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浪人生になる娘・・・

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有り難し有り難し 7

今大学受験を終える娘がいます。
この数年娘は学校や受験勉強を本当に頑張ってきました。体が弱く体調を崩しがちでしたが、頑張り、厳しい受験日程も終えました。
結果は惨憺たるものでした。模擬試験でAやB判定だった所も全て不合格。
涙を見せた日も一度ありましたが、その後は気持ちを切り替え、健気に毎日勉強を続け、日程をこなし続ける娘を見ながら、何もできずただ見守り、励まし続けることしか出来ない自分達が情けなく思う毎日です。
浪人しても良いからと伝えたところ、娘も表面上は明るく来年はさらなる上を目指して頑張る、と親子で前向きな話をしております。
しかし、正直毎日心が重く、なかなかこの悲しみから抜け出せません。悪い事に仕事の同僚のお子様と同じ学年。早々に滑り止め校の合格をいただいたと報告を受けました。こちらはほぼ全滅だと知っているのに、わざわざ(?)「今朝一つ目出ましたよ」と伝えられた時、表面上は合格を喜び祝福しましたが、「いやいや、ここは受かっても行くかどうかわからないような学校だからー」と言われ、胸が深くえぐられるように痛み、涙が出ました。娘はそういう学校にさえ、合格をもらえないのに。その場で退職を申し出たい衝動にかられました。
頭ではわかっています。これはどうしようもない事だと。本人の実力不足以外の何物でもないと。持って生まれた能力もあるし、そのときの運もある。全ての受験生が同じように頑張っているのだから、合格があれば不合格もある、と頭ではわかっていても、どうしても気持ちが追いつきません。あんなに頑張っていたのに、と辛くて仕方ありません。
私の何が悪かったのだろう。何か行いが悪かったからこのような結果になってしまったのだろうかと悩みます。小さいころから勉強をさせていなかっがのが悪かったのか、栄養バランスのいい食事をもっと丁寧に作らなかったからだろうか、と苦しくて仕方がありません。
小さい頃から、しつけは厳しくしてきました。人様に迷惑をかけない、人には優しく、と。そしてその通りの素直で優しい娘に育っていると思っています。弱くても健康に育ってくれてありがたいとも感謝しております。でも、とても辛いです。出社して同僚と顔をあわせるのも、卒業式で同級生の親達と会うのも。心から他人の合格を喜べない、こんな心の狭い自分をどうしたらよいでしょうか。やはり何かがいけなかったのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「志」

ぷりん様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

娘さんのことを思われる気持ち、誠に理解できるところでございます。

とにかく大学受験、お疲れ様でした。

結果は結果として、受けとめなければいけませんが、過度に落胆したり、後悔し過ぎるのはあまりよくありません。

まだまだいくらでもこれから挽回できるチャンスはあります。

拙生も浪人しましたが、それはそれで学び得ることは多くありました。

また、それで入れた大学も自分の希望の大学ではなかったのですが(仮面浪人もして更にダメでした)、それでも色々と学び得ることがありました。

どんな境遇であっても、くさることなく前に進んでいけた、貪欲に学べていけれたのは、若輩の未熟ながらにも「志」があったからであります。月並みながら、いずれは、天下国家のためにお役に立てること、誰かのための救いになれることをしたいということでした。(僧侶になった今は、また違う志を持って取り組んでおりますが・・)

また、娘さんは娘さんの人生。是非、娘さんには、娘さんの「志」を持ってこれからの人生、逆境ももちろんあることでしょうが、頑張ってほしいと存じます。親としては、人としての道を外さないように見守りつつ、どうかできる限りサポートできることをサポートしてあげて下さいませ。但し、娘さんは娘さんであり、貴女ではありません。親だからと言って、あまり主体性、自立性は削がないようにもご注意なさって下さい。

捲土重来を。

川口英俊 合掌

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質問者からのお礼

川口 英俊様

お返事、まことにありがとうございます。自分の文面を改めて読むと、かなり過保護な親ではないかとうつったかと思います;決して普段はそのようなことはないのですが、今回ばかりはかなりショックでした。
おっしゃるように、今までも自主性に任せて、あまり口や手を出さないようにしてきたつもりなのですが、それが悪かったのか?と、また悩んでしまっておりました。
昔から何か悪いことがあると、自分のせいではないかと思い悩んでしまうところがありました;そのため今回も色々と悩んでおりました。
でも考えても仕方がありません。おっしゃるように、できる範囲でのサポートを続けていこうと思いました。
ありがとうございました。

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