でも子供がいないことは不幸ではありません。子供がいても幸せでない夫婦もいれば、子供がいないくてもずーっと恋人同士で幸せな夫婦だっています。不倫でわかれた後輩も子供がいることは幸せにみえるだけでこれから子供で苦労するかも知れません。幸せとは自分の価値観でしかないのです。

パンダさんも子供がいない分、ご主人をたくさん愛してあげてください。もともとお坊さんやキリスト教のシスターには実子というのがいないので、実親に育てられない他人の子供を自分の子供として可愛がり社会に送り出しました。本当の愛・慈悲は血の繋がり以上に親子の絆が強いのです。
里親制度を使うのも選択肢の一つです。あるいはペットを買うのも良いでしょう。
自分にあった育てるという愛を作ってください。

かならず、パンダさん夫婦ならではの幸せがあるはずです。合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email...
このお坊さんを応援する

あなたが注げる母性、愛を生かせる道を選びましょう。

私がもしあなたの立場であったらの話ですが、養子になってくれるお子さんを探します。
子供を授かれない状態になってしまって、それでもお子さんが欲しいと願うのであれば、子供が授かれないと嘆くよりも、母親を必要としている親御さんの居ないお子さんの里親になれるようにつとめると思います。
ここは前向きにおご検討いただき、思い切って里親になられる道を選択されてみてはいかがでしょうか。
今の苦境を脱するには【対処】あるのみです。
母性や父性を必要としているお子さんを救うことになります。
夫婦でさえ元々は他人。それであっても愛情関係が芽生えたはずです。
それが人間の無我性、無我の愛というものです。
聖人と言われる人たちは皆、自我を滅して大いなる慈悲・慈愛に目覚めました。
個人のルール、個人のこだわり、人間界のしきたりを一度捨ててみましょう。
取り違えられた子ども、他人さまの子供でもあっても親は懸命に育てて、実の親子以上に親密な関係になれるものです。
少し前に、芸能人が血のつながった親子関係ではなかったということが発覚して、関係性が変わってしまった、というようなニュースがありました。うちには子供がいますが、仮にもし産婦人科で取り違えられてしまったという事があったとしても、この子はうちの子として育てていくでしょう。
親子としての関係性が事実上構築されて、無償の愛がお子さんに注がれていれば他人さまであっても、真実の親子関係が作られるというものです。
子供を持つという事は、子供を持つことが目的ではなく、慈悲や愛を伝えることであると観てはいかがでしょうか。昨今の親子関係は親のエゴの犠牲者である子供ばかりです。
血のつながった親子関係であっても、養子であっても本当の親子関係とは、その子が親から愛されていると実感できるお子さんを未来に送り出すことではないでしょうか。
人生は一生、自分自身を生きるのです。
あなたが理想とする一番の道がかなわなかったのであれば、次なる道を選んで対処することが苦しみを軽減する道です。
自らの求めを滅却する道、悟りを求める道もあなたの前に選択肢としてすでに開かれています。
想念に迷い続けるのか、そこから脱するべく歩みを進めるのかはあなた次第です。

{{count}}
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

お忙しい中、お早いご回答ありがとうございました。
気持ちを切り替えて、待機児童で主人の実家に預けられることが多い、義妹の子(姪・甥)を大事にしていこうと思います。そうすれば、足に障害があるお義母さんの負担も緩和され、嫁・姑関係も良好に保たれるかもしれませんね。きっと、主人も喜んでくれると思います。
また、一時期里親も考えたのですが、不妊治療を長く続けていた為、経済的にあまり余裕がなく、情緒不安定な現在の私では、かえて可哀そうだと思うので…。
まずは、元気に友人に笑顔で会えるようになれるように、頑張っていこうと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ