皆様に大変ご好評をいただき、ご質問が殺到しています。

回答が追いついておりません。お坊さんから丁寧にご回答いただくため質問受付数を制限させていただいております。大変申し訳ございません。

結婚生活を送るにあたって…

現在婚約している方と同棲を始めた者です。

今まで実家暮らしだったため、慣れぬ家事と初めて家族以外の他人と過ごす事に、戸惑ったり学んだり喜んだりして、何とか過ごしています。

少しずつ相手の色々な所も見えてきて、直してほしいと思いつつ、交際していた時には見えなかった良い所も見えてきました。

近々婚姻届を提出する予定です。正直嬉しさより不安でいっぱいで、これから上手くやっていけるか、彼と仲良く過ごせるかなど、色々考えて、寝つきが悪くなるほど苦しくなってます。

そこでもしよろしければ、結婚生活を送るにあたってのアドバイスがあれば、お願いしたいと思い、投稿させていただぎした。よろしくお願いいたします。

夫婦関係
有り難し 29
回答 2
回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。

「我慢し、助け合い、思いやる」こと。当たり前ですが・・・。

お経にこんな話があります。ある国の国王がお妃に「この世で一番大事な人は誰か?」と尋ねました。王様はどんな返答を期待したでしょう?。あなたは?。多分「王様それはあなたです」でしょうね~。

ところが「王様申し訳ありませんが、それは自分自身です」との答えでした。
仏教では❝人間は突き詰めていったら結局「自分が一番可愛い」と思う存在だ。そのことを自覚せよ❞と教えます。今、あなたは相手のことを「愛している」と思っているはずです。そして「期待と不安」が入り混じった気持ちでしょう。
しかし結婚生活では色々な事が起こります。そして、何か問題が起こった時「自分は悪くない。相手が悪い」と思うはずです。それが人間の本性ですから・・・。
つまり、その「本性」を自覚した上で、お互い我慢し、助け合い、思いやる気持ちを持ち続けて下さい。キット幸せな結婚生活が送れるでしょう・・・。頑張って下さい。

回答僧

大慈

結婚は妥協なんですね

ひょっとしたらご覧になったことがあるかもしれませんが、私の結婚の信条です。

私の信条は「結婚は妥協なんですね」です。正確には学生時代の恩師の受け売りです。今でも恩師の声で脳内リピートされます。

>妥協といっても、それは私の採点基準を下げるという意味ではないんです。私はどうしてもこれだけは許せませんというのを2つか3つだけ見付けて、お互いにその2つ3つだけはやらないようにするんです。その2つ3つだけはやらない代わりに、他のことはやられてもお互いに我慢するんです。これを妥協と言うんですね。
そうして夫婦で妥協し合えたら、死ぬまで許し合えるんじゃない?私は愛し合うってそういうことだと思うんですね。

あまり大声じゃ言えませんけれども、結婚したいと言いながらいつまでも1人でいる人たちは皆、採点基準を増やそう増やそうとしています。少なくとも私の周りではそうです。
でも、それって仏教的に言っても明らかに増幅し続ける欲の渦を回し続けているだけです。

仮に『運命の相手』に出会えて結婚したとして、どうなるんでしょう。諸行無常ですよ。人は変わります。変わって、採点基準から外れていったら?「そんなハズじゃなかった」って離婚?で、また同じことを繰り返すの?馬鹿馬鹿しいでしょ、そんな人生。

でも、妥協し合えば、少しづつ変わっていっても愛し続けられるんです。その方が素敵でしょ?

採点基準というものは相手を厳選しているように見えて、実は自分の心を縛り上げて窒息させるだけの物なんです。これを仏教では渇愛とか取(しゅ)と言います。もっと平たい言葉で言えば、かの有名な煩悩です。

私の母方の祖母なんてお見合いで「 まぁこんな所かな」という気持ちで結婚したそうです。それでも、もう祖父の十三回忌も過ぎましたが、今でも思い出話をすると目頭をハンカチで拭います。それだけ愛し合えた。
むしろお見合いの時代から恋愛結婚の時代になってから離婚率が右肩上がりになりました。世の人は恋愛に夢見過ぎなんです。

相手に求める型の採点基準路線はどんなにハードルを下げても、付き合い始めが絶頂で後は下り坂。自分が受け入れる型の妥協路線は、受け入れた分だけ登り坂。結婚生活の秘訣は妥協なんですね。


質問者からの有り難し - お礼

たくさんのアドバイスをありがとうございました。2つのアドバイスのどちらも、読んでて心が軽くなりました。
もともと考えすぎてしまい、一人で苦しくなることがよくあるので、時折この2つのアドバイスを読み、これからの生活に励んで参りたいと思います。
本当にありがとうございました!

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