後悔ひとつでも残っているのでしたら、あなたにとっては「かけがえのない後悔」なのではありませんか。相手を苦しめてしまった、、という「やさしさ」を持ってらっしゃるということですから。
なにも残っていないなどとは到底思えません。

正直、「無駄な出会いなど無かろうて。」と私には言えませんが、
「かけがえのない無駄」もなかにはあるのだなぁ、ということくらいなら私にも言えるかもしれません。感じるのは勝手ですから(笑)
「かけがえのない後悔」「かけがえのない無駄」があるのだと、感じることができるようになったとき、迷いも弱さもそのままで、いつしかの幸せ、希望をもう一度たぐりよせることができるのではありませんか。
ささやかなことで恐縮ですけれども私自身、後悔や無駄だと思っていたことが、支えになったり大事に感じたりすることがありますから。
勝手ですよね(笑)

畏れ多くも申し上げますが、幸せは自分で築くものではなく、いただいたり与えたりしながらちょっとずつ「かたち」にしていくものとお考えいただきたいです。
以前、シェアハピなんて流行りましたね。別にダンスや記念日に限らずとも、そういうことはできるのです。普通のことでよいのです。どなたにでもしてあげられることがあるでしょう？それが人には純粋にうれしいのです。
幸せは「築いて仰ぎ見るもの」というより、あなたのその、ささやかでも残した「行い」「足跡」を振り返ったときに、そこに見出していただければ。

人生というとよく分からないですけれども、いつかその、持ってらっしゃるやさしさを「かたち」にして多くの人に分け与えてください。渋めの後悔、無駄な不純物がまじったやさしさの方が、ときには人の心に染み入るものでしょう？
仏のご縁がございましたらいつしか、人生の合間に、私もいただきに参りましょう。

吉井浩文

Buddhism. knowing what it actually i...

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