hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

高野山真言宗のご葬儀について

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

先日、高野山真言宗のご葬儀に参列しました。

この年代になり、少しずつ参列する事の増えたご葬儀ですが、
地域柄、禅宗(曹洞宗、臨済宗)などが多く、
先日初めて高野山真言宗のご葬儀に参列する事になりました。

禅宗ではご葬儀の時に、
ご導師様がお一人で授戒や引導をして、それ以外は他のお寺様と声を合わせてお経をお唱えされていくと思うのですが、
真言宗の場合は、ご導師様がお経?や何かをお唱えされている時に
他のお寺様が違うお経を同時に読み進めているように感じました。

高野山真言宗では、ご葬儀はどういう流れで進められていたのでしょうか?
また別々だったのはなぜなのでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

引導が成就するよう応援しています

saiさん、はじめまして。
徳島県の法話と天井絵の寺、觀音寺 中村太釈です。
当寺は高野山真言宗です。質問に回答いたします。

さて、saiさんが気になったのは、導師がお経?や何かをお唱えされている時に 他のお寺様が違うお経を同時に読み進めているように感じたことですね。

真言宗は密教の宗派です。秘密の「密」という漢字を使うとおり、一般の信者に対して秘密としている部分(例えば、印など)がたくさんあります。このため、引導作法も秘密の印を故人に授けるため、導師が引導作法をしているときは故人に授ける印や真言は秘密となります。脇導師(他のお寺様)は、違うお経を唱えて引導が成就するよう応援します。

葬儀は、故人が僧侶として出家し、死出の旅に出られるよう整える儀式です。
弘法大師空海の末裔の弟子である真言宗の僧侶に導かれて、静かで円い境地に至らんことを祈念しております。

{{count}}
有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

顴音寺 中村様

私の質問にお忙しい中目を留めて頂き、ご回答下さいましてありがとうございました。

なるほど~!!と、目から鱗の回答でした。
密教であるが故のご導師様の作法と、脇導師様のお務めであったのですね。
引導が成就するための応援。

もしよろしければ、その時脇導師様達はどのようなお経をお唱えして応援されるのか
再度質問させて頂いてもよろしいでしょうか?

「真言宗」問答一覧

真言宗のお坊様

不躾なお話になりますが、お許しください 私は単身者もうすぐ40になります。 福祉の仕事で、専門職として働いておりました。 10数年勤めておりました。やりがいはもちろんあるのですが、お役所仕事と言いますか、毎日の大人同士の人間関係を大切にしてその日を過ごす。そのような雰囲気があります。 ここ最近は無気力な気持ちに苛む事が多くなりました。これについては私生活における大きな悩みも要因でした。少しメンタルの不調が続いています。 今はまたチャンスを頂き、同業他社で働く予定で仕事開始を控えております。 経済的な事もあり、求人を読み漁ってました。その中でこれがやりたいという気持ちも一切湧かず、前職と比べたら給与も安く肉体労働系の仕事など今より条件が悪くなるものばかりです。 働く事は生活のためであるのだから自分の考えでは甘いと思います。 物事を思い詰めてしまうところがあり、何事も見通しが持てないと不安が強くなる特性もあります。 今までの仕事での充足感や必要とされていた感覚を捨てて、異業種に行く怖さがとても強くあります。 そんな中ここ数年、YouTubeなどでお坊さんの話を聴く機会を多く持ってました。 そして生まれ育った環境の影響もあり、真言宗僧侶に興味関心を持っております。 なぜ興味を持ったのかというのも正直なところ、仏教の先人達の教えを学び、自分の人生をより豊かにしていきたい。というのが大きな理由になります。僧侶になれば自分の精神的な弱さも含めて救われるのではないか?と考えました。人のために役立つ事は苦にならないのですが、反面人付き合いが得意ではありません。人間関係の疲れ、俗世から脱出したいというのもあります。 僧侶といっても宿坊へ就職する感じになります。 お坊様からこのような考えについて何かご意見頂きたかった事。 男性社会であるお寺(宿坊)での実際の業務や修行の話を伺いたく相談いたしました 私の勝手な想像ですが、お寺(宿坊)が僧侶としての道を支援して頂ける。これは一生仕える気持ちでそのお寺に就職という事を相手様も希望している。生半可な気持ちでは来て頂きたくない。というのが本音ではないかと思っております 次の内定が決まった福祉の仕事を長く続ける事が、今自分にとっての最適解と考えてはおりますが、この次はお寺で働きたい。とやはり考えてしまいます 何か方向性を示して頂けましたら幸いです

有り難し有り難し 7
回答数回答 1

真言宗の僧侶になるには

僧侶になる人の心構えを教えてください。 自身を修行の場に身を置き、一切言い訳や弱音を吐けない場所で仏教を学びながら、自分や周りの人生を仏教を学んだうえで豊かにしていけるのでは?と考えてます。 高野山の宿坊では宿業務の傍ら、僧侶になれます。と求人が出ております。 このような場所に身を置いて学ぶ事の想像が出来ませんが、どんな人間でもそれなりの精神的成長は見込めるものでしょうか? 今は都会で暮らしており、少し人生に疲れているところはあります。何事にも中途半端になってしまうところもあります。 ですが、高野山の宿坊を調べてるうちに、ピンキリとあり、結局のところお金が神様と考える資本主義の世の中から断ち切れるか?修行の場にも俗世の欲望や煩悩から切っても切れない場であるのか? 全ては自分次第だとは思いますが、何かアドバイス頂けたらと思います。 真言宗にしたのは高野山含めて昔から馴染みがあります。 あと人との関係性を築くのがあまり得意ではなく、大体独り行動が多くここまで来ました。医療系の仕事で業務の会話のみで成り立つ、女性に囲まれた環境が長かったです。 男性社会の人間関係はどのようなものかも実情を教えて頂けたら幸いです。 よろしくお願いします。

有り難し有り難し 24
回答数回答 2

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ