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家族間のトラブルに対しての怒り

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有り難し有り難し 26

私は以前会社を営んでおりました。(今も別の会社を経営してますが)その会社を兄に取られてしまった事に対して怒りが収まりません。兄は、元々父親の仕事に志を持ち(実際には努力してませんでした)資格を取る為に30歳まで父に小遣いをもらい学校に行かせてもらっておりましたが資格も取れず、当時付き合ってた方が妊娠したのを機に結婚しましたが浪費くせや遊びくせが治らず離婚に至りました。そこで父親の依頼で私が経営していた会社に入りましたが兄貴風を吹かせて非常にやりにくい環境になり、兄を辞めさせたのですがそれから父親との関係も悪くなり、私がおととし結婚を機に(嫁の妊娠)会社の株の持ち分を買い取る話をしましたが一方的に代表から解任されました。まず、第一にその会社は、母方のお父さん(私からみておじいさん)が始めており二男の私が母方の会社を兄が父親の会社を受ける予定でしたが、父親の会社は資格が必要な為、努力しない兄は当然継げない為に私が継いだ会社に手をつけました。結局は、裁判しようと考えましたが残りのお金を争いに使うのではなく私は新しい家族の為に使うことを選択しました。ただ母親が亡くなって10年弱その会社を経営してきたのでたまに怒りが出ますし、また、別の方から言われたのが先祖供養をした方が良いと言われました。はっきり言って新しい家族がいなければ親父と兄は殺してましたし、なかなか心にしまってもたまに怒りがこみ上げてきます。この先、どういう気持ちで人生を送ればよいですか?また心を整えるにはどうしたらよいですか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先祖供養して当然

てる坊主さんへ

「別の方から言われたのが先祖供養をした方が良いと言われました。 」と・・・
先祖供養は、行って当然。
今日あるのは、良くも悪くもご先祖様のお陰。
今日良くば、「ご先祖様のお陰」と感謝し、
今日悪くば、「自分の至らなさ」を反省し、
いずれにせよ、「どうぞお見守り下さい。」と、供養しましょう。

ですが、先祖供養しようとしまいと、
肉親間の争いが必ず絶えるとは限りませんが、
てる坊主さんの心・行動は必ず変わると思います。

「親父と兄は殺してましたし」・・・
そんな事にならなかったのは、
ご先祖様のお陰だと思います。

『 以徳報恨(いとくほうえん)』は、徳を以て怨みに報ゆと言う言葉ですが、
恨みに対して恨みで返すと恨みの連鎖は止まりません。
怒りに対して怒りで返すと怒りの連鎖は止まりません。
この負の連鎖を止める唯一の方法は、
『 以徳報恨(いとくほうえん)』です。

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おきもち

昭和43年、奈良県葛城市生まれ。子授け寺浄願寺の住職、鷲尾隆仁。 日...
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悪縁転じて良縁を結ぶ

10年も経営者として懸命に働いて来ると、自分が維持して大きくしてきた、という思いがあって当然の事と思います。

ですが、元々は授かり物。
授かるとは、私はお預かりするということだと思っています。

私はお寺の生まれですから実家はお寺です。
私は実家のお寺を継ぐことになっていましたが、縁あって別のお寺の住職をしております。
私には後継ぎがおりませんから、いずれはこのお寺も誰か後継者に譲って出ていかなければなりません。
実家のお寺も今は私が兼務していますが、ここもいずれは後継者に譲ることになります。
事故にでも遭って住職が出来なくなれば、その時点で、私にはこの世に実家すら無いことになります。

でも、私はそれで良いと思っています。
元々は代々の住職からのご縁でお預かりしたもの、私のものではありません。
私にご縁があるうちは懸命にお守りして、どんな形であっても、そのご縁を次へ繋ぐことが出来るなら幸せなことだと思っています。

考えてみれば、この世に私の持ち物などこの身体しかありません。
どんな物もあの世には持って行けません。

財産を残しても、あとにご縁を繋いだ人の使い方で良くも悪くもなります。
たとえ何も残せなくても、なにかしらのご縁を繋ぐことが出来れば、その人がまたその次へとご縁を繋いで下さると信じています。

せいぜい生きて100年のこの身体、目の前に与えられたものを精一杯させていただくことしか出来ないのです。

欲を持つことは必要なことですが、持ちすぎると、その人生も欲に従ったものになります。
欲に溺れた人生に、決して平穏な時は訪れません。

あなたのご覧になっているご父兄の姿がまさにそうかも知れません。

先祖供養をと仰った方は、これをご先祖様のせいにしたいのでしょうが、そんな因果はあなたには及びません。
頂いたご縁を生きている者がどう使うかで全てが決まります。

既に、あなたが頂いた新しいご家族のご縁で、あなたは悪業を作らないですんだはず、この世に悪い因果の原因を作らずにすんだのです。

あなたが頂いたご縁の中で、自分が「こうはなりたくない」部分をしっかりご父兄に見せて頂いたはずです。

それこそ、あなたの人生の大きな教訓になるはずです。

悪縁と思うなら繰り返すことなく、あなたの思う良縁を次へ結んであげて下さい。

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おきもち

あなたがみんなを幸せにしてしまいましょう

てる坊主さま

それは大変な思いをされたようですね。

お寺の檀家さんのはなしですが、
多額のお布施をされた方がいまして、何故そんなにも、お布施をしてくださるのかと伺ったところ、
「このお金は私のお金ではない。ご先祖様が残してくださった仕事から得たものです。ですから、私のものではないのです。お寺にご寄付させていただきたい。」とのお話があったようです。その考え方にとても仏心を感じました。まったく財産に執着していない方でした。

そもそも、会社自体譲り受けたものであり、あなた様のものではない。経営していた時期もありましたが、それは過去のこと。そこに執着せず、今まで立派につとめあげてきたあなた様なら、また立派にお仕事をしご家族を大切にできるでしょう。
時間は1秒1秒前に進んでいます。今までのことがどんどんと過去に遠ざかっています。記憶の中に悔しさが残っているだけです。
記憶を今思い出し、どうのこうのしても、苛立ちが増すばかりです。そのことにとらわれイライラするのも悔しいじゃないですか。

あなたが一歩上に立ち全てを受け止める仏心を持つことができれば、きっとまあるくまとまるでしょう。そしてお子様、奥様も幸せに過ごせることでしょう。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...
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質問者からのお礼

鷲尾 隆仁様へ まずは、お言葉ありがとうございます。私も普通に先祖供養は行って当然と思いますし、現に私は母親が亡くなってから定期的にお墓に参っておりましたが、私が先祖供養しなさいと別の方に言われたのは、うちの家族関係がガタガタになるのはどうも父方の先祖が悪行を行い、恨みをかってその悪行をした本人が成仏できないのかその憎しみが代々残ってるといわれました。現に私は母方の仕事を継ぎ母方の養子になる予定でしたが正直仕事も取られてそれ自体も迷っております。そして現世で悪行をしたのも父親と長男なので別の方に言われた事もなんとなく繋がる気がします。

邦元 様 ありがとうございます。 私も財産に執着していれば今の道は選ばず、今年話題の00家具の父親&娘のようにとことん争ってたでしょう。ただ、継ぐ当時、会社の経営は悪く、母親の急死を気に何も約束されていない状況の中、母親の気持ちを汲んで(生前私に会社をしてほしいとの事)亡くなった時に私は別に勤めてましたが、供養も兼ねて継ぐ事を決意し会社を10年時弱で立て直しましたところ父親と兄が権利を主張して今にいたるところです。今の気持ちとしては半分は亡くなった母親があの人たちはくせが悪いから関わりなさんなと言ってる気がしてあらたなご縁で今の商売をさせていただいてる気持ちと半分は自分自身が努力してたので思い出すと腹立てる気持ちがありますが、今の環境は決して裕福ではないですが、
じゃまする人間はいないのでとにかく100%前向きに思えるように努力したいです。

小原観慈 様  お言葉ありがとうございます。私も今回の件で人からの妬みや辛みは片方からの気持ちであり、人から恨まれたり憎まれる事は絶対にいけないことだと考えさせられました。まさに父親と兄は権利を勝ち取ったかもしれないが恨まれたり憎しみも生んだ事にもなります。私は、人から喜ばれて経営をするのであれば私も喜んでしますが、彼らのした事は理解できませんし、こうまでして続けたくないと決断しました。ただ私自信修行が足りず思い出して怒りがこみあげてきたり、嫌な気持ちになるのでこの気持ちがある以上は私自身も上に上がれないと思いますので早く悪い気持ちを消していこうと考えております。

小原観慈 様  お言葉ありがとうございます。私も今回の件で人からの妬みや辛みは片方からの気持ちであり、人から恨まれたり憎まれる事は絶対にいけないことだと考えさせられました。まさに父親と兄は権利を勝ち取ったかもしれないが恨まれたり憎しみも生んだ事にもなります。私は、人から喜ばれて経営をするのであれば私も喜んでしますが、彼らのした事は理解できませんし、こうまでして続けたくないと決断しました。ただ私自信修行が足りず思い出して怒りがこみあげてきたり、嫌な気持ちになるのでこの気持ちがある以上は私自身も上に上がれないと思いますので早く悪い気持ちを消していこうと考えております。

「怒りがとまらない・抑えたい」問答一覧

自分の怒りの感情をどう処理したらいい?

上司とかそこまで仲良くないような人に酷いことをされたら怒りを感じても平気ですが、仲良くしていたはずの人に(自分にとって)裏切られたような気持ちになった時に、自分の怒りが正当ではないと思ってそこに怒りを感じていることが理不尽でおかしいことなのではないかと、ストレスが無限ループしてしまってずっと苦しいです。 正当ではない、と思うのも自分の被害妄想なんじゃないかと思ってしまうからです。 相手からコンプレックスを酷く刺激されているのが原因だと思うのですが、コンプレックスは結局、自分自身の問題でしかないため、刺激されたくない部分を持って、そこにコンプレックスを感じている自分が悪いんだと考えてしまいます。 打てる手は全て打ってると思うのですが解決しません。相手との接触を断つ、SNSも全てブロックする。今回の件は恋愛絡みなので、新しい出会いを探す…です。 本人たちに直接怒りをぶつけたらスッキリするのかなと思いましたが、結局、負け犬の遠吠えでしかなく、より自分が惨めになるだけだろうなと思ってしまいます。 そもそも、元々仲良くしていた人たちなので彼らを嫌いになりたくなかった、嫌いになってしまって、SNSを全部ブロックして、彼らの愚痴を共通でない友達に話して、ノートに書き殴っている自分は自分勝手で最低だと思ってしまいます。 その出来事から半年近く経ってもずっと苦しいです。元々根に持ちやすいタイプではやくどうでもいい、となりたいのですがなかなかそうはいかず苦しいです、助けてください。

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怒りと怨みの蓄積

お世話になっております。 ここ3年程の他人に対する怒りと怨みの感情が軽減されず蓄積しています。 特に仕事で体験してしまった怒りと怨みが強く残っています。小売業をしていました。客からの理不尽な暴言は、昨日のように蘇ります。また、その頃は職場環境も良いものではなく悪口•陰口が蔓延していました。 私は、沸点が低い方です。暴言を吐く客の中には小学生以下の子供もいました。 職場には「子供だから発言の善悪の区別がつかない。子供はしょうがない」と、流せる寛容な方もいましたが、私は子供でも暴言は許せなかったです。そして、注意もしない親にも腹が立っていました。 中には親子で失礼な発言をする客もいました。 毎日ただただ耐えました。 「クソが。地獄に落ちろ」と、そんな事ばかり考えていました。 そして現在、その時期の出来事は今も私を苦しめます。 「過去と他人は変えられない」この言葉はつくづく残酷だなと思います。 その客達もいつか、自分達が吐いた暴言が自分に返ってくると理解し、改める日がくれば良いと思ってしまいます。 現状、一日の中のふとした瞬間に必ず何かしら記憶が蘇って来ます。 …解決策はやはり「日にち薬」が最善なのでしょうか。 そう遠くない将来、怨みつらみに全てを飲み込まれてしまいそうで自分自身が怖いです。

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怒りや負の感情の捨て方

少しお話を聞いて頂きたいことがあります。 職場や家庭で他人や家族と何か軋轢があるとき、 たまに怒りを感じる時がありますが、それを全て相手に向けず、少し落ち着いて言葉を選び対応します。謝りますし、不快感も言葉を選びます。 人間関係を悪くしませんし、偉いね、とよく褒めてもらいます。 しかし、その時、自分の心に負の感情や怒りの力がグッとかかり、それを我慢してしまうときや、それが残る時、すごく辛くなる時があります。 周りとはいい関係は持続できる。これは良いことですが、 でも我慢した負の感情や残った怒りの感情のやり場、私も含め誰も傷つかないところへの捨て場所がよくわかりません。 しばらくするとどうでもよくなるのですが、 しかし「あの時あんなことを言われた」と根を持つこと感情が残ることにつながっているような気がします。 自分を楽にする、自分を救ってやるにはどうすればよいか。 その怒りの感情、負の力のやり場、捨て方、誰も傷つかない害のないところへの捨て方に少し悩んでいます。 相手に対して「もっと言ってやりたい」と思うのですが、感情に任せそれをやると後戻りができないほど相手との関係が悪くなることもあることはよく理解しています。 お話し聞いていただき、ありがとうございました。 乱文、失礼いたしました。

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どうでもいいことで人を責めてしまいます

この間旅行先から帰る空港でパートナーの手荷物に入っていたお土産物が引っかかってしまい没収されました。 別に誰が悪いわけでもないのにパートナーを責めてしまいました。大したことではないので笑って流せばいいのに旅行で疲れていてつい棘のある言い方をしてしまいました。 父も同じように母をよく責めていました。母は病気がちで何度か移植手術をしていました。母は医者から処方された薬を「なんか合わないから飲みたくない」と言うと父は「素人判断するな」と一蹴しました。後にその薬が要因で移植した臓器が拒絶反応を起こしました。父はその時母に「自分の身体なんだからちゃんと自分で見極めろ」と全く逆のことを言って責めました。よく離婚されないなと思いました。 私は父のそういうところが嫌いなのに、似たようなことをしてしまっている自分に嫌気がさします。 SNS上でニュース投稿についている被害者非難のリプライも「醜いけど私に似ているな」と感じ嫌な気分になります。 その人は悪くないって頭では分かっているのにどうして非難してしまうのでしょうか?どうやったら他者を非難せずに生きられますか? 読んでいただきありがとうございました。よろしくお願いします。

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主人の友人と彼女への怒りの抑え方について

半年前、主人(30代)の長年付き合いのある友人(30代)に初めて彼女(20代)ができました。 ある日、主人がどうな人なのかと尋ねると色々常識的に外れている方だったらしく「大丈夫?」と伝えたそうです。 そして一昨日の深夜、急にその彼女から私宛に個人メッセージが届きました。内容は「詮索してくるな。心配される筋合いはない。」との内容で、初対面とは思えないくらいの絵文字付きの文章でした。 主人と友人が急遽、電話することになったのですが、その時も、私に対して失礼なことを言い、暴言を吐かれました。 友人は止めることは一切ありませんでした。 主人は穏便に済ませる為、ただ謝り続けました。 私は、メッセージも暴言も止めなかった主人の親友にも、非常識な彼女にも正直呆れてしまいました。 主人には、急に深夜に連絡したことに対しての謝罪はありましたが、全く関係がないのに暴言などを吐かれた私に対しては、二人から一切謝罪はありませんでした。 彼女が過去に女性から嫌がらせをされていたことがトラウマで、それが原因で私に一方的に被害妄想をぶつけてきたそうです。 主人に友人の連絡先をブロックさせましたが、主人は休職から復帰したばかりでしたが、2日ほど休んでおり、寝込んでしまいました。 私は一番主人の友人に怒りを感じております。 長年付き合っている大切な友人の妻(自分)に対して暴言などを言ってきた彼女を止めず、肯定し、一切の謝罪もなく、まだ主人と友人関係を続けたいんだと、復帰したばりの主人に言ってきたことです。 自分達が見下されてるようにしか思えません。

有り難し有り難し 5
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ