必要とされたいと思ってしまうのはいけないことですか
私は誰からも必要とされずに生きてきました。
誰からも必要とされず、居場所がないまま生きるということは苦しいことです。
人から愛されるには、まず自分からと思い行動を起こしてみたこともあります。
でも、無理でした。
人を愛そうとするたびに、その人がどれだけ他人から必要とされているか、目に入ってしまう。
すると嫉妬と羨望の感情がわきあがってきて、劣等感で苦しくなってしまうのです。
だから殻にこもってしまいます。
進むことも留まることも苦しくて未来に希望が持てません。
抽象的な質問で申し訳ありませんが、答えをいただけると嬉しいです。
両親からは他の子と比較され「お前はだめな人間だ」と言われて育ち 学校ではいじめにあい、逃げ場を探して苦しんで苦しんで 「死にたい」が口癖の哀れな大人になりました。
誰からも必要とされず、未来に希望も見出せない。 満員電車に揺られながら、毎日が苦しいだけ。 死ぬ理由に勝る生きている理由がない。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
三つのことを実践する
人が生きていくために必要なものは、衣食住だけではありません。犬や猫は、住むところがあり、食べるものが確保されているならそれだけで充分に生きて行けます。人間はそれ以外に、生きている価値や何のために生きているのかというようなことを問いかけます。いわば精神的な満足を求めているのです。それはどうすれば満たされるのでしょう。
一つは自分の存在を認めてもらっていることを実感することです。肩書や社名で呼ばれるのではなく、キチンと名前で呼ばれることです。二つ目はあなたが云われているように、誰かの役にたったり、何かの役に立ったことを実感することです。三つめは自分が好かれている、愛されていることを実感することです。この三つがなければ、前向きに生きていくことは困難です。
それでは、どうやればこの三つが揃うのでしょう。それは、この三つを自分で実践することです。具体的には、会社で話しをするとき、係長、課長というのではなく、〇〇係長と名前を付けて呼ぶことです。挨拶をするときも〇〇さん、おはようございますと云うのです。
次に仕事を手伝ってもらったとき、〇〇さんのおかげで早く片付きましたとか、助かりましたとか必ず一言お礼を言うことです。そうするとお役に立てて良かったですと返ってきます。
それから、あなたの仕事の仕方が好きだなあとか、あなたと話しをするとホッとするというように、相手に対して自分の好感度が高いということを伝えることです。相手の良いところを見つけて、それを伝えると言うことです。
時間はかかりますが、実直にこういうことを行なえば、あなたに対する好感度が上がってきます。これは職場内だけでなく家庭内でも必要なことです。こうすることによって、人生の歯車が順回転になります。いろんなことがうまくいくようになります。簡単なことのよう思えますが、自分の殻を破らないと出来ません。あなたにとって今がそのタイミングだと思えます。
質問者からのお礼
りゅうようさん、親身になって回答してくださり、ありがとうございます。
殻を破る……今の自分には難しそうですが、いただいたアドバイスを実践できるよう、いま一度試行錯誤してみたいと思います。