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妻の不倫

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はじめまして。お忙しい中失礼します。

現在、私の妻に対する愛情不足、思いやりの無さ、金銭など価値観の違いが原因で不倫をされております。

数年前から変だと思っておりましたが、8月から家庭に持ち込む様になり思い切ってラインを通じて話しました所、愛情は薄れただの家族との返事。また、話し合いでは戻れないと。

その後、子供達の前でも無視や殺気があり、先日子供達の前だけではやめてと話した所、現在は改めた感じです。

今後、妻と家族とは上手くやっていけるでしょうか?
また、妻の不倫は続いております。

よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたはあなたで詫びる。後は本人の人間性の問題。

あなたが奥様と関係を修復したいのであれば、まず一度、不倫を許す。
そして、全部心を入れ替える。
まずは、直接浮気相手に会ってでも、関係を断ってもらう。
奧さんが浮気相手との関係を続けたければ、離婚を選択してもらう。
それでも関係を続けるなら訴える。
でないとあなたがおかしくなります。
あなたの尊厳はあなたの尊厳。
奧さんが不倫に走ったのは、原因の数割はあなたにもある。
だからといって、それでも奧さんに、浮気、不倫を正当化させない。
あなたも、浮気、不倫をされるほどになるまで、奥様に対して不満、不足を与えたことに向き合う。
子供たちには哀しい思いをさせないようにする。
子供たちにはある程度ばれていると思います。
子供の前でまず「お父さんが悪かった、これからは心を入れ替える」ということをお母さんと子供たちに対して謝る。
そこでは、お母さんの不倫に対してはとやかく責めない。
奧さんは家族に向き合わざるを得ない。
そこで恥じらいを覚えない女性であれば、ただのエゴのカタマリでしょうから、すくいようがありません。
もし、それでも家族を優先させなければ、あなたの奥さんは、子供より自分を優先して生きています。
付き合っているママ友の影響も大きいと思います。
それでも、ひたむきに誤ってください。
奧様の女性としての尊厳を奪ってしまったのはあなたなのですから。
そこを埋めて差し上げる事。
渇いていたからこそ、他人のやさしさにたなびいてしまったことを許してあげる度量を持つ事。すべて、子供たち、家族の為です。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

結婚生活を続けるのは困難かもしれません

たいへん申し上げにくいことですが、結婚生活をお続けになるのは困難かもしれません。

同じ不倫といっても男性の場合は浮気(浮ついた気持ち)でそうなってしまうことが多いと思います。これに対して女性の場合は意を決して不倫に踏み切るという覚悟を決めてそうしておられる方が男性に比べて多いように思います。だから、文面を拝読していても、はっきりとあなたとの生活を否定し隠そうとしておられないということなのでしょう(誤読しているのかもしれませんが)。

現在の環境のなかでお育ちになるお子さんのことを思うと、お子さんにとってもよいとは思えません。だからといって、さっさと離婚せよというのでもありません。できるだけそうならないように、まずよく話し合われるのがよいと思います。よい家庭を再構築することを目指して、腹蔵なくお互いの思いやお考えをぶつけあうことかと思います。もしかしたら、どこかに解決の糸口があるかもしれません。難しいかもしれませんが、諦めないでください。

そして、どうしても残念な結論しか出ないのでしたら、相手方と法的に争わなければならなくなるので、自分が有利になるよう早めに法律の専門家にご相談になることです。

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おきもち

個別相談可能
私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な者ではありません。むしろその逆で、しょっちゅう周りの方々にお尋ねして、教えてもらって生きています。質問について考え、答えようと悩むことで私自身が学び、僧侶として少しでも成長していけたら、と思っています。 youtube法話を始めました。私の名前ですぐ見つけていただきます。
本堂までWi-Fiの電波が届かないので、お内仏(家のお仏壇)のお部屋でお話します。

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