怒れない人と怒れる人
わたしは怒ることができない人です。
結果、穏やかな人と認識されることが多いです。
他人の言動にイラッとすることもあるのですが「この人は人として成ってないんだな」と見下してスグに楽になり解決してしまう傾向にあります。(この考えはあまり良くないことと認識はあります。)
それは根本的な解決になってもいないし、相手のためにも良くないことなのかな?と思いつつも、自分で自分のダメなところを直せない人はその人が損するだけで、わたしには無害と思ってしまいます。
決して他人に関心がないわけではありません。
特に職場ではみんなが気持ちよく働ければと思い、気配り心配りは意識しています。そのおかげが自分の持ち場に限らず、ほかの部署でも正直評判がいいです。
本人も自覚をしているのですが、沸点の低い友人がいます。
間違ってること、自分が嫌だなって思うことをハッキリと伝えられるのは尊敬しますが、常に怒ってて疲れないのかな?とも思います。
ですが、ちゃんと怒れる人は怒れない人よりリーダーシップを発揮すると思いますし、人のいい所を引き出す力もあると思います。
怒りたいわけではないのですが、怒りの気持ちの伝え方、相手のためになるような怒り方はどうしたらよいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
答えにはならないのですが…
怒ることを否定するわけではありませんが、今のままでいいと思いますよ。お釈迦様も怒ることは毒だと言いましたからね。
心にも身体にも毒であり、自分にも相手にも毒ですからね。
あなたの言う通り出世する人は短気な人が多いです。よく怒ります。その反面、決断力があったり、指導力があったりします。でも、それはその人の個性ですから、簡単に真似して出来ることではありません。
それよりも、あなたらしい怒らないやり方を追求して欲しいと願います。
例えばあなたの部下がミスをしたとしますね。怒る人は大声で怒って終わりです。ですが、それでは根本的な解決になりません。それよりも、部下に対して、どうしてミスをすることになったのかな?どうしたらミスをせずにすむのかな?と聞いて、部下自身に原因と対策を考えるように導くことの方が根本的な解決になり、同じミスを繰り返しにくくなり、会社の利益にもなると思います。
もちろん間違いを指摘するのは大切ですし、自分の意見を言うのも大切ですが、それは怒らなくても言えることです。
ただ、たまには大声出さないとストレス溜まりますよね。そんな時はカラオケで熱唱するといいですよ。あるいは、浄土宗のお寺で大きな声で念仏を唱えるのもいいですよ。
怒るではなく叱ることを覚えましょう
みどりさんの相談を読ませていただきました。相談の最後に、相手のためになるような怒り方と書いておられますが、これは怒り方ではなく叱り方ですね。怒るとは、腹立ちに合わせて悪感情を相手にぶつけることを言います。叱るとは相手のためを思って、語気を荒くしたり、表現を厳しくしたりして諭すことを言います。怒るのは自分のため、叱るのは相手のためということです。
みどりさんのように、相手の怒りに関して無関心になる方法もありますが、相手が無視されたと思って余計ひどい行動に出ることがあるので注意して下さい。自分に怒りの気持ちが起こった時は押し殺すのではなく、一人カラオケや車の中で大声を出したり、バッティングセンターでボールにぶつけたりして解消して下さい。みどりさんが怒れないのは、怒っても良いことがないと感じておられるからだと思います。また、怒られずに育ったのかも知れません。
うまい叱り方というのは、自分の経験や先人の成功例から相手の解決に結びつく叱り方をすることです。そして相手に考える余地を残してあげることです。評判の良さを保つことで、相談される機会が増える可能性があります。相手の成長を促す叱り方を勉強して下さい。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
怒るのではく叱るということを覚えていきたいと思います。
それが自分らしくできればと思います。