死んだらどうなるのでしょうか?
私は家族全員と親戚の叔父、叔母からも虐待を受けて育ちました。ネグレクトや暴力をうけました。
虐待加害者も虐待被害者も亡くなったら、同じ場所に行くのでしょうか?
御釈迦様や観音様は虐待被害者にも優しくなさるのでしょうか?
申し訳ありませんが教えてくださいませ。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
死後のことは、全部仏様にお任せで大丈夫です…
…虐待加害者も虐待被害者も亡くなったら、同じ場所に…行きます。生まれます。
でも、仏様のおすくいによって、どちらの人も同じ場所(浄土)に「仏様として」生まれるのです。仏様の世界にはもちろん虐待はありません。恨みも上下関係も苦悩も全くありません。
…御釈迦様や観音様は虐待被害者にも優しくなさるのでしょうか。
浄土真宗の御教えから申せば、西方浄土にいらっしゃる仏様は「阿弥陀如来」です。その阿弥陀様は虐待被害者を浄土の仏として迎え取って下さいます。つまり阿弥陀様にわざわざ優しくされる必要のない、阿弥陀様と同じ悟りの仏と生まれさせて頂くのです。
そして先に申しましたように、もちろん虐待加害者も同じ仏と生まれさせて頂くのです。
信じられないでしょうか…いたたまれないないでしょうか…許せないでしょうか…でも仏教的真実です。
あなたのこれまでの人生を思いました…私は目を閉じました。それくらいしかできません。共感することすら出来ないのです。私の、人間の限界です。
あなたに対して虐待を行った御家族も、ご親族ももちろん同じ人間です。
あなたに対して虐待を行うことの出来る精神を持っていたのです。なぜでしょう…多分自らも同じように虐待を受けた、または虐待に加勢しないと今度は自らが危ない環境にあったからです。
想像で申しているのではありません。これは間違いないことだと思います。人間は学んだこと、受け取ったことを自ら引き継いでいくのです。虐待は自らが受けていないと子に対して行うことが出来ません。
なぜか…それが人間という生き物だからです。
虐待をした人を責めることを止めましょう。考えることを止めましょう。なぜ…虐待を行った人を許すため? いいえ、その方々よりあなた御自身を大切にして頂きたいからです。
虐待を思い起こすとき、あなたは再び精神的な虐待を受けるのです。だから思うことを止めましょう。それこそが、あなたの今出来る「虐待を行った人に対するネグレクト」です。
過去を忘れなくても良いです。でも思い出す必要はありません。
あなたが今の命、今の人生を精一杯生きる、しっかり、充実させて、楽しく思い切り生きる、それこそがあなたのすべきことです。
死んだ後のことは仏様にお任せで全く大丈夫です…どうか今を精一杯生きて下さい。
あなたに心からのエールを送ります…。
質問者からのお礼
小林覚城様。早速のありがたいコメントをありがとうございます。
今の人生を精一杯生ききる。充実させる。というお言葉をしっかりと胸に刻み生きてみようと思います。
本当にどうもありがとうございます。