回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分が思うよりもっと広い自分
辛いとき苦しいときというのは、「自分」が強くなっています。考えが自分中心になっている。
自分の範囲を広げたらよいのかなと思います。自分という器を広げる。
例えば、誰かにキツイことを言われたとしても、その人も自分だと思う。「きっとこの人もいろいろな思いがあって私にこう言ったのだろう」とその人目線を持つと、自分の目線が変わり、中心もずれるので自分の思いもフッとずれます。
ライバルが自分を差し置いて昇進しても、ライバルも自分自身だと思えば、自分中心の考えが薄れ、悔しい気持ちも薄れます。
この70億人分の1としての「私!」という感覚が強いと、常に他人と比べて、その上で自分を中心とした物の見方に陥ってしまいます。確かに私以外私を生きれないので私を中心に生きていくのですが、それは1分の1としての私です。絶対としての私。比べようもない私です。
もっと言えば、私は○○○○という固有名詞としていきてるのでなく、ただの地球の子であり、そして私自身が地球である。…ここまで自分を広げられれば、個としての自分が苦しくても、もっと広い自分が、それをゆるせるのかな、と思います。
辛い時こそ落ち着いてご自身を見つめ直してください。
本当に辛くてしんどい時、自分に叱咤激励してしまうのは逆効果です。
あまり追い込むと、余計にしんどくなりますよ。
またそんな時は、どうしても過去の嫌な出来事が頭に浮かびがちです。
しかしこれは、自分の中の悪い虫がささやいているだけです。
ネガティブな思考に支配されそうになったら、自分がダメなのではなく、悪い虫が自分を辛い方へと追いやってるんだと、考えて下さい。
さらに、自分はこれから何がしたいのかを、考えてみればいいのではないでしょうか。
例えば「お金を稼いで楽な生活がしたい」と思うならば、仕事に対するモチベーションが上がるでしょうし、自分が今、行動している意味が見えてきます。
すなわち自分に対する勇気づけです。
辛く思う時こそ、それをどのように捉えるかによって、今後の行動に大きな違いが出てきます。
今の自分を見つめ返し、ご自身の目標を思い返して下さい。
「欲・怒り・怠け・プライド」に気づく
悩み苦しみの原因は、自分自身の煩悩です。
煩悩とは、例えば、欲・怒り・怠け・プライドなどです。
負けそうなときは、欲・怒り・怠け・プライドが暴走しているときです。
まずは、それに気づくことが大切です。
悩み苦しみの正体が自分の煩悩だと気付くだけで、解決方法の選択肢が整理できます。
私のお薦め方法は、心の中にで
「欲・怒り・怠け・プライド」
と唱えて煩悩をスキャンすることです。
質問者からのお礼
ありがとうございます🙇