hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

守られなくていい

回答数回答 2
有り難し有り難し 33

新しい年になっても苦しさは変わらない。40過ぎても 自分の家族を持つことも出来ず お金もなく 惨めで苦しい気持ちのまま毎日を なんとなく過ごし 何のために生きているのか。 自死することも出来ず。仏さまに迎えに来て欲しくて、願っても願っても朝が来てしまう。1日を無事に過ごせた事を感謝する気持ちを持てなくなった。守って下さっている力に見限られるにはどうしたらいいですか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の考えって必ずしも正しいもんじゃなくてさぁ

私があなただったらの話ですが。
そのまま感じたことを友達感覚でストレートに申し上げますと、
・心がくよくよするようなことを言わない方がいいと思うよ。
・心が暗くなるってことは悪いことを考えた結果だから原因を除く為にもその習慣をやめた方がいいよ。
・40過ぎて家族を持たない人なんてワンサカいて、楽しんでいる人もいるんだから責める必要はないよ。
・新しい年になったというより、今日も新しい時なのだから、新しく生きたらいいと思うなぁ。
・私もさほどお金はないけど、もっとお金持ちの人がナイナイ言って満たされないってことは惨めな気持ちさえ持たなければいいだけなのだと思う。
・何の為に生きているのかなんて考えなくても子供は楽しそうに生きているのだから理由なんて要らないのだと思います。
・そんなことを強要する人の教えが結果的にあなたを苦しませているのであればそれはその人たちの方が不幸だと思うからあなたも不幸にならないためにそんな人たちの教えに従わなくていいと思う。
・自死したければとっくに死んでいた。今もちゃんと生きているってことは本当は死にたいとかなんじゃないと思う。
・もっとより良い生き方を探しているからここに来たのだと思う。だったら、ホントにそこに向き合って手応えのある事を求めると楽しいはずです。
・私も死のうと思った人間ですが、坊さんも捨てて人を元気づけようとか、楽な生き方を無償で提供している。そういう人間がいるってことは、仏教にはそういう力があるってことだと思う。
・あなたが死にたい死にたいと願う事と、この自分と呼んでいる生命体が生きている事とは本当は別物で、私の意志とこの命の意志とは別なのだと知ると人生が変わると思う。
・守ってくれている力は見限ることも見捨てることもない存在なんだってことをあなたに教えてくれていると思う。
全部、自分が勝手にそう思い込んでも、現実が違うってことは、捨てた方がいいのは「そういうものの見方」の方であると思う。
私は「自分がこう思う」とかいうのを完全敗北して捨て去り、完全勝者になりました。
あなたは今優先しているその考え方によって苦しめられたのだから、そっちを捨てちゃえばいいと思う。
あなたのように「死にたかった人間」がこうしてエールを送っています。
どんな生き方したらそうなるのか、興味があったらお声かけください。

{{count}}
有り難し
おきもち

苦しみを捨て去って

拝読させて頂きました。
あなたがお感じなさっていらっしゃるように人生は思う通りにはいきません。だからこそ苦しみがあるのです。自分の生命さえも与えられたものですから自分のものの様であって実は自分のものではありません。詳細はわかりませんが、私たちはそれぞれ生命を与えられさまざまなものに育まれてそれぞれたくさんのご縁を与えられて生きているんのです。そして自分の生命が全うするまで生きるのです。
毎日毎日一分一秒づつ死に向かっているのです。必ずその死は訪れるのです。
そのことをあるがままに受け入れていくことが苦しみから離れていくことです。

どうかあせらずに心穏やかに受け入れて頂くようの心掛けてくださいね。
そしてあなたがその生命を全うする時必ず仏様のお導きを正しくお受けになり、仏様のもとの心から安心して生まれ変わることができます様にと真心こめてお念仏おとなえなさって仏様にお願いなさってください。
私もあなたがいつの日にか仏様にお導きを受けて速やかに仏様のもと極楽浄土に往生なさることを心を込めてお念仏おとなえし仏様にお願いさせて頂きます。
南無阿弥陀仏

必ず仏様はあなたをお導きなさってくださいます。どうか安心なさってください。
そしてその日が参るまであるがままをできる範囲で受け入れ、苦しみを捨て去り心健やかにご生活なさってくださいね。

あなたがこれからの人生を心安らかに穏やかに生き抜いて頂きます様にと心より仏様にご祈念申し上げます。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

死にたいと思っても死ぬのは怖いです。本当は生きていたいと思う気持ちもあります。私の死んでしまいたい気持ちは甘えでしかないんですね。私はハスノハの使い方を間違えていたようです。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ