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バツイチは無条件に嫌がられるものですか。

回答数回答 3
有り難し有り難し 36

初めまして。一年前に結婚生活二年子ナシ離婚しました。原因は、性格の不一致と私の忘れられない恋でした。
現在はその恋のお相手が彼氏となり良い関係が築けていると思います。
しかし彼との今後について考えたときに、彼のご両親に、バツイチという事実を認めてもらえるのかが不安でなりません。(ご両親は60代前半)
まだ、お会いしたことはありませんがとても厳しい方のようで、彼はお父様のことをとても尊敬しており、お父様の考えは全て正しい、という考えのようです。
過去にご両親の反対を押し切り、行動したことがあり、結果後悔した経験があるそうです。
「紹介してバツイチでいい顔はされないのはなんとなくわかる。無理と言われても最終的に許してくれるも思うけど、それでいいのかなって。」彼も自信がないようで、結局反対を押し切り失敗するのでは?という考えがあるようです。
「親に言いにくいから、別れた方がいいのかと思う(現に二回ほど別れましたが彼の方から戻ってきています)けど、今が楽しいから、あまり考えないようにする。」と将来への思考はストップしている状態です。
半年後に同棲しようと話していましたがそれもご両親には怒られるから、言わない。んだそうです。
彼にとって、私と同じかそれ以上にご両親が大切で悲しませたくない気持ちもわかります。
ひとりっ子なのでより一層親子の絆は強いと思います。
その思いも否定しません。そして私のバツイチという事実は一生消えることはありません。
ご両親がバツイチを本当に拒否されるかどうかも、正直どんな反応をされるかも私には検討つきません。
私は彼のことがとても大好きです。身を引くなんて考えたくないです。人生やり直したいです。
なんで結婚したのか後悔の日々で悔やんでも悔やみきれません。
周りの友人や私の両親は、子供がいなくて良かったね。良い経験値だよ。なんにも痛くも痒くも無いから、次は良い相手と、ね。とみんな言ってくれます。でも結局、当事者じゃないから言えるのかなと思ってしまいます。
私は経験が身に染みて、同じ思いはしたくない気持ちしかありません。
お互い様や、進んでやることがどれだけ夫婦生活に必要なのか学びました。
彼に自信を持って私を紹介してね、なんて言えた立場ではないこの私に、彼を勇気付けることは出来るのでしょうか。
彼のご両親はバツイチの私を認めてくれるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

認めてもらおうと思わなければ良い

人生甘くありませんから、ビターなテイストを味わえばよいのです。
最初から認めてもらおうと思っているから認めてもらえなかった時に凹むのです。
200%認めてもらえなくて当然と思っておきましょう。
認めてもらえた時にお釣りがでます。
自分の判断で結婚して、離婚したのですからいまさら、どうして結婚しちゃったんだろうとか言っても、なんにも言えません。あなたの自己責任です。
彼が好きなら反対されてでも一緒になればいいのです。
円満な結婚というものはありません。
それは前の結婚で経験されたはずです。
全てひっくるめて謙虚な気持ちでいることです。
まちがっても反対されることや、認めてもらえないことに反発しないことです。
我の強い人間にだけはならないことです。
人生は経験を反省し、我を抑え、慎みのある生活をするためにこそあるのです。
年を重ねるごとに我、自我、エゴが強くなるような生き方だけは今後の夫婦関係¿の為にも最も慎むことです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

過去は戻せません。

彼はあなたのことをバツイチとわかった上でお付き合いされてますよね。
しかも、2回ほど復活アタックされてますし(笑)
かなり本気デス。

それなのに・・・・

彼はあなたの過去に縛られています。
そのような思考では、彼は幸せになれませんよ。

どうされます?
ドラえもんでも呼んでタイムマシーンで結婚前に戻りますか?

それで、エニシングオーケーですか?

これは、彼の問題です。
もちろんパートナーである、あすかさんの問題でもありますが。

彼は両親から自立していません。
お父上のお考えと、自分の想いを、一緒くたにしようとしてます。
自分の人生って何なのでしょうか?と、お聞きしたいくらいです。

ということで、次の会見はお付き合いの報告ですね。
そうそう、徐々にいきましょう。

過去と他人は変えれません!

>私は経験が身に染みて、同じ思いはしたくない気持ちしかありません。
>お互い様や、進んでやることがどれだけ夫婦生活に必要なのか学びました。

すっ!すばらしい。ボクの嫁になって下さい。
あっ・・・・坊主が変な冗談書いてゴメンナサイ。
でも、それくらい素敵な言葉を書かれておりますよ。

そんな素敵なあなたでご両親に会見して下さい。
あと、彼の教育も。

この恋のクオリティー高めて下さいね。

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有り難し
おきもち

時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいったい何か?と、考えています。 僧侶としての根本は、朝のお勤めだと考えております。 週に2回、お寺で空手教室を開いております。 近隣の子供たちに、礼儀作法を伝える。 これも寺院の持つ役割である、地域貢献に繋がると、少なくとも私はそう思い、精進しております。

バツは過去形です

拝読させて頂きました。あなたのこれから彼と幸せに共に生きていきたい、共にお互いを尊重しあい助け合いながら大切に人生を生きていきたいと思うならば大丈夫です。
しっかりお互いを信頼しあいながら生きていくならば何ら問題ありません。
バツは過去形です。今気にすることではありません。
これからの人生を彼としっかりと歩んでくださいね。

あなたと彼と皆様のこれからの未来が共に豊かであれと心よりお祈り申し上げます。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

質問者からのお礼

こんばんは。まさかこんなに早急にお言葉をいただけるとは思っていませんでした。ありがとうございます。
私は過去の経験上パートナーに対してとてもワガママでした。私が言うことが絶対、そんなお付き合いばかりしていました。いつも自分自分な私。前回の結婚生活でよく分かったことです。相手のためを思うことができていなかった。
頭で良くないことだと理解しているとは思うのですが、こちらで相談させていただき、よくわかりました。
認めてほしいという気持ちが先走って悩むのは身のほど知らず…。
まずは私の思考の改善が必要ですね。
誰よりも彼のためを思い、自分のことは後回しに行動に移していこうと思います。
まだ時間はかかりますが、一歩一歩、しっかりと歩んでいきます。
大変あたたかいお言葉をありがとうございました。

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