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死後の世界について。

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初めて質問させて頂きます、よろしくお願いします。

平成24年、12月9日に三人兄弟の末の弟が自殺しました。
二十歳でした。
遺書から察するに、母親が居ない寂しさ(平成15年に癌で他界)と、精神病だったみたいです。

僕と末の弟は10歳離れていて、小さい頃はおむつを代えたり散歩に連れていったりして、兄弟なんだけど半分子供みたいな感覚でした。
事があった直後は色々忙しくて考える暇も無かったのですが、今は悲しみと悔しさ、色んな感情がわき出してきて、とても辛いです。

なぜ、止めることが出来なかったのか。
そんな事ばかり考えてしまいます。

せめてもの願いですが、もし死後の世界があって、僕が死んだら母と三男に再び再会することが出来るのか。
それだけが知りたいです。

そして、自ら命を絶った弟が、ちゃんと天国で母と会えて、向こうで幸せに暮らせているのか、苦しい思いをしていないか。

それだけが知りたいです。

僕は三男の死後、僕も死んだら天国で母と三男に会えるように出来るだけ徳を積もうと思って生きています。

どうが、回答頂けたら嬉しいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

現世でも一緒に

家族を失う辛さは本当に耐えがたいものがあります。
悔やむ気持ちも大きいですよね…

世間では「自殺はいけない、地獄に堕ちる」なんてことを言う輩もいたりしますが、決してそんなことではありません。
精神の病によって命を失うことも、癌で命を失うことも、同じ病気という因縁です。
アナタが自分を責める必要はないんですよ。
もっというとお釈迦さまは「死ぬ原因は"この世に生まれたから"の1つだけ」と説きました。
ですから、その他の原因に執着する必要はないんです。

お葬式では引導というものを渡します。
それは亡くなった方へ「こっちへ向かって下さいね、仏さま方や先祖さま方はしっかり連れていってあげて下さいね」という内容です。
弟さんは仏さまや先に亡くなったお母さんと一緒に浄土(仏教では天国とは言わず浄土と呼びます)におられますよ。

浄土にいる方からすれば、気にかかるのは置いてきた家族のこと。
アナタが苦しんでいないか、それは心配してるかもしれません。
ですから、手を合わせてお経を読むんです。
仏さまとお位牌に手を合わせて「元気でやってるよ」と想いをはせてあげて下さい。
仏さまの世界におられるわけですから、仏さまの言葉であるお経を読んで上げて下さい。
きっとお母さんや弟さんと、この現世でシンクロします。
必ずアナタの心を癒やして下さいますから。

この行いを供養と呼びます。
供養の文字を読み解くと「一緒に美しく良くなる」です。
弟さんとお母さと一緒に、アナタの人生が美しく良くなりますことを願ってます。

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困っている人や悩んでいる人にとって、仏さまの教えが少しでも良薬となれること...
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極楽浄土で再会

浄土宗では、次のように考えます。
南無阿弥陀仏と念仏を称(とな)えて極楽浄土に往生したいと願う人がいたら、その人の臨終の瞬間に、極楽浄土から阿弥陀仏が迎えに来て下さり、その人は次の瞬間に極楽浄土に生まれ変わる(往生する)ことができるのです。
また、私達が南無阿弥陀仏と念仏を称(とな)えたり、何か善いことをした場合に、その功徳で自分が極楽浄土に往生できると思うのはもちろんですが、
自分がやった念仏やその他善行の功徳で、自分以外の者も極楽浄土に往生できますようにと、願うのです。
また、極楽浄土に往生したら、私達には神通力がそなわるのです。
極楽浄土に往生して神通力を得た菩薩になったら、極楽浄土から出かけて行って他者を教え導くことが可能になります。

ですから、念仏して極楽に往生すれば、お母さんや弟さんと再会できるかもしれません。
仮にお母さんや弟さんが他の世界に生まれ変わっている場合、あなたは、お母さんや弟さんも今後往生できるように願って念仏してください。
まずはあなたが確実に往生する、そうすればあなたは他者を導く菩薩様にになって、他の世界へお母さんや弟さんを探しに出かけることも可能だと考えて下さい。
念仏の仕方の基本は、合掌、十念(10回念仏)です。
なむあみだぶ なむあみだぶ
なむあみだぶ なむあみだぶ
なむあみだぶ なむあみだぶ
なむあみだぶ なむあみだぶ(息継ぎ)
なむあみだぶつ なむあみだぶー。
(最後のなむあみだぶーで阿弥陀仏に頭を下げる。息継ぎは、8回目のあとだけにするか、もしくは4回目と8回目のあとにしてください。)

また、「なむあみだぶなむあみだぶ」を好きなスピードでひたすら繰り返し唱える(数秒でも数分でも数十分でも)を、暇をみつけてやってみてください。
浄土宗を日本に広めた法然さんは、トイレをするときも念仏していたそうです。
念仏は、いつでも・どこでも・誰でもできる修行です。
阿弥陀仏、量り知れない光明(智慧)と寿命(慈悲)を持つ仏様、が放つ光明は、宇宙の隅々まで届いて念仏者を救います。
全ての生き物は、アーラヤ識という深層心理でつながっています。
アーラヤ識の海の上に出たり入ったりしている波が、私達です。
お母さんや弟さんとも、アーラヤ識でつながっているから、きっと再会できますよ。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

日顕さん、願誉浄史さん、回答ありがとうございます。
少し気持ちが楽になった気がします。
やはり、出来るだけ現世で徳を積んで浄土へ行って母と三男に会えるようにしようと思います。
お墓参りに行ったときに南無阿弥陀仏と唱和しようと思います。
また質問させて頂くかもしれませんがその時はよろしくお願いします。

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