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幸せを感じてもいいのか

回答数回答 2
有り難し有り難し 57

先ほど、過去にいじめていたと言った者です。

彼女の苦しみを考えると、私は幸せになってはいけないのだと思います。

現在彼氏がいるのですが、いじめていたという過去を伝え、別れたほうがいいのでしょうか。

今後、どのように生きていけばいいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたなりの生き方

直前のご相談、拝見いたしました。

幸せになってはいけないのではなく、むしろ幸せにならなければいけないと考えます。
自己矛盾が起きるかと思いますが、そんな心のしがらみも認めた上で、過去の事実への懺悔の気持ちも持った上で、それでも前を向いて生きていく、尚且つ自分なりの人生を拓いていく。そうやって挑戦して生きていくこともあなたには必要ではないでしょうか。
ご自身を卑下し将来を悲観することはある意味「逃げ」でもあると思います。そうしたほうが実状と感情の天秤が揃って心のバランスが保たれ易いからですね。本当に懺悔したいとお思いならば、腹を括って過去の自分と正面切って対峙して、それでも胸を張って生きていくことです。

彼氏さんに、いじめていたという過去を伝えるべきか否か。
伝えるべきだ、とお思いならば伝えるべきでしょう。別れるべきかどうかも含めてその結果どうなるかは、もう彼次第。彼の気持ちに委ねましょうか。
ただしこれで彼との関係がどうなろうと、それは今までご自身が選んできた人生の結果です。蒔いた種です。仕方なしです。

どんな過去があれ今のあなたはまだやり直せます。それには「やり直したい」という強い気持ちを持つことが何より大事です。先々その気持ちにブレが出てきてしまったなら、またあなたの感情は振り出しに戻るのでしょう。その時はまたここに来て思いの丈を吐き出せば良い。ですがどうですか?もしかして私なんか別れてふさぎ込んでダメになるべきだってやっぱりお思いでしょうか?

いろんな感情がこれからも四六時中綯い交ぜになると思います。でもそれすらも懺悔の一部です。
前へ進むにはいろいろと覚悟が必要なようですね。人生の岐路、どっちへどう進むか。
でもね、あなたにもあなただけの人生があるのです。親からいただいた大事な命があるのです。
その命、これからどうにかして輝かせなきゃね。

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それは違います。

はい、それはキッパリと。別れる必要は全くないと思います。
けれどね、無罪放免とも思いませんよ。
前問で東師の仰った「もう、これからはやらないでね」ということと、「いじめの類があったら、それの解決に向けて動いてね」ということです。
「私が幸せになってもいいですか」と聞くなら、「いじめから抜け出せて良かった」という人が貴女の周りに増えることが、貴女の幸せに繋がるでしょう、とお答えします。
ちなみに。
大概の男子は、少年時代に虫を殺しています。蚊とか蟻とかに始まり、そりゃ大量に。虫から見れば完全にいじめです。そこから何かを学んでいるか?で、男子って結構色分けできるような気がします。

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