政治
私は保守系な思想の持ち主で、政治に関心があります。
これといった活動はしていませんが、朝一番に北朝鮮問題などや与野党のnewsに目を通します。
ですから、左よりなメディアや自分の相反する思想の方のデモなどに反感を持っていますし、
事実と違う事を報道していると思い腹が立つ事が多々あります。
(保守でも戦争は反対だし平和が一番です)
しかし、最近はそれが執着の元になっていると思うので、なるべく関心を持たない様にしています。
そこで質問ですが、一般的なお坊さんは政治には関心がある方もいらっしゃるのでしょうか?また、お坊さんが政治活動をすることはどう思われますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
不説過
お坊さんは全国でおよそ35万人いるそうです。それだけいればお坊さんにも色々います。アッチ側もソッチ側も人材豊富ですよ(苦笑)もちろん中道な人が最も多いでしょうが、しかし個々人が自由でいられるのは良いことです。
私個人の考えとしては、お坊さんであっても有権者として主義主張はあるものだと思いますし、本当に行動すべき時は声をあげるべきでしょう。
しかし出家者というものは原則として世間から一線引いているべきです。いつ見ても政治活動に参加しているようなお坊さんの姿勢は本来、褒められたことではないと考えています。
お寺という空間も呉越同舟できる最後の聖域であるべきです。だから軽々しくどちらかの味方につくようなお坊さんは本物ではないと思いますし、お坊さんを錦の御旗にして自分たちの正当性を主張しようとする活動家は下品だと感じます。
さて、話は変わりますが例えばある政治家が収賄をしたとします。それをジャーナリストが白日の下にさらします。すると民衆は怒り、政治家は辞任し、より適任な人が後任につくでしょう。
その原動力である怒りは世間的には義憤であり、正義です。しかし仏教的には悪心です。
なぜなら怒りとは苦の原因だからです。悪というと世直しの逆の邪悪なのか、悟りの逆の迷いとしての悪なのか紛らわしいので煩悩と言い換えましょうか。怒りとはまぎれもない煩悩です。おっしゃる通り、苦の原因です。
そのことを一般の方々にも報道関係者の方々にも知っていただきたいと思います。
果たしてこのニュースは苦を受けても知るべきことなのか?そこを押して知ってもらうべきことなのか?0か100かで語るべきではありません。割合の問題ではありますが、その兼ね合いの中で、自分のためにならないと判断したなら近寄らないという選択も1つの自由であり、出世間という仏道でもあります。
最後に十重禁戒の第六に不説過戒というものがあります。フセッカカイ、過(とが)を説かざる戒。他人の間違いや欠点をあげつらってはならない。
戒律というと不殺生や不偸盗、不酤酒、不邪婬あたりばかり有名ですが、今の日本に最も大切なのはこの不説過戒です。そんな生き方をしてみましょう。その方が生きやすい社会になるんです。
仏教では
拝読させて頂きました。
仏教は平和を求める宗教です。
決して争いをすることなく生きている方々も亡くなられた方々も共に心から平安を求める教えです。
また仏様は全ての方々をお導きなさってくださり安らかに皆共に和合していかれます様にと教えてくださいます。
全ての方々が平等に仏となられていくことが仏教の教えですから。
本質はそこだと私は思います。ポイントはそこだと私は思います。
どのような思想信仰に基づいても世界情勢や社会体制や国家のような存在であっても、我欲にまみれて殺生をするような行いは悪です。
極悪な犯罪行為であると思います。人を殺すことは罪深い悪業ですから。
私達は生きていきながら何を求めてどう行動していくかが大切です。
善い行いをして悪い行いをしない、それが仏教です。仏様の教えです。
私達は決して現実に目を背けることなく、無関心にならずに善なる方向へと志していくことが大切かと思いますし、義務であると思います。
質問者からのお礼
Azuma様
私は何故に、仏教や坐禅に興味を持ったのかを再認識させていただきました。それは、仏教を通して周りと融合して安らかな気持ちになりたいからです。
また、どんな理由や大義が有っても殺生は悪だという事を肝に命じます。
ありがとうございました。
大慈様
はじめに、
私が知りたい事を具体的に答えて頂いて感謝いたします。
怒りとは苦の原因…
私は、実生活でも苦の原因となる怒りが多いのにTVインターネット等をみて煩悩を呼び込んでいたのだと気がつきました。
これからは、情報は社会生活の上では必要なので執着せずにさらりと得ようと思います。
不説過戒…
本当に、今の日本は全くこれです。メディア、社会、身内、他人、etcからの受けています。
せめて、私は不説過戒を目指して行こうと思いました。
ありがとうございました。