hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

主人が鬱だとわかりどうしていいかわかりません

回答数回答 2
有り難し有り難し 19

昨年生後五ヶ月の娘を亡くしました。
原因は不明の突然死でした。
毎日死にたいと思い、実際実行しようとしたところ主人に見つかり思いとどまりました。それからは死のうとは思わないものの、仕方の無い理由なら諦めてくれる、誰かが殺してくれないかと願う毎日でした。
そんな中、新しい命を授かる事ができました。また同じ事がおこるのではないかとの不安もありますが、お腹の中に戻ってきてくれた!と思うと少し気持ちが前向きになれました。あの日から止まっていた時間が少しずつ動きだしたように思います。少しずつ、外にも出られるようになりました。
主人も同じ心の傷を抱えながらなんとか一緒にやってきたつもりでした。そんな主人がある日真面目な顔で切り出したのが「鬱」でした。
まだ軽く、薬も飲まなくていいらしいのですがおかしいと思い病院にいったところそう言われたそうです。
「大丈夫だよ。あんなことがあったんだから、ゆっくりやっていこう」そう明るく言ったものの、どうしていいのかわかりません。私自身も万全の精神状態ではなく、前触れなく突然涙がでてきたり夜眠ることが怖いままです。主人には話せていません。彼は夜勤専属のため、私が夜寝てない事も気付いていないはずです。
それでも、支えあげたい支えなくてはならない、笑わなくちゃ、なんで気付いてあげられなかったのか……そんな思いがぐるぐると頭をよぎりどうしていいのかわからないのです。
明るく支えてあげたいのに、それができない自分がどうしようもなく情けなくもどかしいのです。それと同時に「私も苦しんでるのに、なんであなただけ病気だと言ってしまったの?」と醜い自分が囁き、その自分勝手な考えと醜さにこんな自分がいたのかと絶望します。
両親は母親が鬱のため頼れません。主人も話さないでほしい、との意見も尊重してあげたいです。
母親の鬱が酷いときの事を思い出して、主人が悪化するのが怖いのかもしれません。せめて私が万全なら!と思います。友人にも話せないので何か頑張れるようなお言葉をいただけたらと思います。よろしくお願いします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

うつ病とは、仲良く付き合いましょう。

前にご回答させて頂いた大塚です。
実は小生も10年ほど前、実母が「認知症」になり、その介護疲れから「うつ病」になりました。母親は夜、徘徊し小生を寝させてくれませんでした。結果、睡眠不足が常態化し「うつ病」になりました。そとからは「怠け」ているように見えるのですが、実際、身体が動かないのです。車の運転中も、信号無視したり、左折のウィンカーを出しながら直進したり、と・・・。ヤバイと思って心療内科に行き、問診して頂いたところ「うつ病」ですと言われました。正直、ホットしたように記憶しています。抗うつ剤と睡眠導入剤を処方されました。近頃の睡眠導入剤は「中毒」にもならないので、安心して使用できるようです(先生からアドバイスを受けました)。
さて、ご主人の場合〈夜間専属〉のお仕事のようですが、昼間は十分睡眠はとれているのでしょうか?。とにかく睡眠不足は「うつ病」には大敵のように思います。「日勤」に変えて頂けるのならいいのですが・・・。睡眠薬を使ってでも、熟睡できるよう「気づかって」あげて下さい。
もう一つ、むしろあなたの方が心配です。ご主人に言って、是非、あなたも心療内科でカウンセリングを受けて下さい。病名がハッキリすると、逆に安心するものです。小生の経験からは「睡眠不足」が一番悪いように思います。なお、妊娠されているようなので(おめでとうございます!)、そのことはチャンと先生に言っておいて下さい。
とにかく、うつ病は「完治した」という実感が中々得られません。気長に、仲良く付き合っていく、という気持ちでいかなければならないように思います。ちなみに小生も現在は投薬を中止していますが、丸9年ほど「抗うつ剤」を飲み続けました。なお、母を介護施設に入所させて頂き、若干改善したように思います。あなた方も、赤ちゃんが生まれたら、改善するかも・・・(笑)。少しでも元気が出るように、お祈りいたします。合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

旦那さんの主治医とお話を

病気は誰にでもあります。
たまたま旦那さんの病気は鬱という病気だっただけです。

できれば、あなたも旦那さんの主治医とお話して、日常生活での注意点などを聞いておいてはどうでしょうか。

あなだで頑張りすぎると、夫婦共倒れになります。
頑張る必要はありません。
具体的に対処するだけです。
スイッチを押せば電気が点く。
スイッチを切れば電気が消える。
頑張っても頑張らなくても、気合を入れても入れなくても、スイッチを押すという具体的な動作はできます。
お医者さんから、具体的に何をしたらよいか、何をしたらいけないかを聞いてください。
一歩進めば景色は変わる。
止まって悩むより、動いてみてはどうでしょうか。

{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ