イヤ、物音だけに限らず。
　貴女がここで「こんな夢を見ました」を挙げていらっしゃるのは、「何か目に見えない力が働いているのではないか」と思ってのことでしょうね。その可能性はゼロか？私には分かりません。
　では何もできないのか？そうでもないと思いますよ。
　私も車を運転するので、時々動物が轢かれる（轢かれた）姿を見ることがあります。自身もやってしまったことがあるかも知れません。かつ大小を問わなければ、蚊をはたいたりゴキブリをつぶしたり、アリをつまんだりハムスターを餓死させてしまったりしました。
　そんな時に「何もできない」と「できることがある」は天地ほどの違いがあります。
　私は浄土宗ですので、小さい頃から「死に接したら、お念仏を称えなさい」と教えられてきました。上記の事に出くわす度（自分で蚊をはたく時も）、お念仏をお唱えします。気が済むまで。
　ハムスターの時は辛かったですね。もう一週間くらいは思い出してはお唱え。でも終わりました。
　なので、「いるのか否か」「何かあるのか」は私には分かりませんが、そういった時に「できることがある」、「私にとってそれは、南無阿弥陀仏のお念仏である」という話です。
　この科学万能の現代ですけれど、「南無阿弥陀仏をお唱えする」は、自分にとってそういう働きがあります。一回称えるのに二秒もかかりません。「どうしよう！」となった時、思い出して戴ければ。

追記
「お礼」、ありがとうございます。言いたかったのは、「何だろう？」と「対応できない」ではなく、「何かやれることがある」、その一つとしてお念仏をご紹介したということです。この先は、「やってみないと分かりません」の世界です。「気の持ちよう」とは少しずらしたお答えをさせていただきました。

佐藤良文

光圓寺

一般大学（一般的でもないが…）から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...

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