犬の死から
3月に10年一緒に過ごした愛犬を亡くし…まだ涙が出てくる事もあります。
でも、また飼いたいって思いペットショップに行ったりしました。
愛護センターも見たりしてます。
でも、行くと涙が出てしまいます。
まだ愛犬は許してくれてないのでしょうか…
愛護センターで一目惚れした3歳の犬に巡り会いました。
正直、飼いたいって思いますが、不安です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
みんな仏様
こんにちは。ペット霊園で法話をする機会の多い住職です。
ワンちゃんが亡くなられたときに手が合わさったと思います。頭が下がったと思います。あなたが愛情をもって接してあげたから手が合わさったり、頭が下がったりするのです。そしてその対象は尊い存在であるのです。一足お先に旅立つ方々はその身をもって私たちに命の在り方を教えてくださるのです。誠に有り難いことではありませんか。尊いことではありませんか。
文章から推察するに、亡くなられた子に対して何か心残りがおありなのでしょう。御免なさいと言い続け、謝り続けているのではないですか?私たちに手を会わさせるほどの存在となられた方がそのようなことを気にするとも思えません。仮にそうだったとしても、謝り続け、後悔し続けて亡くなられた子に何か良いことがあるのでしょうか?
百万回御免なさいと言っても、してあげられなかったことは、してあげたことにはならないのです。
二百万回御免なさいと言っても、向こう岸におられる方々が仏様よりすごい何かにレベルアップすることはないのです。
そして、その言葉を口にする度にあなたが傷付いてしまうのなら少し気分を変えて有り難うと言ってみてください。
出来なかったこと、してあげられなかったことを数えるよりは、してあげたこと、一緒に作った思い出、暖かい眼差し、こちらを数えてあげましょう。そのうちいつか大きな「有り難う」が出るときが来ますよ。
そして新しく御縁のあった子に沢山の愛情と共に前の子の分の有り難うを添えて接してあげてください。
前の子にしてあげられなかったことを沢山してあげてください。
何時かまた会えたときに胸を張って『君のお陰だよ』と言えるように。
愛情を注いで
拝読させて頂きました。亡くなられたその子が仏様のもとにて心から安らかになられますよう心よりお念仏おとなえさせて頂きます。
南無阿弥陀仏
その子は必ず仏様のもとで心から安心なさり、穏やかにご成仏なさいます。あなたと共に生きてその子はきっと幸せです、そしてこれからもあなた共にあるのです。あなたをこれからもお見守りなさってくださいますからね。
いつの日にかあなたがその人生を全うなさる暁には必ず仏様のもとでその子に再会なさり喜びを分かち合います。どうかそれまでは見守っていてねと心を込めてお念仏おとなえしご供養なさってくださいね。
南無阿弥陀仏
その子はあなたが新たに巡り会えた子を育てていくことを必ず受け入れて心から喜んでくださいます。新たな生命を育み養うことは生きることです。生きる喜びです。
その子に与えた愛情をまた新しい生命に注ぐことであなた自身も養われていくのです。
そうして沢山の生命のご縁を結んでいかれて、共に生きていくのです。
大丈夫です。
どうか沢山の愛情を注いでくださいね。
そしてこれからもその子共にお健やかに生き抜いてくださいね。