ご先祖様がたたることはあるのでしょうか
ご先祖様について、以前より疑問に感じていることを質問させてください。
私は小さい頃から母に「ご先祖様は今生きている家族の最善を願っていて、辛くなるようなことはしない」と教わり、私もそう思って今まで生きてきました。
ですが世間では先祖のたたりやバチが当たるとよく耳にし、私自身も何か起こるたび親戚からそのようなことを言われ続けました。
周りから言われ続けてしまうと自分でももしかしたら…と思ってしまうことがあり疑問を感じています。
仏教の考え方として本当にご先祖様が今生きている人、子孫たちに悪い何かを起こすことはあるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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こんばんは。
ご先祖さまのタタリがあるかもなぁ、と心配なのですね。
さて、あなたも将来「ご先祖さま」になります。そんな時、あなたは子孫の行動に腹を立てタタリをすると思いますか?しないですよね。どんな事があっても、子孫の味方となり、うまくいくように見守ると思います。
あなたのご先祖さまも同じだと思います。
ですから私はご先祖さまはあなたを守り助ける事はあっても、祟り傷つけることば決してないと思います。
日本人の感覚
仏教ではなく日本人の古来からの感覚として、死者を恐がる、畏怖する感覚があると思います。
日本の神々も古来はあらぶる神、祟る神でしょう。
だから、慰めたり怒りを鎮めたりして、祟らないようにお願いするのです。
もしかしたら、地震や火山噴火や台風など災害が多い地理も関係している(祟りではないかと思える災害が多発)のかも。
だから、たとえば、戦死者等を祀っている靖国神社への参拝など、海外の人には理解できないのです。
仮に、戦犯とか罪人、平将門みたいな世間を騒がせた人であっても、慰めたり鎮めたりするために拝むという感覚が、日本人にはあるのです。
しかし、仏教とはあまり関係ありません。