家督の考え方
いろいろ調べてもわからず大変困っていた際にこちらのサイトに巡りあいました。よろしくお願いします。
結婚を考えている彼が、私の姓を名のりたいと言っていることに親が激怒し、結婚を反対しています。
我が家は2人姉弟で、弟が家を継ぎ、家(先祖やお墓)の面倒を見ることになっているのですが、長女の私が結婚をして、相手がこちらの姓を名乗ると家の面倒を見るのが彼になってしまうからというのが親のいい分です。
婿養子にはいるのではなく姓を名乗るだけなのですが、宗教的にはそうなってしまうのでしょうか。
また、宗派によって違うのでしょうか?
彼との結婚を諦めるつもりはありませんが、出来れば、親にも祝福してもらって結婚したいです。アドバイスをよろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
何の問題もありませんよ。
別に、名字を名乗った方の 宗教を継がなければという決まりはありませんよ。
それに、結婚は、家族が増えるということ。どちらの親も、あなた方の両親です。気にかけながら、どちらの親も大事にしてさしあげてね。
どちらの姓になっても、夫婦別姓でも、何の問題もないと思いますが。何故、あなた側の姓を名乗りたいのか、その理由、こだわりをきちんと 親に説明なさったらどうでしょうか。反対されても、納得していただくまで、何度も足を運んで。
結婚すると、両家 様々な意見の相違も出てくるでしょう。ここで、きちんと説明もできないようであれば、前途多難です。
頑張ってね(*^^*)そして、幸せになろう。
現在の法律では「家督」という概念は無いが
現在の戸籍法では、婚姻届けを出す時に、どちらの苗字を名乗ることににするのかを決めて、「夫の氏」「妻の氏」と有る欄のいずれかにチェックします。そのチェックすることで、夫側・妻側どちらの姓を名乗るかが決まります。このチェックによって決まるのは、新婚夫婦の戸籍(婚姻届けを出すことで、それぞれの実家の戸籍から抜け夫婦の戸籍が新しく作られる)筆頭者です。妻側の氏を選べば、妻がが新戸籍の筆頭者になります。
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長女の私が結婚をして、相手がこちらの姓を名乗ると家の面倒を見るのが彼になってしまうからという
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これは、御両親の勘違いです。単なる思い込みです。但し、結婚して新郎が新婦側の姓を名乗るというのは、いわゆる婿養子となる場合が多いと思います。新婦側の姓を名乗るというのは、新婦側の親の面倒を見たり、先祖のお墓を引き継ぐという意思表示を伴うことも多いと思います。そういう多くの前例があるから、あなたの御両親がそのように思いこむことも或る程度理解できます。
現在の民法では、家督と言う文言も概念もありません。恐らくあなたの御両親は、「妻側の名字を名乗ると、養子縁組をしたような効力が生じる」と思い込んでいるようですね。それは勘違いです。結婚して彼が妻側の姓を名乗ることで影響することは、妻が戸籍筆頭者になるということだけです。
失礼ですが、「婚姻届け」と「氏の選択」と「戸籍筆頭者」についてきちんと理解しておられますか?それを理解した上で、「彼が妻側の姓を名乗る」と決めたならば、彼の決意はそれなりの理由があってのことだと思います。その理由がしっかりしたものであることを説明し、現在の民法では「妻側の氏を選択したことで、特段の義務や権利が生じることは無い。」旨を丁寧に説明してあげましょう。きちんとした決意を示し、誤解を解きましょう。
宗教、仏教とは、直接の係わりは無いと思います。
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
姓を名乗る事で、宗教的にも家を継ぐことになるわけではないことがわかって安心しました。
親にも話してみます。
こちらのサイトとご縁があってよかったです。
吉田さま、中田さま本当にありがとうございました!