治療中の病気が悪化していることを家族に言えないでいます。
1年半前に乳がんが再発(骨に転移)し、現在通院で治療中です。先日、定期検査の結果、肺への転移がわかり、恐れていた内臓への転移で、私自身すごいショックでしたが、癌に負けないでがんばる決意でいます。
実はこのこと(肺転移)を、今家族に報告できずに悩んでいます。もともと私が癌であることは家族しか知りません。家族に言えない理由は、主人=仕事が大変で体力的にも精神的にも辛いらしく毎日疲れてる、高3の娘=過食やリストカットなど精神的に不安定なところがあり中3から心の診療科に通院中。このような状況の二人なので、事実を知ったら私以上にショックを受け現実を受け止めきれないのではないかという思いと、あとは単純に二人を悲しませたくないと思いがあって、病状を聞かれても、つい「ママは大丈夫だよ!」て言ってしまいます。とにかく精神的に弱い二人なので、将来を悲観してしまいそうな気がして怖いのです。
主人と娘はマイナス思考の人間なので、(私はプラス思考の人間なのですが・・)、自然と分かるまで(痛みなどでいつかは目に見えていつもの元気なお母さんじゃなくなってくる)あえて自分から言う必要はないのではないかと思ったり、でも家族だからちゃんと伝えたほうが本当はよいのではないかと思ったり(そのときは どのタイミングでどんな感じで伝えたらいいのだろう・・)など、いろいろ考えてしまします。 家族とどう向き合っていったらいいのでしょうか。
今の状況を一人で抱えているのが辛くなってきて、誰かに今の自分の気持ちや状況を話したかっただけなのかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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私ならとしか言えませんが
misaki さんこんばんは、遅くなりました。今お身体の状況はいかがでしょうか?痛みはいかがですか?ご病人のあなたがご家族を気遣ってのご相談が心痛みます。あくまで私でしたらとの回答です、ご自身も書かれている通り隠していてもいずれは隠しきれない時が来るかも知れません、その時お二人はどう思うでしょうか?心配をかけたくないというあなたのお気持ちをどう受け止められるでしょうか?きっと最終的にはその気遣いと愛情をお判りくださると思います。でもそれでもその前に話して欲しかった、話してくれればばもっと今日までにも・・・とは思わないでしょうか?今は確かにお二人もその日1日を生きるので精一杯かもしれません、misaki さんの症状を知ったなら受け止めきれず潰れるかも知れません。でもそれでもそこからmisaki さんと共に体上がろうとされてこそご家族かな、潰れてもお互いの苦しみを分け合ってこそ家族なのかなと思うのです。正直今もお二人ともmisaki さんの症状を心配なさっておられると思います。心配だからこそ眼をそらそうと思われているかも知れません。それでも現実逃避を永遠に出来るものではない以上、必ずそのことを後悔なさる日が来る気がします。それならばmisaki さんの症状を先ずご主人に打ち明けられ、その上でお嬢さんに話されるタイミングを考えられたらと思います。そして私はたとえお二人がその時は受け止めきれなくても、必ず立ち上がりmisaki さんと共に前に進んでくれることを信じたいです。そして回復されることを信じたいです。この答えが正解かはわかりませんが、お一人で悩み続けるよりその方が良いのではと思うのです。misaki さんのお身体がお心が少しでも楽になられることを、そして必ず回復されることを薬師如来様に心より祈らせて頂きます。そのお心が楽になられることを阿弥陀如来様に祈らせて頂きます。そしてその想いをお身体もお辛いでしょうがまたここに書いて下されればと思います。
追伸 御礼ありがとうございます。一番今お心が潰れそうなのはmisaki さんのはずです。どうぞお辛さをまた書き込まれてください。このお答えでよかったか今でも自信ありませんが、私なりの回答ですいません。
慈しむ心を持つ
misakiさん、はじめまして。質問を拝読いたしました。
misakiさんは、1年半前に乳がんが骨に転移し、現在通院で治療中なのですね。定期検査の結果、肺への転移がわかり、癌に負けないでがんばる決意でおられるのですね。しかし、仕事がたいへんな御主人や、精神状態が不安定な娘さんにはmisakiさんの事実を知らせてしまうとどうなるのか分からないので、現状を言えないでいるのですね。
misakiさんは、自分よりも家族を優先する家族思いのやさしい人ですね。
仏教では優しさを慈悲(じひ)と説きます。
misakiさんは、無条件で家族を思い(布施)、心配させまいとやさしいことばを使い(愛語)、家族のために生きようとし(利行)、家族のために一緒に行動しよう(同事)としています。すべて仏の行いです。
misakiさんが仏の行いをしているので、ご家族はきっと良い方向に向かうのではないかと思います。misakiさんが考えておられる通り、あえて現状を伝える必要はないように私は思います。互いに手を合わせていくことができる関係性が、自然にできあがっていくのではないでしょうか。
misakiさんが心穏やかな状態で過ごすことができるよう祈念しております。
質問者からのお礼
丁寧な回答に涙が出てきて、止まりません。
ありがとうございました。
憲章さまのお言葉も、そして中村さまのお言葉も、
どちらもすっと心の中に入ってきて、涙が自然と流れてきました。
私は、泣くことも我慢してきたことに気づきました。
いっぱい涙を流したら、なぜか心がすっと軽くなったような気がして、
辛かった気もちも小さくなったような気がします。
心を救ってくださり、ありがとうございました。