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ずっとこのまま

回答数回答 2
有り難し有り難し 4

度々すみません、気持ちをかかせてください。

自分が何したいのかわからない、
どうしていきたいのかもわからない、

彼にはもう会えないという事実
虚無感だけが私の中にあります。

彼が亡くなる前の私は、
何をしていても彼のことを
いつもいつも考えていましたし、
頑張ったら褒めてくれる、
辛いときはそばに居てくれる、
楽しいこと、嬉しいことがあれば
ああ彼に早く言いたい、伝えたい、
何があっても1番に頭に浮かぶのは彼なのです。

彼が亡くなった今だって
それは変わらないのです。
でももう、話せない
話しかけても返ってこない、
事実を受け入れても、
悲しみが無くなることって
ないです、ずっと寂しい。

例えばこのままずっと彼をすきでも
周りにはきっと、
結婚するのがあたりまえみたいな世の中で
そろそろ結婚しないの?とか、
彼だって幸せを願ってるんだよとか
きっとそんなことを言われる日が
くると思うんです。
私の幸せは彼なのに、です。

彼のいないこれからに、
どうしても楽しみや希望を
感じる事ができません。

私が元気で笑顔で幸せに生きていることを
彼が願っていることもわかっています。
彼が見守ってくれていると信じています。

だけどわからないんです、
これから自分がどうやって
いきていくのか、わからないんです。

時間が経てばどうにかなる、
そういう問題だとは思えません。

彼が亡くなってからの、
まわりの人達の立ち直りというか
心の切り替えが、はやいんです、
みんなは、もう、いつも通りなんです。
私だけが、学校も行けてなくて、
なにしてるんだろう自分、って思います。

今のわたしが、これからも
生きる意味ってなんでしょう。

しらないですよねそんなの、
変な質問ばっかりしてすみません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは必ずや救われます、大丈夫です

拝読させて頂きました。
あなたのその悲しみそしてこれからどうしていけばいいのかわからない虚脱感や周りの人たちの切り替えの早さに戸惑いも覚えていらっしゃるのですね。
あなたのそのお気持ちを心よりお察し申し上げます。

その答えは自分自身でこれから出していくものですから決してあわてる必要はないのです。
あなたのその彼へのお気持ちや受け入れられない現状があることが当然のことですから。
人はなくなることは決まっていますが、その様な事を身をもって体験しなければみんな本当はわからないのに皆なんとなく過ごしていってしまっているのです。
本来ならばその悲しみは人の想像をはるかに超えたものなのです。
ですから受け入れることは本当は大変な事なのです。
周りの方のことはしばしほっといてよいのです。
あなた自身慌てずに今の自分の彼へのお気持ちを大切になさりながら毎日毎日をしっかりと感じて生きてください。

あなたの中に彼は今も生きています。そして心の中であなたが彼に語り掛ければ必ずや答えてくださいます。あなたをずっとずっと見ていてくださっているのですから。

まだまだあなたには大変辛く苦しい時間でしょう。ですが必ずや光が差し込んできます。
仏様の光があなたに差し込みあなたは必ずや救われて参ります。

いますぐそのことを信じる事ができなくてもどうか今ひと時ひと時を大切に生きて頂きたいと存じます。

あなたが必ずやその苦しみから救われて参ります様心から仏様にお願いしお念仏おとなえさせていただきます。
どうか心安らかになさってくださいね。
あなたのこれからの未来を心から願っています。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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考えない

あなたの救いは、考え方や思いにはないと、知っていただきたい。
先のことはどうなるか誰にもわからない、過去のことも記憶でしかない。では何を信じるか。思いや考え方より、事実です。

それは、目、耳、鼻、舌、身体の五感から感じ取ります。そしてそれは今、この体のあるところでしか感じる事ができません。つまりたった1秒前のことすら過去の記憶でしかないのです。
目に見たもの、耳で聞いたものはあるようでいてつかむ事ができない。今私はスマホを持っていますが、10秒前のスマホではなく、今ここで持っています。掴んでいるようでつかめていない。真新しい今の様子を感じ取るのみです。
もっというと感じているという感覚すらなく、そこにあることを知るのです。

そうした事実に生きるのです。事実は次から次へと出てきては消えていきます。跡形もなく。そして新しいものに触れていきているのです。

なぜ生きるかなんて理由はありません。人の考えの前に私たちは生き、生かされています。理屈でないところで生きているのです。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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質問者からのお礼

東様
本当にありがとうございます。
彼のことを思うと自分の存在する意味が
ふとわからなくなることがあります。
そんなときに、東様をはじめ、
hasunohaの皆様のお言葉を読み返し
自分の気持ちを落ち着かせております。

朝目覚めてから、夜寝つくまで、
彼がいないと、時間がとても長いです。
それでも外に目を向けると、
ものすごい速さで世の中は動いていて
私はきっと焦っていたのですね。

ですが、東様のおっしゃる通り、
大切な人との別れというものは
受け入れるにはきっともっと
時間のかかることですよね。

彼のことを思う、悲しくて寂しくて涙を流す
しばらくは自分の心に、素直になっていてみようと思います。

お忙しい中、親身になってくださって
本当にありがとうございます。

邦元様
お忙しい中、ありがとうございます。

人の考えの前に生き、生かされている

事実という一瞬一瞬が紡がれたものが、
私たちの生きている世界なのですね、
今のことも次の瞬間から過去なのですよね。

生きることに意味はいらない、
理屈で生きているわけではない、
ひねくれたことを言えば、
意味や理屈があっても人は、
生きられないのかもしれません。

考えでも思いでもなく、事実の中で、
生かされているのですね、私たちは。

私の頭では理解に時間のかかる
少し難しいお言葉でしたが、
なんとなくですが、
私の中で理解できました。

お言葉いただき、ありがとうございました。

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