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コロナ後遺症になって違和感

回答数回答 2
有り難し有り難し 8

2年半前にコロナ後遺症になりました
濃厚接触者の社員の通勤を社長が認め
私も気を付けていましたが、他に接触もないため、同僚からうつったとしか考えられません

小さな会社で従業員私含め3人
私が年長者です

現在も疲れやすさ、頭痛で悩んでいます
病院に行っても変わりなく
会社にことわり病院に行くにも社長はあまり良い顔をしません

皆、うつった方にも責任があるみたいな感じでたいして心配もしてくれません
以前からあまり互いに干渉しない会社ですし、そんなに仲も良いわけではありません
体調も辛く、理解もされず心もつらい毎日です

コウハイ2人とのコミュニケーションがとりづらく、昔ながらの社長気質の社長のため、鬱になる事も有りました

そんな中でのコロナ後遺症の苦痛で
職場も辛いのですが現在59歳と家のローンも10個以上有りまだまだ稼がないと…

婚活でミスの多い一人と、仕事中居眠りするもう一人
仕事に対する熱も冷めてしまいますし
そんな二人に知っていても気に掛けない残業代も出さない社長

こんな環境での心構えなどありましたら残る人生の糧にしたいと思います
よろしくお願いいたします

2025年8月20日 21:56

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

コロナ後遺症と厳しい職場環境の中で、心を守るための心構え

ご相談を拝見しました。長く体調不良が続くことに加え、理解を得られにくい職場環境、そして生活のために働き続けなければならない状況、心身ともに大きなご負担を抱えておられることが伝わってきました。「辛い」と感じるのは自然な反応であり、決して弱さではありません。

1. 後遺症を抱える自分を責めない

コロナ後遺症は、誰にでも起こり得るものです。疲れやすさや頭痛などが長引くことは珍しくなく、医学的にもまだ明確な治療法が確立されていない部分があります。ですから「気をつけなかったから」「迷惑をかけているから」とご自身を責める必要はありません。

2. 職場での割り切り方

小規模の会社では、人間関係や社長の気質によって職場の空気が大きく左右されます。理不尽に感じることも多いと思いますが、仏教の「諸行無常」の教えのように「この環境も固定されたものではない」と心で区切りをつけ、必要以上に心を巻き込まれない工夫が役立ちます。

「私は最低限の責任を果たす」

「それ以上は相手や会社の課題」
と線を引くことで、心のエネルギーを守ることができます。

3. 日々の心身の支え

小さな休息を積極的に取る:短時間の深呼吸や軽いストレッチでも、自律神経が整いやすくなります。

外の繋がりを持つ:職場以外の友人や家族、趣味の仲間との交流が、気持ちをリセットする助けになります。

自分の功績を確認する:年長者として長く働き続け、家を支え続けていること自体が大きな実績です。

4. 残る人生の糧にする視点

仏教には「自分の苦しみも、他の人の苦しみも、同じ人間の歩みの一部」という教えがあります。今の苦しさを通じて「弱さを知る人だからこそできる優しさ」や「小さな幸せに気づく力」が養われます。それはこれからの人生を支える大きな財産になります。

まとめ

体調不良や孤独感の中で日々働くのは、本当に大変なことです。しかし、あなたはこれまで数十年もの間、ご家族や生活を支えてこられました。それは誰にも否定できない大きな力です。
これからは「会社や人に過度な期待をせず、自分の心と身体を守る」ことを第一にしてみてください。そうした姿勢が、残る人生を少しでも穏やかに過ごす支えとなるはずです。
合掌

2025年8月21日 13:47
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有り難し
おきもち

個別相談可能
仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。整うコンサルタント。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。 私は伴走させていただきます。 理学療法士でありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。 2歳から108歳まで患者さん担当。 カウンセラー、コーチ、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメントまで相談対応可能。 ビジョンワークはライフワーク。

せめて心だけは過去や会社から自由に

以前のご相談で元々通院歴もあった上に新型コロナの後遺症が重なったのですね。
コロナをきっかけに元々の症状が悪化したのか、コロナの後遺症なのかは私にはわかりませんが、少なくとも、今の会社はあなたのこれまでの歴史を知っています。
仮に転職したら、新しい会社ではもっと冷たい対応をされる可能性もあるので、「今の会社は実は私に優しい会社かもしれない」「体調が悪くてもクビになるまで働く権利がある」「クビになるまでこの会社を利用しつくしてやる」と考えてみても良いでしょう。
さて、仏教では心は無常だと言います。
心(思考や感情)は瞬間瞬間に浮かんでは消え、変化しています。
何が言いたいかと言うと、職場を一歩出たら仕事について考えないこと、考えたとしてもその回数や時間を減らすことが、悩み苦しみを減らすことになるのです。
せめて心だけは、会社から自由になりましょう。
過去や未来や自分や他人に関する妄想雑念、同じ情報の中で何度も考えてしまう思考の堂々巡り、これらを減らすことが悩み苦しみを減らすことにつながるのです。
濃厚接触者うんぬんもすでに過去。
後遺症のせいで現在の六根(眼耳鼻舌身意)と六境(色声香味触法)の苦しみはあるでしょう。
しかし、そこに「社長が」「濃厚接触者が」「あの後輩が」と、目の前にない脳内情報への怒りや悲しみを上乗せしてしまうと、ストレスは倍になるかもしれません。
どうせできることしかできない人生です。
妄想雑念と思考の堂々巡りに注意し、今できることをできる範囲でやれば合格人生だと思いましょう。
「心構え」を脱ぎ捨て、身構えすぎない自由な心(出たとこ勝負のアドリブ人生)でいきましょう。

2025年8月21日 6:10
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

丁寧名お返事ありがとうございます
メッセージを読んで悪く悪く考えてしまうのも自分の考え方一つで
自分の考え方で楽になれることも有るのかなと感じました

メッセージを大切に受け止め
ことある事に読み返し楽な自分で
過ごして行こうと思います

ありがとうごさいました

お返事ありがとうごさいました
私の理想とする過度❓な期待を会社や相手にかけ過ぎ上手く行かないと周りのせいにして、自身が落ち込んでしまうの繰り返しです
過度な期待は持たないように60点合格ぐらいの感じで緩めに過ごして行きたいと思います

ありがとうごさいました
これからも読み返し
忘れない様にして行きます

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