不動明王様が苦手
自分の家は真言宗の檀家になっており、不動明王様に接する機会もあるのですが、昔から不動明王様が好きになれません。
様々な御利益や功徳を頂けるありがたい仏様であるのはわかっており、大日如来様の化身であることも存じているのですがどうしても好きになれません。
昔、学生時代にイジメを受けており不動明王様の力づくで救ってくださる姿が駄目かと考えていたのですが、絶対に嫌いと云うわけでも無くお参りさせて頂く際は合掌させて頂きます。ただ、進んでお参りする事が有りません。
何が原因なのか分かりません。不動明王様が嫌いと相談出来る方も居らず、今後、どのように不動明王様とお付き合いすれば良いかアドバイスを頂けたら幸いです。宜しくお願い致します。
自分が好きな仏様は大黒天様と愛染明王様と蔵王権現様です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
【追記あり】心のはたらきに気づく
何が原因か分からないぐらいかなり昔に、心の奥底に抑圧した「何か」が苦手意識に繋がったのかも知れませんね?
結論から言いますと、
ベンジャミン三世さんがどんなに「苦手だ」と思っても、如来様、菩薩様、不動明王様の方から嫌ってきたり、遠ざけたりすることはないと信じて良いと思います。
防衛機制というのがありまして「受け入れられない自分の感情、あるいは自分の悪い部分。それを
相手に映し出し、相手が私を嫌っているんだと思い込むこと」を【投影】と言います。
本当は、自分自身の何かが嫌いであるのだけれど、それらが自分の中にあることが「受け入れられない」ために、
「相手がそう思っている」と思い込むことで「ほらね、そうでしょう?」と安心しようとするのが投影です。
人や物事には、良いところもあれば悪いところもあるものですが、こころの中でそうした両側面を上手く統合することができないと『良い』か『悪い』かのどちらかを相手に映し出してしまうことがあります。
それが、たまたま不動明王様だったのでしょうね!
ベンジャミン三世さんは
「私は不動明王様、何だか苦手だなぁ」と思い
心のバランスを保とうとしてきただけなのかも知れませんね。(苦手なんて思ったら駄目だよ!と強く思い込んだ)
しかし、無理して好きになろうと努力をしなくても大丈夫です。
「不動明王様が苦手意識な自分もいるんだなぁ」と気づくだけで十分だそうです。
ですので、無理をしなくても苦手意識はなくって行くのだそうです。
詳しくは河合隼雄 著
「影の現象学」をご参考にされたらよいかなと思います。とても面白いですよー!
「防衛機制」「シャドウ」「投影」「投影の引き戻し」で検索すると更に分かり易いかも知れません。
追伸/分かりにくい文章で申し訳ございません。かなりカットして纏めました
質問者からのお礼
薫衣きみこ 様
ご回答有り難うございました。
不動明王様に対しての向き合い方をアドバイスして頂き、胸のつかえが取れた気がします。
自分と向き合い、良い方向に進めるよう頑張りたいと思います。