留学について
現在大学2年の者です。
私はノルウェーが好きで3年の夏から約1年間ノルウェー語学留学に行こうと思っています。
しかし最近迷ってきています。理由はノルウェー語を勉強して何になるのか、帰って来るのは4年の夏で就活が大幅に遅れる、資格も特に何も持ってないため自分に何も取り柄がないのにのんきに留学していいのか、親にお金の面でかなり迷惑をかけるなどです。偏差値があまり高くない大学なので帰国してから就職できるのか不安です。
なんでノルウェーなの?と言われてもうまく答えられず、単に好きなだけなら留学しないほうがいいのかなと思ってしまいます。
高校の時から留学に憧れていて、もしかすると自分はただ外国に行きたいだけなのではないかとも思ってきています。
先輩で同じ北欧のスウェーデンに1ヶ月留学した方がいますが、1ヶ月で十分だったと言っていました。友達にも長すぎない?と言われます。
私はよく人に流されやすいので、こういう意見を言われると、やっぱり長いのかなと思ってしまいます。
私は多額の学費を親に払ってもらっているのに、何を勉強しているんだろう、将来なんの役に立つんだろうと自己嫌悪に陥っています。
将来の夢もなく、漠然と外国が好きってことしかわかりません。外国人と関わることだって日本で探せば方法はたくさんあると思います。留学の意味は、、、?
自分がいま何をしたいのかわかりません。どうすればいいのかもわかりません。
まとめると、ノルウェー語を勉強してなにになる?どう役に立つ?就職活動が不安、将来が不安ということです。
長文で申し訳ありませんが、相談に乗っていただけると嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
留学経験ありの生臭坊主がお答えします。
ヨーロッパに留学!憧れますね。拙僧も小さい頃から海外に憧れ、修行後の22歳でカナダ・バンクーバーに留学した生臭坊主です。
留学をして得たものは「日本を客観視できた」「視野が広がった」「度胸がついた」「いままで学んだものの素晴らしさに気づいた」というところでしょうか。
しかし、現実的に考えると、留学から帰って英語が話せるようになっても、結局「ネイティヴ並みの語学力」や「TOEIC700点以上」といった明らかな実力がなければ、就職にはなんの役にもたちません。ただの思い出です。
大体の人は、それに気づくのが留学から帰ってきた後なんです。
留学前に気づいた時点で、もう相談者様の留学は成功したようなものです。
何故なら、出発前に「明確な目標」を考えることができるからです。
英語圏でいえば「TOEIC800点!」などがありますが、北欧のことはわかりません。
したし、「北欧でなければ学べないこと」が必ずあるはずです。
例えば、福祉に関しては北欧が世界一だといいます。芸術なんかに関しても、ヨーロッパは優れているでしょう。
そういった「語学+α」という目標を明確化してみては?日本社会は、意外にも特殊な経験・知識を持った人を評価してくれます。
そしてなにより海外は素晴らしい景色と素晴らしいお酒、素晴らしい文化と素晴らしい建物の宝庫です。歩いているだけで、感性が磨かれます。
そういった感性は、どんな生き方でも必ず役に立つでしょう。
なんにせよ、留学経験は決して無駄にはなりません。
これまで全く仏教っぽいこと言えなかったので、最後に弘法大師空海の言葉を贈ります。笑
「虚しく往きて実ちて帰る(むなしくゆきてみちてかえる)」
中国へ留学した弘法大師が、何もない不安のまま海外へ飛び込み、素晴らしい成果を持って日本へ帰ってきた喜びを語った一言です。
あなたの留学を心から応援しています。
質問者からのお礼
私の相談に乗っていただき本当にありがとうございます。
確かに外国で学べることは語学だけではないですね!私は楽器を演奏するのが大好きです。そういう自分の好きなことも海外で活かせることができればいいと思います。
もし行くのをやめてしまったら、後からあの時行っておけばよかった、と後悔するのが目に見えてるので、恐れずに挑戦したいと思います。
ありがとうございました!(*^-^*)