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母が亡くなりました。

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10数年前から闘病していた母。私は一人っ子で、共依存ではないかと思うほどに、母との繋がりが強かったまま、大人になりました。何かあれば母に喜んでもらいたいといつも考え、何でも全てを話し、母が絶対的な存在になっていました。かなり依存していました。いわゆる過保護ではなかったのですが、何事も母の意見有りきで生きて来ました。

母ら、これまでに、大きな手術は二度、それを含めても数回亡くなってもおかしくない様な状況や、危篤もありましたが、生命力と生きる意欲、あとは運も強かったのか、数え切れない程の重篤な病を抱え、気丈に生きてきました。
ですが、昨年の秋に体調を崩して入院し、その時に勧められた検査とその後適切でない処置が引き金となり、退院予定間際に一気に重大な危篤になりました。本当に、悔しくて悔しくて仕方ありません。医師も皆が無理だと思っていたのですが、更に二度の手術を経て2カ月ICUにおり、その後一般病棟でリハビリをするまでに復活。ですが、その後、半年以上一進一退し、ついに先月末に亡くなりました。2時間前に面会に行き、帰宅した後に呼び出しが来て、着いた時には死に目にも会えませんでした。

2年程前に、母との依存関係がこのままでは、後々生きていけないと思い、心理療法を受けたり、自己啓発本や色々な書籍を読み、母のことばかりを考え心配することをやめ、自分のことを自分で決める様にやっと切り替えを始めていました。多少距離を置き、冷たくしてしまったり、十分な年齢の大人なんだから干渉はしないで欲しいと言ったり、遅まきながら母が重くも感じ、少し反抗期のような状態だったかもしれません。

そんな風に距離を取り始め、依存から少し抜けて、自分らしく自分で考えて生き始めたように感じていた矢先に母が危篤に。自分が悪かったのではと責めもしました。必死で病院通いをし、奇跡的に生き返ったと喜んでからジワジワ弱り10カ月入院し亡くなったのですが、頂点から次第に状況が悪くなる日々は、世の中真っ暗で泣き泣き自分が鬱状態でした。

そんな母が亡くなり、思ったよりやつれもせず、泣き暮らす訳でもない自分に驚きつつ、天国などないのではないか?母はどこへ行ったのか、果たして実在していたのか?考え出すと気が変になりそうです。突如、涙が止まらなくもなります。私はどうしたら良いのでしょうか。気がおかしくなりそうで困っています。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お母様はいらっしゃいます

拝読させて頂きました。
心よりお母様のご冥福をお祈り申し上げます。そしてお念仏おとなえさせて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

お母様はその生命を全うなさり仏様のお導き受けて仏様のもとに旅立っていかれたのです。
そして仏様のもとで心安らかになられているでしょう。そしてご成仏なさって下さるでしょう。

あなたとお母様のご縁はこれからも続くのです。
お母様はこれからもあなたをお見守りなさってくださいます。
そして陰日向となりあなたをお導きなさってくださることでしょう。

あなたは合間合間にはお母様にお向き合いなさって頂きこれからも見守っていてくださいと願いながら心を込めてご供養なさってくださいね。

あなたはお母様やご先祖様からこれからも守られて生きていかれるのですからね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

私のために、御心のこもった御回答をありがとうございます。
この歳になり、死というものを理解していたつもりでしたが、自分の一番近い大切な人を失い、肉体が無くなってしまったということに、死が何か分からなくなってしまいました。それと同時に、生もよく分からなくなってしまいました。初めて向き合う感情から逃げず、日々を精進して行くしかないですね。まだ、無の心ですが、いつか喜怒哀楽を取り戻したいと思います。

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