社内失業が辛いのですが心をどう保てばいいでしょうか
会社の業績悪化で仕事がありません。
朝出社して30分で仕事が終わり後はずっとネットサーフィンやしなくてもいい資料作成など、仕事ともいえない事ばかりの毎日です。
最初は掃除やら勉強やらPC内の効率化やらしていましたが、だんだんと行き詰まり、今は会社にお昼を食べに来ているだけの状態です。
上司と二人きりの部署ですが、一人で過ごす事が多く、ぐるぐると思い悩んでしまいます。(他部署から仕事を頂く事はは無理でした)
自分には何も役割を与えられていないという事がとても苦痛でなりません。
自分を役立たずだと責めてしまい、毎日罪悪感と焦燥感でいっぱいです。
どう心を保てばいいのかアドバイス頂けないでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
見通しが立たないから辛い
私は小売り業にいたことがありますが、台風や雪で連日お葬式状態になった時はけっこうなものでした。大型店で人数がいましたし、みんな意欲が高かったので掃除なんか大した時間になりません。前倒しの商品準備や売り場の棚の手入れも限界があります。禅の修行道場みたいに綺麗になってもひたすら掃除するというわけにはいかず、生産性に結び付けねばなりません。
下からは「次は?次は?」とせっつかれ、上には「何かさせろ」とにらまれ、無駄に焦ってばかりいました(笑)副店長に「じゃあ何か指示出して下さい!」と言っても、「何もないわけないでしょ!それを見付けるのがあなたの仕事でしょ!」みたいな感じで一蹴されました。今思えば私がどっしりと腰をすえて開き直らなければいけなかったのでしょうが、たった2,3日の私でさえそうだったのですから、ジャスミン茶さまの心痛はいかばかりかと思います。
ただ、私の時とジャスミン茶さまの違いは『ネットをできるくらいの自由がある』という所でしょう。私は通常業務からの逸脱は許されませんでした。ここに見通しをつけるべきでしょう。人は先の見通しがつかないから辛くなるものですから、それだけでだいぶ気持ちが変わってくるはずです。結局は他の回答僧さまと同じ結論になりますが、これを機に資格をとったり、手に職を付けてみてはいかがでしょうか?
経営戦略で新しい分野に進出するには必ず相乗効果のある分野を選ぶのが鉄則です。例えば製鉄業なら、コンピューターのシステム開発に手を広げた事例があります。複雑な製鉄機械のプログラミングのノウハウを活かして手早く開発・販売でき、新しく学んだノウハウを本業にフィードバックできたそうです。
こういう発想は自分の研鑚にも大切な発想でしょう。今の会社での将来の仕事のためにもなりますし、上手くやれば近い将来に他の部署にもう一度掛け合ってみる時の材料になるかもしれません。万一、他の勤め先を探さなければならなくなった時にも良い材料となるかもしれません。そして会社や業界についてもっと広く深く知らなければならなくなります。すると思わぬところからどこに仕事があるか見えてくるかもしれませんよ。
晴耕雨読という言葉がありますが、ジャスミン茶さまが生産性を落としているわけではなく、ただ会社に猛烈な台風が来ているから畑仕事ができないだけですよ。安心して下さい。
人と比べず、今できることをやる。
お寺ではよくあるシチュエーションのような気がします。
檀家が少なく、暇なお寺の副住職は、ふらふらとしているなんて話があります。
それはそれとして、そうした状況ならそれはそれとして受け止め、その時間を有効活用できないでしょうか。勉強するとか、自らを高める事につながる行動をする時間とする。など。
そうしたゆとりのある時間を上手に使うことができたら、その後の仕事にもつながるように思います。あなたのいる部署に役立つ仕事をするのも良いでしょう。
ソク の 字に 学ぶべし
何をやるにしても人間は自分の事しかやっていません。
他人の仕事をやっているといっても自分をやっている。
会社の仕事をやっていると言っても自分をやっている。
だから、同じ仕事でも頼まれた人によって仕事の内容が変わってくる。
業績の悪化にはそういう背景による原因があります。
あなたには仕事がない分、自分にゆとりがある。
ネットサーフィンによる情報力がある。
あとはただ単に、自分の自己評価が低いために、行動に移さないだけ。
「どんどん、自分が主役になってイイのです。
ただし主人公になりすぎてはいけない。」このことばを熟慮してください。
与えられなければ探す。
デキる社員を目指す。
相手を立てることも仕事。
自分ばかり注目されようと思うことは公私の私。
会社の仕事はあくまで公のアップのために働きかけることが大切です。
職場が二人しかいないというのも苦痛でしょうが、秘書として勤めをされることです。
禅寺では、住職が信任する有能な人間は「侍者」という役割が与えられます。
住職の右腕です。
「則」「即」「触」「測」「息」という字を検索してみてください。
相手とピッタリ呼応して相手の心、息遣いを読んで、即座に行動することです。
後は自分で考え、行動してください。
人から答えを求めているうちは永遠の指示待ち族です。
質問者からのお礼
皆様ありがたいお言葉ありがとうございます。何もできないと思っていましたが、自分にはネットできるくらいの自由があるのだと気づきました。やはり皆様のおっしゃるように勉強や自己研磨に努めたいと思います。またご自分のご経験を具体的にお話して頂いた大慈 様、大変わかりやすい例をありがとうございました。広い視野で物事をとらえたいと思います。ありがとうございました。