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2年前の取引先とのトラブル以降、仕事のやる気が折れてしまった

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有り難し有り難し 6

私はフリーランスです。
10年ほど、信頼関係を築いていた取引先(編集会社)がありました。
私は取引先からの依頼で情報成果物を納品し、報酬を受け取る立場です。

4年~2年ほど前の担当者が、新規の案件は次々と取ってくるのですが、
私の納品が済んでから、報酬の支払い条件をあっさり変えたり、
請求書の発行が異様に遅くなったり、
あまりにも回数の多い電話、深夜や早朝などの対応を求められることが増え、
会社あてに事情を話して取引を止めたいと考えた時期がありました。

この時点での私の心境は、
「私は尊重されていない」
「報酬の支払いが曖昧でも、言うことを聞く便利屋だと思われている」
というものでした。

しかし、突然、その担当者が退職したため、話をする機会を逃してしまい、新規の担当者はよくしてくれていました。
とはいえ、支払いがないままの案件があるのに、取り引きの継続は難しいため、
新規の担当者にこれまでの経緯などを話したところ、
「会社として、そのような事実があったことを把握していなかった。
 大変失礼なことをした。支払いに関しても改めて精査します」
とお返事をいただき、その後は会社側も、私を含めたフリーランス全員に対して、
対応の改善を図っていることが見て取れるようになりました。

このように、状況は改善しているにも関わらず、私の心が疲れ果てたようになってしまっています。
その会社と闘うことも大事かもしれませんが、
それよりも私自身の人生を充実させるために、仕事での向上心や挑戦する心も必要と思います。
そして、かつてはそれが確かにあり、仕事も頑張って来られたのですが、
今は、何を目指せばいいのか分かりません。

かろうじて「もう、取引先との関係で消耗しなくていいのだ」という安心感は得られ、
マイナスからゼロに戻ったという感覚はあるのですが。。。

それに、状況そのものは改善されているのですから、
取引先との問題はもはや関係なく、あとは私自身の心の問題次第だと思うのですが、もはやどうすればいいのか分かりません。

どのように心を立て直せばいいのか、アドバイスをいただけましたら幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

御心が疲れておられるのではないでしょうか…

 前回の質問も拝見させて頂きましたが、どうも御心が疲れていらっしゃるように感じます。
 現在のお仕事の件、編集会社との関係は改善に向かっているんですよね。なのに、『状況は改善しているにも関わらず、私の心が疲れ果てたようになってしまっています』ということなら、こころの病気が疑われます。
 フリーランスのライター(?のようなお仕事かと拝察致します)というお立場、普段に随分お気を遣われていること想像に難くありません。一つのお仕事の作品?の納品までにどれだけの仕事量なのだろうかと思います。内容の責任もついて回りますし…。
 可能であるならば、少しお休みを取る、または一定期間 仕事量を思い切って減らすなどなさいませんか。
 そんなこととても出来ない…と このまま突っ走ると、御心・お身体が壊れてしまいそうな気がします。勝手な想像で申し訳無いですが…。
 僧侶とはいえ、給料を頂いて生活していますので、実体は自由業、フリーランスみたいな存在です。でも結局はご依頼あってのお仕事(!?)であり、自分の自由裁量で仕事が出来るわけではありません。だから、体力的・精神的にきついときもあります。結局 自分の心、体は自分以外に守れる存在はありません。
 だから、御自身の大切な仕事のために、一生仕事を続けていくために、どうか仕事をセーブして下さい。そして、出来ればこころのお医者さんのドアを叩いてみて下さい。…全部、ご自身の為です。
 あなたが健康を回復されることを、心から御念じ申し上げております。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

小林覚城さま、このたびは丁寧な回答をありがとうございます。
確かに、こころの疲れが溜まってしまったのかもしれません。
前回のお墓参りの際の出来事も、注意力が散漫になっていたことの表れかも。

目先の仕事だけを考えず、長く仕事を続けていく上で大事なこともありますよね。
アドバイスいただき、本当にありがたく思いました。心よりお礼申し上げます。

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