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親戚からいただいたお守りについて

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先日、親戚から初詣でいただいた、お守りをいただきました。

その親戚はお寺や神社巡りが趣味で、お寺のお守りを二個(それぞれ違うお寺)、神社のお守りを一個いただきました。全て健康守りです。

そこで素朴な疑問なのですが、それぞれ違うお寺や神社のお守りを同じ場所に置いて手を合わせても大丈夫なのでしょうか?
神様同士喧嘩をなさったりしないのでしょうか?

それと、他人から貰ったお守りは効果があるのでしょうか?

無知なので教えてください


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お守りに込められた願い

お守り自体は物です。人間が作ったもの。工場で生産されたもの。

でも、そのお守りをあなたにあげたという行為には願いがある。

ここでは「健康であってほしい」というご親戚からの願いがあるのでしょう。

お守りはその願いの象徴です。お守り自体にとらわれて、効果を期待し、外れれば怒り、当たれば驕り…というものではありません。

効果があろうがなかろうが、私にそういう願いをかけてくださったのだという事実が有難いのではないでしょうか。

他のお守りをもっていたら効果が薄れるのでは?とかお守りをもっていないと守ってくれないのではないか?
と神仏を値踏みするのはいつも人間側です。神仏はお守りあるなしで人間を選ぶでしょうか。私らが神仏より偉くなって向こうを選んでいるのかもしれません。
なお、ここで「守ってくれる」というのは神仏が私に都合のいいことをもたらしてくれる、都合の悪いことを遠ざけてくれる、ということではありません。

お守りに願いを込める私たちではありますが、実は仏の方から「その願いが思い通りにならないとあなたは本当に幸せではないのか?」と大きな願いで包まれているのです。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
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