家族間のトラブルに対しての怒り
私は以前会社を営んでおりました。(今も別の会社を経営してますが)その会社を兄に取られてしまった事に対して怒りが収まりません。兄は、元々父親の仕事に志を持ち(実際には努力してませんでした)資格を取る為に30歳まで父に小遣いをもらい学校に行かせてもらっておりましたが資格も取れず、当時付き合ってた方が妊娠したのを機に結婚しましたが浪費くせや遊びくせが治らず離婚に至りました。そこで父親の依頼で私が経営していた会社に入りましたが兄貴風を吹かせて非常にやりにくい環境になり、兄を辞めさせたのですがそれから父親との関係も悪くなり、私がおととし結婚を機に(嫁の妊娠)会社の株の持ち分を買い取る話をしましたが一方的に代表から解任されました。まず、第一にその会社は、母方のお父さん(私からみておじいさん)が始めており二男の私が母方の会社を兄が父親の会社を受ける予定でしたが、父親の会社は資格が必要な為、努力しない兄は当然継げない為に私が継いだ会社に手をつけました。結局は、裁判しようと考えましたが残りのお金を争いに使うのではなく私は新しい家族の為に使うことを選択しました。ただ母親が亡くなって10年弱その会社を経営してきたのでたまに怒りが出ますし、また、別の方から言われたのが先祖供養をした方が良いと言われました。はっきり言って新しい家族がいなければ親父と兄は殺してましたし、なかなか心にしまってもたまに怒りがこみ上げてきます。この先、どういう気持ちで人生を送ればよいですか?また心を整えるにはどうしたらよいですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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先祖供養して当然
てる坊主さんへ
「別の方から言われたのが先祖供養をした方が良いと言われました。 」と・・・
先祖供養は、行って当然。
今日あるのは、良くも悪くもご先祖様のお陰。
今日良くば、「ご先祖様のお陰」と感謝し、
今日悪くば、「自分の至らなさ」を反省し、
いずれにせよ、「どうぞお見守り下さい。」と、供養しましょう。
ですが、先祖供養しようとしまいと、
肉親間の争いが必ず絶えるとは限りませんが、
てる坊主さんの心・行動は必ず変わると思います。
「親父と兄は殺してましたし」・・・
そんな事にならなかったのは、
ご先祖様のお陰だと思います。
『 以徳報恨(いとくほうえん)』は、徳を以て怨みに報ゆと言う言葉ですが、
恨みに対して恨みで返すと恨みの連鎖は止まりません。
怒りに対して怒りで返すと怒りの連鎖は止まりません。
この負の連鎖を止める唯一の方法は、
『 以徳報恨(いとくほうえん)』です。
悪縁転じて良縁を結ぶ
10年も経営者として懸命に働いて来ると、自分が維持して大きくしてきた、という思いがあって当然の事と思います。
ですが、元々は授かり物。
授かるとは、私はお預かりするということだと思っています。
私はお寺の生まれですから実家はお寺です。
私は実家のお寺を継ぐことになっていましたが、縁あって別のお寺の住職をしております。
私には後継ぎがおりませんから、いずれはこのお寺も誰か後継者に譲って出ていかなければなりません。
実家のお寺も今は私が兼務していますが、ここもいずれは後継者に譲ることになります。
事故にでも遭って住職が出来なくなれば、その時点で、私にはこの世に実家すら無いことになります。
でも、私はそれで良いと思っています。
元々は代々の住職からのご縁でお預かりしたもの、私のものではありません。
私にご縁があるうちは懸命にお守りして、どんな形であっても、そのご縁を次へ繋ぐことが出来るなら幸せなことだと思っています。
考えてみれば、この世に私の持ち物などこの身体しかありません。
どんな物もあの世には持って行けません。
財産を残しても、あとにご縁を繋いだ人の使い方で良くも悪くもなります。
たとえ何も残せなくても、なにかしらのご縁を繋ぐことが出来れば、その人がまたその次へとご縁を繋いで下さると信じています。
せいぜい生きて100年のこの身体、目の前に与えられたものを精一杯させていただくことしか出来ないのです。
欲を持つことは必要なことですが、持ちすぎると、その人生も欲に従ったものになります。
欲に溺れた人生に、決して平穏な時は訪れません。
あなたのご覧になっているご父兄の姿がまさにそうかも知れません。
先祖供養をと仰った方は、これをご先祖様のせいにしたいのでしょうが、そんな因果はあなたには及びません。
頂いたご縁を生きている者がどう使うかで全てが決まります。
既に、あなたが頂いた新しいご家族のご縁で、あなたは悪業を作らないですんだはず、この世に悪い因果の原因を作らずにすんだのです。
あなたが頂いたご縁の中で、自分が「こうはなりたくない」部分をしっかりご父兄に見せて頂いたはずです。
それこそ、あなたの人生の大きな教訓になるはずです。
悪縁と思うなら繰り返すことなく、あなたの思う良縁を次へ結んであげて下さい。
あなたがみんなを幸せにしてしまいましょう
てる坊主さま
それは大変な思いをされたようですね。
お寺の檀家さんのはなしですが、
多額のお布施をされた方がいまして、何故そんなにも、お布施をしてくださるのかと伺ったところ、
「このお金は私のお金ではない。ご先祖様が残してくださった仕事から得たものです。ですから、私のものではないのです。お寺にご寄付させていただきたい。」とのお話があったようです。その考え方にとても仏心を感じました。まったく財産に執着していない方でした。
そもそも、会社自体譲り受けたものであり、あなた様のものではない。経営していた時期もありましたが、それは過去のこと。そこに執着せず、今まで立派につとめあげてきたあなた様なら、また立派にお仕事をしご家族を大切にできるでしょう。
時間は1秒1秒前に進んでいます。今までのことがどんどんと過去に遠ざかっています。記憶の中に悔しさが残っているだけです。
記憶を今思い出し、どうのこうのしても、苛立ちが増すばかりです。そのことにとらわれイライラするのも悔しいじゃないですか。
あなたが一歩上に立ち全てを受け止める仏心を持つことができれば、きっとまあるくまとまるでしょう。そしてお子様、奥様も幸せに過ごせることでしょう。
質問者からのお礼
鷲尾 隆仁様へ まずは、お言葉ありがとうございます。私も普通に先祖供養は行って当然と思いますし、現に私は母親が亡くなってから定期的にお墓に参っておりましたが、私が先祖供養しなさいと別の方に言われたのは、うちの家族関係がガタガタになるのはどうも父方の先祖が悪行を行い、恨みをかってその悪行をした本人が成仏できないのかその憎しみが代々残ってるといわれました。現に私は母方の仕事を継ぎ母方の養子になる予定でしたが正直仕事も取られてそれ自体も迷っております。そして現世で悪行をしたのも父親と長男なので別の方に言われた事もなんとなく繋がる気がします。
邦元 様 ありがとうございます。 私も財産に執着していれば今の道は選ばず、今年話題の00家具の父親&娘のようにとことん争ってたでしょう。ただ、継ぐ当時、会社の経営は悪く、母親の急死を気に何も約束されていない状況の中、母親の気持ちを汲んで(生前私に会社をしてほしいとの事)亡くなった時に私は別に勤めてましたが、供養も兼ねて継ぐ事を決意し会社を10年時弱で立て直しましたところ父親と兄が権利を主張して今にいたるところです。今の気持ちとしては半分は亡くなった母親があの人たちはくせが悪いから関わりなさんなと言ってる気がしてあらたなご縁で今の商売をさせていただいてる気持ちと半分は自分自身が努力してたので思い出すと腹立てる気持ちがありますが、今の環境は決して裕福ではないですが、
じゃまする人間はいないのでとにかく100%前向きに思えるように努力したいです。
小原観慈 様 お言葉ありがとうございます。私も今回の件で人からの妬みや辛みは片方からの気持ちであり、人から恨まれたり憎まれる事は絶対にいけないことだと考えさせられました。まさに父親と兄は権利を勝ち取ったかもしれないが恨まれたり憎しみも生んだ事にもなります。私は、人から喜ばれて経営をするのであれば私も喜んでしますが、彼らのした事は理解できませんし、こうまでして続けたくないと決断しました。ただ私自信修行が足りず思い出して怒りがこみあげてきたり、嫌な気持ちになるのでこの気持ちがある以上は私自身も上に上がれないと思いますので早く悪い気持ちを消していこうと考えております。
小原観慈 様 お言葉ありがとうございます。私も今回の件で人からの妬みや辛みは片方からの気持ちであり、人から恨まれたり憎まれる事は絶対にいけないことだと考えさせられました。まさに父親と兄は権利を勝ち取ったかもしれないが恨まれたり憎しみも生んだ事にもなります。私は、人から喜ばれて経営をするのであれば私も喜んでしますが、彼らのした事は理解できませんし、こうまでして続けたくないと決断しました。ただ私自信修行が足りず思い出して怒りがこみあげてきたり、嫌な気持ちになるのでこの気持ちがある以上は私自身も上に上がれないと思いますので早く悪い気持ちを消していこうと考えております。