座右の銘
こんにちは!わたしは現在、精神的な諸症状のため勤めていた仕事を退職することになり、休養中の身です。
仕事は好きな面もあり、悪いことばかりではなかったので、突然このような状況になり自分自身も驚いてしまったところがあります。
今、お医者さまからのアドバイスもあり、立ち止まって考えると家族を含めいつも周りの人の顔色を注意深くうかがい、お調子者になったり言いたいことを我慢したりなど幼少時代からしてきたせいで、自分の軸がしっかりないまま生きてきてしまったと気付くことができました。
お坊さまは、おだやかで軸がしっかりしているイメージですが、何か座右の銘やモットーなどはお持ちですか?ぜひ聞いてみたいです!!
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
たんぽぽは落ちたところで咲く
しゃがーるさん
こんにちは。わたしの「座右の銘」は
≪たんぽぽは落ちたところで咲く≫です
もう何十年も前に何かの本でみつけた一節ですが、深くこころに響きました。それ以来、人のせいや環境のせいにしたくなるときに思い出します。ほんとうにたんぽぽは岩の間でもコンクリートの隙間でも、どんなところでも根をはって精一杯生きています。雨が少なくっても踏まれても負けないでしぶとく生きています。こんなところじゃ嫌だ!とかモンクをいいません。
環境のせいにしないで精一杯花を咲かせています。風に吹かれて種が落ちたところを自分の場所だと受けいれる。こういうところがよかったなんて言わない。その潔さを見習いたいと思います。
そんなわけでたんぽぽの強さにあやかりたいときは、「タンポポ茶」を飲んだりもしますよ!これからたんぽぽの咲く季節になりますね。
しゃがーるさんもしっかり療養して復活してくださいね。いまは休んで根を張るときです。自分の軸をしっかりさせるためには根を張ることが大切です。そうすればいつかすてきな花を咲かせることができますよ。仙如
苦しいときこそ笑顔で
たくさんの知識を持つより大切な事。
お医者さんの勧めに対し素直に行動されたのですね。
冷静で前向きな判断と私は感じます。
休養することも、一つの在り方です、迷わずしっかりと休む事に意識を向けて下さい。
生きていく上で軸は必須です。
今の時間を友好的に使って下さいね。
私の座右の銘は「千招有るを怖れず、一招熟するを怖れよ(多くの技を身に付けるより、ひとつの優れた技を極めよ)」です。
武術の言葉ですが、様々な事に応用できます。
仏教はその長い歴史から、膨大な量の解釈、教えがあります。
私は僧侶の道を歩むにあたり、たくさんの知識を取り入れるよりも、自分の出来る範囲の中で集中する在り方で生きたいと考えております。
それが軸を作って行く道であると.....。少なくとも私は思います。
質問者からのお礼
早速のご回答ありがとうございます!
タンポポって見た目は可愛らしいのに本当に強い植物ですね。自分の中にも何かブレない強さを築いていきたいです。今、せっかく時間のある時期なので、身近な植物を観察しに久しぶりにぶらぶらとお散歩にでも出かけようと思います。
光禪さま、
ご回答ありがとうございます!笑顔って強さですね。身近にいつも笑顔の子がいるので見習ってみようかな、と思います(^^)
海老原 学善さま、
ご回答ありがとうございます。今まで自分はアレもできないコレもできないにとらわれていました。自分の出来る範囲でひとつを極めるというお言葉にハッとさせられました。なんだかホッとした気持ちになれました(^^)