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生きることがこれほどまでに苦しいなんて

回答数回答 1
有り難し有り難し 19

こんにちは。

残されたこどもたちのために、私は生きなくてはなりません。でも、喪ったものが大きすぎて、これから先、一年を、半年を、一週間さえも、どう生きていけばいいのかわかりません。

後追いをしたいとかではありません。こどもたちのために明日も生きなければならないのですが、前に進もうとする力がいきなり出てこないときがあるのです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

喪ってなどいません。

きっとそう思えるときがくるのを信じてほしいです。
私も4歳になるころ、母を病気で亡くしました。姉は7歳でした。

ときには、自分たちをあわれに思ったこともあります。
しかし、自分たちより本当は父の方が、のこされた者よりのこして去った者の方が、本当はつらいのだと、
大人になってようやく分かりました。本当に気づくのが遅くなりました。

「子どもたちのために生きる」のは
旦那さまのためでもあってほしい。あなたがそう思える限り、旦那さまは遠くで必ず見守ってくださいます。あなた一人がつらい思いをすればきっと旦那さまもつらいはずです。

誰かのため、は あなたのためでもあってほしいと思います。
ゆこさんの強い責任感が、ゆこさん自身を苦しめないであってほしいと思います。
『前に進めない。』
『私は生きなくてはなりません。』

とても切実でどうお答えしていいかわかりません。過去のご質問でも、未来が不安だとおっしゃっていましたね。強い覚悟と不安とが、一気に押し寄せてくるのを感じます。

しかし、未来を悲観するのは、もう少し待ってください。
私は30歳になったばかりですが、きっと悲観することのない未来を生きていけるように頑張りますから。
私が頑張れる限り、一歩ずつでも先に前に進んで、ゆこさん達を待ってますから。
途中で長く立ち止まってしまったとしても、その一歩が大事だと、私は信じています。
私自身、たとえ一歩でも前に進めれば、きっと母にまた会えると信じているのです。
生きることは、必ずしもマラソンじゃない。レースじゃない。そうでしょう?
途中で寄り道もしましょうよ。思わぬ出会いが、支えが、そこらじゅうにあるかもしれないんです。

お互いそれぞれがまた会えるように、また一緒になれるように、歩いていきましょう。

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有り難し
おきもち

吉井浩文
Buddhism. knowing what it actually i...
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質問者からのお礼

浩文様
お返事ありがとうございます。

去年の今頃は、初盆の準備で忙しくしていたことを思い出しました。
日がたつにつれて悲しみは癒されていくものだと思っていたのに、想像以上の辛さですね。

私の悩みに寄り添っていただき嬉しかったです。
浩文様も幼い頃に辛い思いをされたのですね。子供たちも元気にしてる様子ですが、きっといろんな思いがあるのでしょうね。

立ち止まりながら。そうですね、ゆっくり歩いていけたらいいです。
浩文様や、今の私たちを支えて下さる方、これから出会うであろう方々が少し先で待っていただいていると信じて、もう少し生きてみようと思います。
ありがとうございました。

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