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死んだらどうなるのでしょうか?

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有り難し有り難し 13

私は家族全員と親戚の叔父、叔母からも虐待を受けて育ちました。ネグレクトや暴力をうけました。
虐待加害者も虐待被害者も亡くなったら、同じ場所に行くのでしょうか?
御釈迦様や観音様は虐待被害者にも優しくなさるのでしょうか?
申し訳ありませんが教えてくださいませ。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

死後のことは、全部仏様にお任せで大丈夫です…

…虐待加害者も虐待被害者も亡くなったら、同じ場所に…行きます。生まれます。
 でも、仏様のおすくいによって、どちらの人も同じ場所(浄土)に「仏様として」生まれるのです。仏様の世界にはもちろん虐待はありません。恨みも上下関係も苦悩も全くありません。
…御釈迦様や観音様は虐待被害者にも優しくなさるのでしょうか。
 浄土真宗の御教えから申せば、西方浄土にいらっしゃる仏様は「阿弥陀如来」です。その阿弥陀様は虐待被害者を浄土の仏として迎え取って下さいます。つまり阿弥陀様にわざわざ優しくされる必要のない、阿弥陀様と同じ悟りの仏と生まれさせて頂くのです。
 そして先に申しましたように、もちろん虐待加害者も同じ仏と生まれさせて頂くのです。
 
 信じられないでしょうか…いたたまれないないでしょうか…許せないでしょうか…でも仏教的真実です。
 あなたのこれまでの人生を思いました…私は目を閉じました。それくらいしかできません。共感することすら出来ないのです。私の、人間の限界です。
 あなたに対して虐待を行った御家族も、ご親族ももちろん同じ人間です。
 あなたに対して虐待を行うことの出来る精神を持っていたのです。なぜでしょう…多分自らも同じように虐待を受けた、または虐待に加勢しないと今度は自らが危ない環境にあったからです。
 想像で申しているのではありません。これは間違いないことだと思います。人間は学んだこと、受け取ったことを自ら引き継いでいくのです。虐待は自らが受けていないと子に対して行うことが出来ません。
 なぜか…それが人間という生き物だからです。
 虐待をした人を責めることを止めましょう。考えることを止めましょう。なぜ…虐待を行った人を許すため? いいえ、その方々よりあなた御自身を大切にして頂きたいからです。
 虐待を思い起こすとき、あなたは再び精神的な虐待を受けるのです。だから思うことを止めましょう。それこそが、あなたの今出来る「虐待を行った人に対するネグレクト」です。
 過去を忘れなくても良いです。でも思い出す必要はありません。
 あなたが今の命、今の人生を精一杯生きる、しっかり、充実させて、楽しく思い切り生きる、それこそがあなたのすべきことです。
 死んだ後のことは仏様にお任せで全く大丈夫です…どうか今を精一杯生きて下さい。
 あなたに心からのエールを送ります…。
 

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

小林覚城様。早速のありがたいコメントをありがとうございます。
今の人生を精一杯生ききる。充実させる。というお言葉をしっかりと胸に刻み生きてみようと思います。
本当にどうもありがとうございます。

「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 3
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死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ