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離婚すべきか悩んでいます

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結婚して3年目ですが、旦那のことをもう異性として見れなくなってしまいました。一緒にいたくなくて一人でいたいと思い別居も考えています。

好きな人ができたので不倫をしてしまいました。嘘をついてる自分が嫌なので離婚を考えました。

ただ、ふと不倫相手が好きだからというよりも誰でもいいから恋したかっただけなのだと気付きました。そして、結婚相手としては今の旦那が一番理想だと思っています。ただ、もう異性として愛してるのかはわからなくなっています。

この先、誰と結婚しても同じように悩み離婚したくなるのなら今のまま結婚生活を維持しても同じではないのか?と悩んでいます。

自分がどうしたいのか、よくわかりません。
アドバイスいただけると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その前に悩んだ方がいい事

厳しいことを申し上げるのは、あなたに人間的なやさしさを持ってほしいからです。
不倫は理由がどうあれ確実に人を傷つける行為。
その自覚がないことを悩んだ方がいいのではないでしょうか。
それが今後のあなたの為です。
理由はどうあれ、ご主人にとっても相手の親族、家族にとってもナイフや包丁よりもイタい、一生の傷になるでしょう。
信じていた相手に不倫されて自殺している人も沢山います。
不倫をしたことがどれだけの親族、家族を瞬時にして泥を塗る行為であるかに反省が無いという自分の人間性に疑問を持ってほしいです。
仏教的には、十重禁戒の内の5つを同時に犯したことになります。
不殺生戒…夫、親族、自分を傷つけた
不偸盗戒…夫の目を盗んだ 不正に盗った
不邪淫戒…よこしまな性的関係を結んだ
不妄語戒…相手と自分と結婚時の誓いにウソをついた
不瞋恚戒…怒りに自分を見失った

ここで質問する以前に自分に問うべき質問です。
ご主人にも非があったことは同調いたします。
昨今、昼顔、不倫SNSブームで不倫が当たり前感覚になっているように感じます。
そういう感覚でいることを自分に問う必要があるのです。
おそらくはダンナからもひどい仕打ちがあったのではないかと思います。
その結果、関係が冷めて、怒りに燃えたのでしょう。
ですが、それはあなたにも原因があるはずです。
この問題は二つに分けて考えるべきです。
〇自分の行動の軽率さ 
〇夫に対する憎しみ

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

決断なさるなら早いうちに

不倫したけどそれはその人が好きだったのではなく誰でもよかった、ということなのでしたらご主人との間に愛情は完全に成立していないということでしょう。無理して一緒にいる必要があるかどうか、疑問に思われて当然でしょう。

経済面などで問題がなく、一人で、言い換えると再婚などしないでずっと独りがいい、とお考えなら早めに離婚なさることです。

いきなり話はかわりますが、大学をやめた、という人も多いですね。一年の春でサッサとやめればすぐに、再受験だとか就職だとか、傷の浅いうちに再スタートがきれます。困るのは三年生くらいでやめてしまう人です。この人の場合はなかなか辛い。なかなか次の場所で小学一年生にはなりにくいからです。これは理解していただきやすいと思います。

離婚と大学とは同じではありませんが、このサイトで相談にお答えするようになって、離婚に関する問題がたいへん多いことが分かりました。そのなかで離婚と子供さんとの関係で悩んでおられるのが大半です。「離婚と子供さん」のケースこそさまざまですが。

離婚を勧めるということはあまりないことだと思います。しかし、本当に今のご主人と一緒にいたくないと言い切れるなら、少しでも早い方がよいです。絶対的に揺らぎがないのでしたら。

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おきもち

個別相談可能
私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な者ではありません。むしろその逆で、しょっちゅう周りの方々にお尋ねして、教えてもらって生きています。質問について考え、答えようと悩むことで私自身が学び、僧侶として少しでも成長していけたら、と思っています。 youtube法話を始めました。私の名前ですぐ見つけていただきます。
本堂までWi-Fiの電波が届かないので、お内仏(家のお仏壇)のお部屋でお話します。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ