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義母の新興宗教への納骨

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初めまして。

婚約者のお義母様がご逝去し、つい先日四十九日の法要が執り行われました。
飛行機を使用する程の遠距離で急なことでもあった為、私自身はご葬儀には参列できず、お義父様にお招き頂き四十九日の法要に家族として参列しました。
まだ入籍前の私を家族として迎えてくださったこと、本当に嬉しかったです。

そこで彼の実家で、お義母様の仏壇に手を合わせた所、一目で分かる謎の女性の写真や謎のマーク。私はすぐに宗教の類だと気付きました。
元々彼には実家の宗教について一般的な浄土宗で葬儀や法要を行い、特に入信もないと聞いていた為驚きました。

結局彼にはその日宗教については聞けず、お義父さまからあるお話が。
お義母様のお骨は住居のあった九州ではなく、関東に納骨をすることを考えている、と。
その際に見せられた資料は某宗教Oのものであり、格安の宿泊施設も隣接しておりいい所だ、お義母さまの遺言ではないがいい所だ、とまるで説き伏せられるようでした。
彼やお義兄様も最初は遠方の為やんわりと反対の姿勢だったものの、父の意思なら仕方ないと。

帰宅し、彼と話をしたら彼自身は今まで20年全く宗教だと知らなかったらしく、即座にその場で調べ落胆してました。
しかし彼やお義兄さまは、昔から一度決めた考えを曲げないお義父様の為、説得は諦めています。

元々お義母様が入信されたきっかけは癌が発覚し余命1年と告げられた際のこと。
信仰が心の支えになったのか、お義母様はその後20年も生きたそうです。
彼やお義兄様は入信を進められたことはなく、20年も支えになってくれたから悪いものではないだろう、最早息子の意見は聞き入れてくれないし好きにさせると決断。

長くなりましたが、下記が悩みです。

私自身お義母様を参りたい気持ちはあり、プロフの実家の過去入信の宗教のこともあり新興宗教施設への抵抗が拭えません。
自身の受け入れられない部分、お義母様に参拝したい気持ちと折り合いがつかないのです。
彼は実の母の事なので施設へ行く事は抵抗なく、私には理解してほしい、嫌なら行く事もないと言いますが、私にはお義母様を否定する事にもなる気がしてシコリが残ります。
また、お義父様は宗教と思っておらず、参拝して当然だと思っている様です。

お義母様の遺影や仏壇に手を合わせるだけでも気持ちは届くのか、皆様の見解をお聞かせください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

義母様の仏さまのお国での幸せを願っていただければ充分です

きの様こんにちは、きの様の義母様への想いありがたく思います。義母様は浄土宗の僧侶の方がお送りされましたので阿弥陀様のお導きの元極楽浄土に旅立たれ、往生なさっておられます。永年別のご信仰をお持ちと伺っておりますが、改めて阿弥陀様のお教えと慈悲のみ光をいただきお考えになられていると思います。阿弥陀様はそちらのご信仰をお持ちになっている方は救わないとは言われないと思います。全ての命が苦しみから仏という本当の幸せにの境地になられ救われることを心から願われ動いてくださっている仏さまですから(全ての仏さまがそうですが)。ですから義母様のことは阿弥陀様にお任せになられていればよろしいのかと思います。伺えば義父様も旅立たれた義母様も長年に渡りその信仰をお持ちになられている、いられたとのこと、そのことも尊重したいと私は思います。そしてまたあなたのご信仰も義父様とご主人も尊重すべきかと思います。ですからあなたのお心に抵抗感があられるならその施設には行かず、ご自宅で仏さまのお国(浄土教でいえば極楽浄土)での義母様のお幸せを祈られればきっと喜んでくださると思います。そして義母様はあなた達ご夫妻の幸せを一番願っておられます。私も義母様の極楽浄土でのお幸せを祈らせていただきます。南無阿弥陀仏

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有り難し
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長くサラリーマンをしていて、16年前先代の跡を継ぎました。住職となって改め...
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質問者からのお礼

温かいお言葉、ありがとうございます。
ずっと悩み続けていたので、心が少し軽くなりました。
どうしても自分の中で抵抗が拭えなかった時には、お義母様が安らかにお眠りできるよう自宅で手を合わせたいと思います。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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