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どうしたらいいか分かりません。

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有り難し有り難し 15

未成年の頃レイプ被害にあった際姉と母親が鬱病で、sexに幸せを感じるようになってしまいました。

ずっと掛け持ちで風俗で働いていたのですが、今の職場の皆様が優しく綺麗さっぱり足を洗い過ごしております。

ただ、当時に出来た借金と当時に知り合った男性からの付きまといが最近あり親には知られたくないので相談ができません。

幼なじみの異性からも性交を強要されていて、誰とも連絡が取れないところへ逃げたいです。

自宅も姉の彼氏が毎日家にいて、気を使う毎日で安らげません。

過去を知られるのが怖いです。風俗時代を知ってる人が今のお客様にいらっしゃるのも恐怖です。

会社の人は理解し関わらなくていいようにしてくれていますが会いにこられるのも苦痛です。

死にたいって思うことが時々出てき、借金返済のために生きている毎日です。

住み込みで遠くへ行こうかと考えています、寂しくないように職場のアルバイトの年上の方が一緒に転職をしてくれると話してくれ(その子にも事情が多く実家を出たい)悩んでいます。

今の職場が好きで更生してくれて存在を否定しないでくれて店長の役職も与えてくれ感謝しかないです。

でも、逃げないと自分が壊れていく気がします。

自身の存在意味が見つからなくなってしまいました。
家族にも、貴方がいなくても世界は回るから好きにしなさいと言われました。

元々私の家は自由に全員過ごしているので仲もよく、悪い意味で言われた訳では無いと思います。
自由にして結末は幸せを掴んで終わりなさい。とよく言われます。

今後仕事は辞め逃げても良いでしょうか?
それとも今の周りの人間関係をどうにかして職場や家にいた方が良いのでしょうか。

全ての過去に後悔しかありません。
今の職場に出会って前を向けたことも今となっては後悔を感じてしまいます。

どうしたらいいと思いますか?何が一番自分を幸せにしてあげれると思いますか?

天秤で例えると
逃げたいと今の職場が好き
で均衡を保っている状態が辛いです。

どちらか助言で私に道を教えて頂きたいです。
断れない自分を取り繕ってしまう自分を変えることも出来なく現状維持が精一杯です。

このままだといつか殺されてしまいそうな不安も拭えません。自分で自分をも殺してしまいそうです。

当時を知っているお客様が今の職場で性交渉の話をして来る事もあります。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一度逃げるのも手、逃げないのも手

過去は変えられません。そして過去があって今があります。今あなたが現在の会社にやりがいと居場所を感じられるのも過去があっての事でしょう。そしてさらには、これからどう生きていくかで「過去の事実」は変えられなくとも、「過去のとらえ方」は変えることができます。

これが私だ

と、自分を隠さず偽らずいられることが人間幸せです。そうでないことは大変苦しいです。それがどうしても今の状況では難しいのであれば「逃げる」というのも一つの手です。
しかし基本的には逃げると言うのはやはり、自分を隠す方向になっていくと思います。逃げた先でできた新たな人間関係でも「今まではどうやって生きてきたの?」と過去を問われることは当然あるでしょう。その時どう答えられたら自分が本当に苦しくないか、ということです。

過去に誇りを持つことです。性風俗もきっかけにはご事情があったようですが、それでも仕事として、つまりプロとして取り組んできたのです。プロの仕事に誇りを持っていたのです。
だからこそ、その仕事を退いた今はもうそういうことはできないと毅然とした態度で臨みましょう。プロの誇りがあるからこそもうそういうことはしないのです。
「逃げも隠れもしない!私は今は別の仕事のプロとして生きているんだ!」という宣言をしましょう。

そして幼馴染からの強要行為は立派な犯罪です。それこそ警察であったり家族をきちんと頼っていただきたいです。自分の大切な身体と心を守りましょう。
守るために周りの協力を得る過程であなたの過去を知られても、今の職場の方の様にあなたを理解し、そばにいてくれる人との関係は残っていきます。

あなたの過去に誇りを持ち、隠さず受け入れる。このまま逃げずに今の環境で、たとへ少なくとも理解してくれる人と肩を寄せ合って生きていくか

誰も知らない地へ逃げて、過去を捨て清算し、それからは逃げずに生きていくか

逃げずにこのままいくか、これからは逃げないために今は一度逃げるか…

あなたがあなた自身を隠さず偽らず、のびのびと生きられる道を選んでください。そして決めたからにはその選択からは逃げないことです。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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