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宗教原論 小室直樹著
私がおすすめする本は、この本です。
『日本人のための宗教原論 あなたを宗教はどう助けてくれるのか』 小室直樹
http://honto.jp/netstore/pd-book_01902263.html
大体の入門書は、各宗教の教義や歴史などが書かれている本が多いですが
この本は、「宗教とは」を「日本人」に向けて書かれております。
言語が人間世界を創造しているため、日本に生まれ育ったからには
日本人としての認識と感覚が強いです。
そのため、知識の羅列ではなくて宗教自体の成り立ちや他宗教との比較をして
はじめて理解に至ります。
その意味でこの本をおすすめします。
勿論、仏教の理解も深まります。
目的にもよりますが、岸本英夫編『世界の宗教』を薦めます。
取りあえず、宗教の概要や現状を知りたいというのでしたら、池上彰著『[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本』あたりでしょう。但し、池上彰氏は宗教の専門家ではありません。ジャーナリストとして情報収集に優れており情報整理に優れているから、世界の宗教の現状については学者よりも的確かもしれませんが、飽くまでも入門書として読むべきでしょう。
或る程度宗教学という視点から学ぼうとするなら、いささか古い本ですが、岸本英夫編『世界の宗教』がよろしいかと思います。執筆者は岸本英夫(編者。(執筆者)高木きよ子、柳川啓一、田丸徳善、松本滋、松本晧一、平井直房、脇本平也東大の宗教学科出身の方々です。
何を知りたいかによりますが・・・
入門書と言うことですが、大まかに違いがわかる本という事でしたら、一校舎社会研究会から出版されている
「いちばんやさしい!世界の三大宗教がわかる本 ー 仏教・キリスト教・イスラム教 ー」
と言う本が、簡潔に分類されていて解りやすいかと思います。
専門的に言えば微細な部分では、若干補足の必要な部分もありますが、極初歩の入門書としてはよく出来ていると思います。
これはちょっと変わった視点から書かれた本ですが、昔放送大学のテキストとして使われていた、 大法輪閣から出版されている「比較宗教学 」阿部美哉著。
この本のおもしろいところは、ユダヤ、キリスト、イスラムを一つの一神教の伝統として一括りにまとめて「アブラハムの宗教」とし、「インドの宗教」「東アジアの宗教」の三つに分類して、それらの成り立ちや民族的な思考の違いやその社会背景などを詳しく比較してあります。
この本を片手に他の宗教書を読むと、また違った捉え方が出来るかも知れません。
お勧めです。
質問者からのお礼
皆様ありがとうございます。
ゆっくりとではありますが、勉強させていただきます。