浄土真宗の人の供養に写経は有効ですか
私の家は浄土真宗です。
とはいっても祖父が浄土真宗のお寺の檀家、二男の家の子の私はお盆や法事の時にお寺に行く程度で、熱心なわけではありません。
ただお寺等は大好き、旅行が趣味で、神社仏閣や宗派に関係なくお参りしています。
最近写経に興味を持って少し書き始めたのですが、浄土真宗では般若心教の写経は行わないということを知りました。
願文に先日亡くなった祖父の供養を書いて納経したかったのですが、良いのでしょうか?
宗教的には無効でも個人的な気持ちの問題として行いたいのですが、それが故人や阿弥陀様に対して失礼にあたらないかが心配です。
祖父と一緒に旅行に行こうと約束していたことを果たせなかったので、できればこれから色々な旅先で納経したりしたいと考えていたのですが・・・。
何卒ご教授ください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
浄土真宗の聖典を書写されては
浄土真宗の聖典を書写されては如何でしょう。お正信偈という浄土真宗の開祖親鸞聖人のお書物(の一部)を書写しやすいようにセットにして売っています。写経(お経を書写する)用に浄土真宗で大切にしている仏説阿弥陀経の写経セットも販売されています。
書写すれば、そこに何が書いてあるかおのずと知りたくなるはずですし、それがきっかけとなって浄土真宗の教えを聞いてみようとお思いになるかもしれません。あなたと浄土真宗をつなぐよい出会いの機会かと思います。
ところで、供養は生きている人が先に亡くなった方の側に善を振り向けることと理解されています。浄土真宗では亡くなった方は仏さまになられると考えますので、自分が善を積んで亡者に振り向ける(捧げる、与える)必要はありません。
そうではなくて、亡くなった方を供養しようという思いがそのまま亡くなった方から与えられた仏縁である。その仏縁にこたえて仏さまの教えに触れることにより仏さまになられた先に亡くなった方がお喜びになると考えます。
今までそれほど仏教に関心がなかったのでしたら、これを機会に浄土真宗で大切にしている聖典を書写してみてください。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
今まで「写経=般若心経」というイメージしかなかったので、早速仏説阿弥陀経の写経手本を探してみます。
折角の機会なので、教えについても勉強してみたいと思います。
ありがとうございました。